講座17 街で見かけた理不尽な叱り方・序章


フードコートで、母親が、

「てめーこぼすなよ!」

と、2歳ぐらいの子に言っていました。

いや、無理でしょ!


ありますねー。

私もよく見かけます。

悲しいですよねー。

でも、いつも私は、

どうすることもできないままなんです。

それがどうしてダメなのかを

伝えてあげることができないまま、

生きてきました。

そして、ある時、答えを見つけました。

直接が無理なら間接的に伝えればいいじゃないか!

そのお母さんに伝えることができなくても、

そういう親が一人でも少なるように、

世の中に伝えて行けばいいじゃないか!

そう考えて、

「子育て」に関する勉強だけを始めました。

「だけ」というには、わけがあります。

私は33年間、学校の教員をしてきました。

教員時代は、いろんなことを勉強しました。

教師って、いろんなことを勉強しなきゃならないんです。

「明日の工作の準備をどうしようか!」

「今後、世界情勢はどうなっていくのだろうか?」

「教室に右足から入るか左足から入るか?」

「宴会の席ではどこにに座り、どのように振舞うべきか!」

「チョークはどのメーカーがいいか?」

「子どもの長靴の中は濡れていないか?」

「勉強すること」によって、そういうスキルを身につけてきました。

でも、ある時、限界を感じたんです。

何の教科だったかは忘れましたが、6時間目の授業の時でした。

「ああ、疲れたなあ」と思って、

休むために椅子に座ったのです。

まだ授業の途中です。

「自分が休むために」椅子に座ったのです。

ハッとしましたね。

授業者としてはマイナスの行為なんです。

視界が狭まるからです。

困っている子の表情とかが見えなくなるんです。

それで、あきらめましたね。

「もういいや」って。

それで、教師としていろんなことを勉強するのをやめて、

残りの人生をどう生きるか決めました。

「子育て」については、けっこう勉強していたので、

「子育てだけ」に的を絞ろうと決めたんです。

それで、教師を辞めて、こんな活動をしているというわけです。

活動する中で、様々な人と出会いました。

現役子育て世代の仲間も出来ました。

仲間といっしょに「子どもの事実」に基づいて、

様々なチャレンジをしています。

子育ての全体構造図」はその成果の一つです。

そして今は、「理不尽な叱り方」について調査・研究中です。

2歳児に対する「てめーこぼすなよ!」は、

その最初の事例なんです。

これがどうして駄目なのか。

他にどんな事例があるのか。

お正月明けに公開していきたいと思います。

皆様、良いお年を!

今年の出会いに感謝しつつ。

この記事に投げ銭!

水野 正司

子育て応援クリエイター:「人によし!」「自分によし!」「世の中によし!」の【win-win-win】になる活動を創造しています。

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