講座151 親は「お守り」
二学期が始まりました。
子どもたちは元気に登校しているでしょうか。
今日は素敵なエピソードを紹介します。
2.親は「お守り」
3.当日の報告
4.負の体験
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1. お守りとして連絡帳に一言書く!
Kさんからの報告です。
明日から夏休み明け。
久々だと緊張してしまう長男くん。
習い事も夏休み明けはドキドキすると言ってお腹下してました。(^^)
(終わったら楽しかった!と言って帰ってきましたが)
ママの会で相談すると、先輩ママから
お守りとして連絡帳に一言書く!
という素敵な解決策と書き方を伝授していただきました。(⋈◍>◡<◍)。✧♡
本人に確認すると「軽く書いて欲しい」と言っていたので軽く書くことに。
(息子は不安があると連絡帳に書いてくれと言うタイプ。その旨は先生にもお伝えしてあります)
学校大好きな息子も休み明けは緊張しています!という話でした。
そうは見えなくても登校前に色々あるご家庭は多そうです。
(日曜日に保育園の同級生達に会って色々話しました:うふふ:)
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2.親は「お守り」
これはいい方法ですね!
この子だけではなく、学期初めに不安を抱える子は少なくありません。
Kさんは言います。
うちの子だけかと思いきや、意外と多かったのでご報告しておきたくて
再スタートには思った以上にエネルギーもってかれる子もいます。
宿題終わってないとか単純な理由だけじゃないんですね。自戒も込めてます。
そうなんです!
宿題が終わってないとかだけじゃないんです。
再スタートには思った以上にエネルギーを使う
大人だってそうですよね。
緊張するものです。
どうしてかは意識できない場合がほとんどです。
夏休みの出来事を発表するのかな? とか
自由研究はこれで大丈夫だろうか? とか
友だちと久しぶりに会うなあ… とか
そんな小っちゃな事でも知らず知らずのうちに緊張するものです。
小学生になっても親は心の支え
「連絡帳に書いてあげようか?」
さりげない一言で子どもは安心します。
Kさんのように、我が子に確認してから書いてあげるのがいいですね。
この子のように「軽く書いて!」と言う場合もありますし、
親が心配してくれただけで「大丈夫!」となる場合もあるでしょう。
いずれにしても「お守り」になりますね。
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3.当日の報告
さて、登校当日の報告です。
「学校着いたら最初に何するか忘れちゃった。゚(゚´ω`゚)゚」
「忘れ物あったらどうしよう。゚(゚´ω`゚)゚」
と言いつつ友達2人を呼びながら登校完了!
不安は口にするものの行きたくない、とは言いませんでした。
お友達と学校着いたらどんな準備をするか思い出しながら行きました。
荷物が多いのでお見送り保護者も多かったです。
うちも雨降ってたら工作は後日持たせる予定でした
給食なし。午前授業なのでお昼食べながら話をよく聞きたいと思います
お兄ちゃんが学校入っていったら弟くんの方が大泣きでした
ずっと一緒だったもんね〜
今日はすぐ帰ってくるよ〜
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4.負の体験
不安は口にするものの行きたくない、とは言いませんでした。
やっぱり不安だったのですね。
でも、無事に登校できてよかったです。
その後の報告によると、何事もなかったかのように楽しそうに帰って来たそうです。
そんなものですよね。
でも、このエピソードを振り返ってみて下さい。
この子が、この日に体験したことには大きな価値があります。
何だと思いますか?
それは、「乗り越えた」ということです。
夏休み明け初日、再スタートの日を自分で乗り越えたのです。
「何事もなかったかのように楽しそうに帰って来た 」というのはそういうことですよね。
このことをもっと深掘りしますよ。
これは「不安を自分で乗り越えた」という出来事です。
お母さんを心の支えにしながらも、平気で帰って来られた。
それは「不安を乗り越えられた」という体験です。
「不安体験」や「失敗体験」はお金では買えません。
成功体験ならばお金を出して体験できるサービスがありますが、
負の体験というのは作り出すことができないものです。
日常生活の中で自然にぶち当たるものです。
そして、そうした「小さな体験」の積み重ねが、挫折を乗り越える力になるのです。
今、コロナ禍によって日常生活が制限されています。
学校生活というのはお金では買えない貴重な社会生活です。
そして、よい経験ばかりに価値があるのではなく、
それを通して生じた「不安」や「失敗」は貴重な教育の場です。
この出来事は小さいようですけど小さいから価値があるのです。
Kさん、素敵な報告をありがとうございました。