赤ちゃん学 理想の学校・ブラックな学校

講座139 出前授業「赤ちゃん学」1000名達成

投稿日:2021年8月4日 更新日:

小中高校生に実施している出前授業「赤ちゃん学」の受講者数が1000名を突破しました。

ここまで2年かかりました。

次は1万名を目指します。

ぜひ、みなさんの力を貸してください!

今回はこの授業の仕組みを解説したいと思います。

 目 次
1.オンライン(ハイブリッド型)出前授業
2.はじめのあいさつ
3.児童生徒の感想
4.この授業の目的
5.申込方法

1.オンライン(ハイブリッド型)出前授業

この授業の基本はオンラインなんです。

現場の教室とYouTubeとを組み合わせたものなので「ハイブリッド」とも言います。

私は画面の中に登場して生徒に問題を出します。

答えを解説するのも私です。

先生は教室にいて、

「では最初の問題です!」と言ってポチっとするだけです。

問題が終わったら生徒同士に相談させたり、指名して発表させたりします。

それが終わったら、

「では答えを見て見ましょう!」なんて言って、またポチっとします。

画面の中の私が解説します。

生徒が「へえー」とか「マジで!」とか言って盛り上がります。

そんな感じで10問やって、最後に感想を書いて終わりです。

私と現場の先生とがハイブリッドで実施する授業になっています。

(もちろん無料です)

2.はじめのあいさつ

最初は「リアル(対面型)」でした。コロナ前でしたしね。

「ppt」とあるのは「PowerPoint」です。スライドを提供して授業をしてもらいました。

でも、これだと授業をする先生は本人一人です。

授業の進め方などを事前に準備しなければなりません。

その時、世の中で「オンライン授業」が流行り出しました。

私はYouTubeを勉強していたので、自分の授業を動画にして、

先生方が「すぐに」教室で授業をできるように仕組みを整えました。

パソコンでもできますが、先生が持っているスマホをテレビにつなぐだけでも出来ます。

ほとんど準備が要らない仕組みにしました。

授業のはじめのあいさつまで作ってあります。ご覧ください。

3.児童生徒の感想

授業の成功率は99.9%です。

私がリアルでやっても、各地の先生方がオンラインでやっても、変わりません。

まったくと言っていいほど「同じ感想」「同じ手応え」があります。

よく出る感想を簡単に並べてみます。

今、知ってよかった。

忘れないようにしたい。

子どもを産みたいと思っていたので勉強になった。

父親として奥さんを手伝ってあげたいと思った。

赤ちゃんについて今まで知っていたことと全然ちがって驚いた。

自分もこうやって育てられたんだなあと分かった。お母さんに感謝したい。

とにかく楽しかった。

NHKのニュースで公開された感想もありますのでこちらもご覧ください。

もっと詳しい感想を見たい方は、こちらにあります。

【感想】:A高校 B高校 C高校(定時制) A中学 B中学 小学校

4.この授業の目的

話せば長くなるので、今回はなるべく短く、なるべく端的にまとめてみたいと思います。

最初の動機はこれでした。

1.虐待をなくしたい

2019年度の虐待件数が19万3780件ですから、きっと今は20万件を超えているんじゃないでしょうか。

子どもの数は減っているのにこれですから確率は増えています。

で、赤ちゃんへの揺さぶりの危険性について授業で扱うと、

多くの生徒が「知らなかった」と驚きます。

知らないで虐待している。

その可能性は十分にあると思います。

そして、それは今まで誰からも教えられていないのですから、ある意味仕方ないのです。

だから私が教えようと思いました。

2.学校教育で教えられていないという事実

小中高校の教科書や学習指導要領を調べましたが、「子育ての仕方」は出て来ません。

少しだけ出て来るのは中高の家庭科で扱う「保育」です。

でもこれは「他人の子」としての発達や接し方なんです。

自分事として勉強する機会がないのです。

そこで私が自分で授業を作ろうと思いました。

3.幸せな家庭を増やしたい

「子育て」のことを調べていくうちに「大事なポイント」や「全体像」が見えて来ました。

0歳~25歳までの発達を視野に入れて、どうすれば「幸せ」になれるかをずっと考えて来ました。

そんなことをしていると、「その結論を共有したい!」という思いが強くなるじゃないですか。

33年間ずっと授業ばかりやって来たので、「自分が出来ること」としてこの活動を選びました。

そして、その33年間の中で、苦労する先生方の姿も見てきました。

小学校も中学校も現場は大変です。

本当はもっと「楽しい授業」「わかりやすい授業」に力を入れたいのですが、

それ以外の事に時間を取られます。

忙殺されると言っても過言ではありません。自殺してしまう仲間もいます。

だから思うのです。

乳幼児期の育て方を「幸せ」にすれば、

それ以降には、親も、学校も、関わる社会も、みんな「幸せ」になれるのにな、と。

4.先生方が本務である「授業」に全力を向けられる環境をつくりたい

以上の4つが私の動機となっています。

だから、「子育てwin3計画(win-win-win)」という名前を付けました。

このことについては、先日、村野聡先生のYouTubeチャンネルで紹介させていただきましたので、

もしよろしければこちらの動画もご覧ください。

5.申込方法

最後に出前授業「赤ちゃん学」の申し込み方法です。

「赤ちゃん学」は学校でもできますし、家庭でもできます。

【申込方法(学校の場合)】次のフォームからお問い合わせください。

 「子育てwin3計画」問い合わせフォーム (無料)

次の事項が必要になります。

(1)学校名
(2)担当者名
(3)学年・参加人数
(4)実施月日・実施時刻
(5)ご連絡先メールアドレス(学校または個人)

【申込方法(家庭の場合)】

「おうちで赤ちゃん学」申し込みフォーム(有料)

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