0〜18歳【子育ての全体像】 1歳半~6歳(幼児期)

講座292 「幼児らしさ」って何?

投稿日:2022年8月24日 更新日:

「らしさ」というのが教育や子育てにおいて重要なのだと気づきました。

今回は「幼児らしさ」についてです。

 目 次
1.幼児らしさをひとことで言うと
2.イヤイヤ期
3.なぜなぜ期
4.生活のすべてが遊び
5.熱中すること
6.まとめ

1.幼児らしさをひとことで言うと

「赤ちゃんらしさ」は、《泣く・確かめる・追う》でした。

「幼児らしさ」は何だと思いますか?

赤ちゃんとの違いは《自分から動けるようになった》というところです。

そう考えて、「幼児らしさ」をたった一つの言葉で表しました。

幼児らしさ】遊ぶこと

一つだけに絞るとこれが残ります。

「遊ばない幼児」なんて考えられませんよね。

遊ぶことこそ幼児期最大の特徴だと思います。

でも、他にも「幼児らしさ」の要素はあります。

それらを「遊ぶ」から派生させてみましょう。

まず、幼児が遊ぶためには何が必要かを考えます。

これ、かなり重要です。

母親ならすぐに答えられなきゃいけない問題です。

【問題】幼児が遊ぶためには何が必要か?

「おもちゃ」ですか?

そういう意味ではありません。

「おもちゃ」以前に必要なものです。

ヒントを出しましょう。

このイラストがヒントです。

幼児が遊ぶために必要なもの。

それは「安心」です。

イラストは公園の砂場で遊ぶのを見守っているお母さんです。

公園デビュー間もない頃はこんな感じで「安心」を確保しますよね。

これは一つの例ですが、どこにいても幼児が遊ぶ時には安心が必要です。

家の中でも《お母さんがいてくれる》ってわかっているから安心して遊びます。

少し大きくなって幼稚園に行く時も《お母さんが迎えに来てくれる》ということがわかっているから通園できるようになります。

【幼児らしさ】安心の中で遊ぶこと

2.イヤイヤ期

次に付け足す幼児期のキーワードは何か?

それは幼児期前半に訪れる「イヤイヤ期」です。

自分から動けるようになったことで親の都合や社会のルールにぶつかります。

ここに「幼児らしさ」があらわれます。

①自分の思い通りにしたがる(自主性)が幼児らしさ

②自分でやりたがる(積極性)が幼児らしさ

③自分の感情をうまく表現できないのが幼児らしさ(言葉にしてあげる支援)

④葛藤によって恥や罪悪感を覚えるのが幼児らしさ(枠組みの提示)

⑤葛藤によってコントロール力(自律心)を獲得するのが幼児らしさ

エリクソンの発達段階理論と照らし合わせてみましょう。

【幼児らしさ】
①自分の思い通りにしたがる(自主性)が幼児らしさ
②自分でやりたがる(積極性)が幼児らしさ
③自分の感情をうまく表現できないのが幼児らしさ(言葉にしてあげる支援)
④葛藤によって恥しさや罪悪感を覚えるのが幼児らしさ(枠組みの提示)
⑤葛藤によってコントロール力(自律心)を獲得するのが幼児らしさ

これらのキーワードが幼児期の特徴です。

そして、このようなことは「遊び」や「生活」を通して経験します。

3.なぜなぜ期

これで「幼児らしさ」のだいたいは出たことになりますが、

あと少し補足をします。

【幼児らしさ】なぜなぜ期

3歳前後に見られる「なぜなぜ期(質問期)」も幼児らしさの特徴です。

対応してあげることで、知的好奇心が培われ、世界観を広げます。

小学生になってから「勉強しなさい」と言うのではなく、

幼児期の向学心を大切してあげることが教育の正しい順序です。

4.生活のすべてが遊び

【幼児らしさ】生活のすべてが遊び

幼児にとっては生活のすべてが「遊び」です。

勉強も遊び。

習い事も遊び。

お手伝いも遊び。

楽しいからやるんです。

幼児の生活の中には、人生で初めての体験することが山ほどあります。

5.熱中すること

【幼児らしさ】熱中する

我を忘れて熱中するのも幼児期の特徴です。

小学校にあがってから「集中しなさい」というのではなく、

幼児期の熱中体験(フロー体験)を大切にしてあげることで集中力は育ちます。

多分、大人が根負けするくらいの集中力を持っていると思います。

6.まとめ

【幼児らしさ】
①自分の思い通りにしたがる(自主性)が幼児らしさ
②自分でやりたがる(積極性)が幼児らしさ
③自分の感情をうまく表現できないのが幼児らしさ(言葉にしてあげる支援)
④葛藤によって恥しさや罪悪感を覚えるのが幼児らしさ(枠組みの提示)
⑤葛藤によってコントロール力(自律心)を獲得するのが幼児らしさ


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-0〜18歳【子育ての全体像】, 1歳半~6歳(幼児期)

執筆者:


  1. タミー より:

    3歳を迎える娘が「何でお父ちゃん、海の靴(サンダル)履いてるの?」と夫に聞いていて、娘の成長にやったーと思いました。
    水野先生が発達過程を教えてくださるお陰で、娘の言動から成長を感じられて嬉しいです。
    ありがとうございます。

    • 水野 正司 より:

      「何でお父ちゃん、海の靴(サンダル)履いてるの?」
      普通は履かない。
      ちゃんとした靴じゃない。
      そう思ったのですね。
      でも、説明をされて、「そういう使い方もするのか」と理解すれば世界観は広がります。
      そういうことですね。
      具体例をありがとうございます。

  2. つむちゃんのお母さん より:

    自分の思い通りにならず、わんわん泣いているのも幼児らしさだと思えれば、可愛いものですね。
    4歳の娘は一日に1回は爆発しています(^_^;)
    昨日も歯磨きしよっかと何気なく言ったら「まだお茶飲んでないでしょーーーっ!!」
    と爆発して泣いてしまいました。
    今日思い返すと笑える話なんですが……
    うん、幼児らしいです。

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