講座215 学校は「コロナ」のことをどこまで教えられるか?

日常生活における新型コロナの影響が大きいので「コロナ」について書きます。

子どもたちは新型コロナウィルスのことをどのように理解しているのでしょうか。

学校は「コロナ」のことをどこまで教えているのでしょうか。

緊急的に考えてみたいと思います。

 目 次
1.危ない橋
2.蘊蓄を語る
3.ウィルスは生物か?
4.勉強はするけど結論づけない
5.勉強の意義
6.おまけ

1.危ない橋

教師が「コロナ」のこと話すことって危険じゃないですか。

「ワクチンは打った方がいいのか?」とか、

「コロナはただの風邪だ!」とか、

そういうことを口にしようものならクレームが来てもおかしくありません。

もしかしたら大ニュースになるかも知れません。

でも、担任の先生が世の中の事を全く口にしないというのも寂しいじゃないですか。

それじゃあ、まるでロボットです。

決められた学習内容を淡々と授業するだけ

それならホントにAIで十分ですよね。

朝の会とかで「昨日のニュースみた?」とかやらないんでしょうか?

社会科の授業の途中で「ガソリンは今何円か知ってる人?」とかって脱線しないんでしょうか?

昔なら、アポロ11号の月面着陸を教室のテレビで見せていた学校もあったと思います。

月面着陸だって「ウソの報道だ」という陰謀論を唱える人もいます。

突き詰めていたら学校の先生は何も語れなくなってしまうようで胸が痛みます。

2.蘊蓄を語る

さて、コロナです。

今、自分が教師だったらどうしているだろうと考えました。

きっと偉そうに蘊蓄(ウンチク)を語っていたんじゃないかと思うのです。

こんな風に…

「みんな、ウィルスって聞いたことあるでしょ」

「あれ、生きものだと思う? 生きものじゃないと思う?」

(しばし、やりとり)

「生きものだって言うためにはね、条件が3つ必要なんです!」

 ①細胞「膜」がある。

 ②自分でエネルギーを作れる

 ③自分のコピーを作れる

「さあ、ウィルスは、この3つに当てはまるでしょうか?」

そんなことをやるような気がするんです。

ここまでだったら世間からクレームは来ませんよね。

3.ウィルスは生物か?

ここでですね。チョークを持つような気がします。

黒板に「細胞」を書くんです。

まあ、こんな感じで「膜」があるかどうかです。

で、ウィルスはどうか?

これがですね。

膜(エンベロープ)を持つタイプと持たないタイプがあるんです。

新型コロナウィルスは膜を持つウィルスです。

この膜(エンベロープ)はアルコールに弱いので、私たちはアルコール消毒をしているわけですね。

反対に、膜(エンベロープ)を持たないウィルスはアルコールに反応しません。

ノロウィルスとかロタウィルスがそうです。

こちらは塩素系で消毒しなければなりませんね。

話を戻しますと、

新型コロナには膜があります。

でも、自分でエネルギーは作れません。

ウィルスは人間の細胞に侵入してエネルギーをもらって、自分のコピーを作ります。

つまり、

(1)細胞「膜」がある(ものもある)

(2)自分でエネルギーは作れない

(3)自分のコピーは作れる

ということで「3つの条件」を満たしていません。

だから、

生きものではない!

と考えるのが一般的です。

4.勉強はするけど結論づけない

でも、決めつけるのはまだ早いのです。

新型コロナウィルスを例にすれば、

「自分でエネルギーは作れない」けれど、

「細胞膜」を持っていますし、「コピー」も作れます。

生きものに近いですよね。

だから、研究者の中には、

生きもの」と考えてもいいんじゃないか!

とか、

生物と無生物の中間なんじゃないか!

とか、

いろんな考え方が存在しています。

そもそも「3つの条件」がそれでいいかどうかによって結論が違ってきます。

だから、「考え方によって結論は異なる」と先生は思いました!

といように語れば問題はないと思うのですが、

家に帰ってから我が子が、

「今日ね。先生からコロナのことを教えてもらったよ!」

とだけ言われて早とちりしてしまう保護者がいないとも限りません。

学校の先生は微妙な立場に立たされていると思います。

5.勉強の意義

でも、ですよ。

教師の意図って、そんなんじゃないんです。

朝の会で、今のような話を聞いたら何が違いますか?

いずれにせよ、実際の生活では「消毒」ってしますよね。

今の話を聞けば「どうしてアルコールで消毒しているか」の意味がわかりますよね。

子どもにとって意味のあることだと思うのです。

では、

アルコールで消毒をしている理由を知っているのと、知らないのでは何が違うでしょう。

難しいですね。うまく答えられないと思います。

大して違わないような気がします。

でも、何かが違うような気がします。

その「何か」って何でしょう?

それが「勉強」の意義だと思うのです。

そして、「大人だって勉強するんだ」という姿を見せることって大切だと思うのです。

6.おまけ

蛇足で「消毒液の使い過ぎ」についてです。

皮膚には日常的に1cm²あたり10万匹以上の常在菌がいるそうです。

これらの菌はバランスを保って新たな菌の侵入を防いでいます。

ですから消毒液の使いすぎは肌の細菌バランスを崩し、

かえって病原菌が入ってきやすくなってしまう可能性があると言われています。

ちなみに界面活性剤というのは石鹸のことです。

アルコールよりは強力ではありませんが、効き目はあるということです。

効き目は「洗い方」にもよります。

どの程度の効き目があるかを厚生労働省が示しています。

また蘊蓄を語ってしまいました。(^^)/

この記事に投げ銭!

水野 正司

子育て応援クリエイター:「人によし!」「自分によし!」「世の中によし!」の【win-win-win】になる活動を創造しています。

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です