0~1歳半(乳児期) 赤ちゃん学 理想の学校・ブラックな学校

小学生が「赤ちゃんの育て方」を学んだら!

投稿日:2021年2月15日 更新日:

2021年2月18日(木)5時間目実施

青森県A小学校6年生21名

小学生が「赤ちゃん学」を受けるのは初めてです。

どんな感想が出るのか楽しみにしていました!

 目 次
1.「助かりました」
2.「親になる時まで覚えておきたいです」
3.「コミニュケーションなんか取らなくていいと思っていた」
4.「ご飯やおむつの取り替え寝ることだけで育つと思っていました」
5.「自分に自信がついた」
6.質問:男の人は、女の人が赤ちゃんと接している時、どのような行動をすれば良いですか?
7.「今よりもっと多くコミニュケーションをとっていきたいと思います。」

1.「助かりました」

赤ちゃんのことがわからないことだらけだったので助かりました。赤ちゃんのことで、これが合っていると思っていたのが全然違っていたので赤ちゃんのことをもっと知りたいと思いました。

まず、この「助かりました」という感想ですね。

このような積極的な言葉が出て来るということは「やって正解」ということです。小学生でもこの授業の内容を「自分事」としてとらえているわけです。

それにしても「助かりました」なんて、すごい主体的ですね!

2.「親になる時まで覚えておきたいです」

今まで知らなかったことを覚えることができました。自分が親になる時まで、今日のことを覚えておきたいです。習ったことを活かして子育てできるようにしたいです。赤ちゃんが楽に過ごせるような環境を作ったり、外に出て一緒に散歩をしたりして、赤ちゃんにストレスがたまらないようにも気をつけたいです。

これはもう決定的な感想ですね。

いつでも実践に入れそうな積極的な感想ですね!りっぱ!

3.「コミニュケーションなんか取らなくていいと思っていた

赤ちゃんはよく寝るし、しゃべれないのでコミニュケーションなんか取らなくていいと思っていたけど、赤ちゃん学を見てわかりました。

これ、ありますよね。大人だってあるでしょうね。

こんな風に素直に書いてくれるのはありがたいことです。

「でも、そう思っている大人は結構いるんだよ!」

「あなたはここで勉強できてよかったね!」

そう言ってあげたいです。

4.「ご飯やおむつの取り替え寝ることだけで育つと思っていました

この授業をする前、ご飯やおむつの取り替え寝ることだけで育つと思っていました。でもそれだけではなく、母親の一生懸命な努力と愛情が赤ちゃんを育てる上で大切なんだなと思いました。

これもそうなんですよね。

そう思ったまま大人になり、親となり、ギリギリ親になってから勉強するのが現在の日本の仕組みなんです。

でも、子育てのことを主体的に考えるのは「ギリギリ」じゃなくていいんです。

小学生でも「自分事」としてとらえられるのです。

そのことをみなさんが示してくれました。

5.「自分に自信がついた

10問だけの問題だったけど、知らないことを何十個も覚えた気分で、自分に自信がついた。今まで赤ちゃんに対して、どうしたらいいだろう、怪我させたらどうしようと恐怖心でいっぱいだったけど、今回の授業で、こうしたらいいのか、なるほど、気をつけようと思った。人見知りもなんでするのかはっきりしなかったため、知れてすっきりした。成長の3点セットを守ろうと思う。

この感想は「目からうろこ」でしたね。

問題は10問だったけど、何十個も覚えた気分で「自信がついた」「すっきりした」とまで言ってくれました。

知識は子どもたちの「自信」になるのですね。

逆に、感動させられました。

6.質問:男の人は、女の人が赤ちゃんと接している時、どのような行動をすれば良いですか?

一日にたくさんコミニュケーションをとって、早く赤ちゃんと仲良くなりたいです。赤ちゃんにはぐっすり寝てもらうために、よく遊ばせるようにします。あと、たくさん泣いて欲しいです。今回はこのような授業をしてくださり、ありがとうございました。質問。男の人は、女の人が赤ちゃんと接している時、どのような行動をすれば良いですか。教えてください。

この男の子の感想には考えさせられましたね。

育児と言えば、どうしても母親が中心になってしまい、男の人は「何を・どうしたらいいのかわからない」なんて情けない状態になりますよね。

小学校6年生のこの男の子は、「一日にたくさんコミュニケーションをとって」「よく遊ばせ」「たくさん泣いて欲しいです」なんて書いてます!

これ、すごいですよね。

6年男子にして、すでに「子育て」に理解があるということです。

しかも、質問がすごい!

「男の人は、女の人が赤ちゃんと接している時、どのような行動をすれば良いですか?」

これはもう「自分事」を超えて、「奥さんの事」を想っているわけです。

子育ての大変さ、大切さがわかった男子は、「奥さんの事」を想うようになるのですね。

こういう男性を増やしたいと思いました。

小学校でも「赤ちゃん学」を広めましょう!

7.「今よりもっと多くコミニュケーションをとっていきたいと思います。

僕には10歳離れた弟がいます。生まれた時から見ているので問題は楽勝だと思っていました。でも思ったよりも知らなかったことが多く、それぞれ深い意味があり、聞いて納得しました。これからは、今よりもっと多くコミニュケーションをとっていきたいと思います。ありがとうございました。

弟や妹がまだ小さい家庭がいくつかありました。

そんな子の感想は、こんな風に「もっと相手をしてあげたい」といった感想が見られました。

「赤ちゃん学」は兄弟関係もよくしてくれるのですね。

このほか、「お母さんやお父さんに教えてあげたい」という感想もありました。

これからは小学校でも「赤ちゃん学」を広めていきたいと思います。

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