理想の学校・ブラックな学校

講座95 学校の先生の「普通の一日」【解説編③】話す・使う・出す・観る

投稿日:2021年5月3日 更新日:

 目 次
1.子どもたちの前で「話す」
2.教室を「使う」
3.宿題を「出す」
4.子どもたちを「観る」

1.子どもたちの前で「話す」

当たり前ですが教師は子どもたちの前で話さなければなりません。

「話す」という行為は教師にとって大切な仕事です。仕事の中心です。

ですから教師は「話し方」を意識しています。

アナウンサーと同じです。

話し方を意識して、相手に伝わるように、

授業に効果的であるようにスキルを磨く必要があります。

では、一時間目「総合」のラストの場面から、教師の話し方に注目して再生してみましょう。

どうでしたか?

普通の職業の人とは「ちょっと違う話し方」だと思いませんでしたか?

一体、何が違うのでしょう。

(1)リズム
(2)テンポ
(3)抑揚
(4)間
(5)「っぽさ」

こういったところが、実は意識的に鍛えられているんです。

トレーニングを積んでいるというのでしょうか。

スキルを磨いて来た証拠というのでしょうか。

ダラダラしてませんよね。

適度な緊張感と心地よいリズムがあります。

そういうことがわかる話し方なんです。

そして、ここが重要なのですが、

練習するには手本が要る。

意識的に練習するにはお手本となる話し方が必要です。

そのお手本が、玉川大学のの谷教授だと推測されます。(出典:TOSSオリジナル教材

どうですか?

共通するものを感じませんでしたか?

それが、これです。

(1)リズム
(2)テンポ
(3)抑揚
(4)間
(5)「っぽさ」

最後の「っぽさ」といのは「プロっぽさ」というのでしょうか。

「カッコよさ」というのでしょうか。

そういう雰囲気です。

ここまでの感じさせるためには特別な練習が必要だったはずです。

シャドーイング

シャドーイングとは、台本を読むのではなく、聞こえてきた話し方を聞こえてきたまま声に出す練習方法です。

アナウンサーや英会話のレッスンに用いられます。

耳で聞いて「完コピ」です。

イメージして「完コピ」です。

なり切って「完コピ」です。

そうすることによって、アナウンサーなら「アナウンサーっぽい話し方」、

英会話なら「ネイティブっぽい話し方」ができるようになるわけです。

2.教室を「使う」

多くの授業は「教室」で行われます。

現代において、「教室=ICT環境」です。

この教室では天井にプロジェクターが設置されています。当然ですね。

黒板にはスクリーンが設置できます。当然ですね。

教師はパソコンを使っていました。普通です。

しかし、これだけではまだ足りません。

文科省の「GIGAスクール構想」では、

(1)クラウド活用
(2)高速大容量通信環境
(3)1人1台学習者用端末

という「三本の矢」が目標です。

この春にはみなさんの近くの学校も「一人一台」になっていますよね。

GIGAスクール構想の実現

この「総合」の授業における宿題は、

「全員必ずやって来なさい」という旧来型の宿題ではありません。

調べたい子が、調べたい時に、調べたいことを調べるという宿題です。

中には家に帰る前に学校で積極的に調べてしまう子もいます。

それも「あり」です。

昔の教師なら、「宿題なんだから帰ってからやりなさい!」と怒っていたことでしょう。

そんな風に、宿題の在り方も今は変わってきています。

4.子どもたちを「観る」

1時間目が終わった直後の風景です。

先生は職員室に戻りません。

教室で子どもたちの様子を観ています(疲れているようでもあります)。

実はこういったことも教師の仕事です。

教室にいることで、空気が崩れ過ぎないようにしているのかも知れません。

観察することで、集団を次の授業につなげているのかも知れません。

本当の意味での「休憩」は無いわけです。

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