1歳半~6歳(幼児期) 6~12歳(児童期)

講座197 「よい子」の育て方 ③

投稿日:2021年12月21日 更新日:

今回は「よい子」の問題点の最後です。

別の講座で何度か取り上げたのですけど、わかりますか?

 目 次
1.「よい子」の問題点③
2.まとめ

1.「よい子」の問題点③

「よい子」の親のタイプを思い出してください。2つありました。

C 過干渉タイプ(子:「親が言うので…」)
D 過心配タイプ(子:「親が心配するので…」)

「親が言うので」という子は、親の言うことを聞く素直な子です。

だから「よい子」なのです。

「親が心配するので…」という子は、親思いの優しい子です。

だから「よい子」なのです。

「よい子」は、ずっとよい子なら理想的です。

でも、現実はそうじゃないんです。

過干渉や過心配タイプの親のもとで言うことを聞くのはシングルエイジ(9歳まで)の間です。

10歳を超えると次の時期が待っています。

思 春 期

思春期には「5つの特徴」があるということを講座135で書きました。

3.挫折を経験する

挫折の中身も紹介しました。

どんな挫折か覚えてますか?

大きなのは次の3つです。

(1)友達関係
(2)恋愛関係
(3)勉強・受験関係

親よちも「友達」を大事にする時期です。

そこでの失敗は本人にとっては「大きな挫折」となります。

恋愛にも目覚めます。

失恋もまた「大きな挫折」です。

勉強・受験。

中学校になると勉強内容が途端に難しくなります。

しかも、中学校の先生は小学校の先生と違います。

小学校の先生は子どもが勉強でつまずくと「先生の教え方が悪かった」と思います。

中学校の先生は生徒がつまずと「ちゃんと勉強しろ」と突き放します。

これは文化の違いなのです。

中学校には「生徒を子ども扱いしない」という文化があります。

義務教育の最後。社会に送り出す責任。

そういう立場があるので「自主自立」を重視します。

何でも先生が助けてくれるわけではないのです。

でも(だから)、そこで挫折する生徒も出てきます。

(1)友達関係
(2)恋愛関係
(3)勉強・受験関係

人生で恐らく初めての「大きな挫折」。

それを知った「よい子」の心の中は次のように動きます。

自分は、これまでずっと、親の言うことを聞いて来た。
親が言うから、親が心配するかた、ずっとその通りやって来た。
なのに、


こうなった。

この結論がこうなります。

親が悪い。

非行に走ったり、家の中で包丁を持って暴れたりするわけですね。

このようなことが問題の③です。

2.まとめ

講座189 「悪い子」の育て方①

講座190 「悪い子」の育て方②

講座193 「よい子」の育て方①

講座196 「よい子」の育て方②

この講座 「よい子」の育て方③

ここまでをまとめます。

どうしてそうなるのか?

脳の働き方も復習しましょう。

スライドの上下関係をひっくり返します。

人間の脳は単純化すると「二階建て」です。

「叱り過ぎ」も「放置し過ぎ」も動物脳(感情・本能)を刺激します。

それは「生きるため・自分を守るため」の仕組みです。

「干渉し過ぎ」「心配し過ぎ」も同じです。

「親に守られたい」も子どもの本能です。

言ってみれば、子どものうちはみんな「よい子」なのです。

問題は「過ぎること」です。

AもBもCもDも、

「過ぎること」は、人間脳が発達する機会を減少させます。

ですから「過ぎないこと」が大切です。

別な言葉で、これを「普通」と言います。

「普通」とは、脳が安心安全状態であることを意味します。

「普通」に育てると、脳は発達します。

なぜなら、子どもは皆、自分で発達するように出来ているからです。

これを「その子らしさ」とか「子どもの可能性」などと表現することもあります。

ですから、

「普通」に育てれば、個性は発揮されます。

その逆が「個性をつぶす」です。

「普通」に育てれば、可能性は発揮されます。

その逆が「可能性をつぶす」です。

我が子を立派に育てあげた人に対して、

「どんな子育てをされたんですか?」と聞くと、

「いやあ、なんにもしてないんですけどねえ」などと答える場合がありますよね。

その親は「普通」に育てたんですけどねえと言ってるわけです。

ということで、

これ以外は普通に育ちますよ、というのがまとめです。

そして、その「普通」の子育てをまとめたのが、「幸せの子育てマップ」です。

ぜひ、冷蔵庫の横やトイレの壁などに貼って、時々思い出してください。

■❝意識高い系❞子育てメルマガ「子育てwin3マガジン」

無料です。

広告は一切ありません。

❝無理しない!悔やまない!明日も仕事!❞ をモットーに更新情報を配信!

文章量の少ないスマートなメルマガです。

空メールを送信していただくだけで手続きは完了です。

解除はいつでも可能です。料金は一切発生しません。

【申し込みページ】

-1歳半~6歳(幼児期), 6~12歳(児童期)

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

講座310 就学時健康診断の落とし穴

4月に一年生になるお子さんは10月前後に健康診断を受けると思います。 これを「就学時健康診断」と言います。 この時に簡単な「知能検査」を実施する市町村があると思います。 保護者の間では、その結果にドキ …

講座305 ウソをつく子への対応

子どものウソには発達段階があります。 試しに「ウソ 発達段階」で検索してみて下さい。 たくさんの記事がヒットします。 今回はそうした記事の中からいくつかを取り上げて、ウソの種類とその対応方法を解説しま …

講座301 思いやりを育てる方法(後編)

ーーー 男たちに金を払ったのはなぜ? 言われたから。 ーーー 悔しくなかった? ……サンキューって言ってくれる人もいた。 ーーー 売春は嫌だった? そうだけど、他にすることないし…。 ーーー 後悔して …

講座300 思いやりを育てる方法(中編)

「思いやりの育て方」(講座299)の続きです。 前回は①~④を解説しました。 今回は⑤と⑥です。 ①大人からの視線によって「人との二項関係」を築く(新生児期~)②おもちゃによって「物との二項関係」を築 …

講座299 思いやりを育てる方法(前編)

 目 次 1.こんな子に育って欲しいランキング2.「思いやり」とは3.言葉にしてあげる4.相手の気持ちを想像する力5.まとめ 1.こんな子に育って欲しいランキング みなさんは我が子に対して、どんな子に …

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。