講座54 5歳児にとっての「10分」は大人の「1時間」
先日、孫と遊びました。
途中で私がヘトヘトになって「ちょっと休ませて!」と言いました。
5秒間くらい、その場がシーンとなりました。
すると、孫が叫びました。
あー!退屈!!
そこで思い出したのが「ジャネーの法則」です!
「ジャネーの法則」によると、10歳の子が感じる「1年間」が、20歳では「半年」、30歳では「4ヶ月」…になります。
私は60歳に近いですから、1年が「2ヶ月」に感じることになります。
いやー、確かに最近は1日が過ぎるのが早いなと思っていました。
1週間であっても「あっという間」に感じます。
ジャネーの法則は心理学の立場からの説であって、科学的には実証できていません。ただ、実感としては通じるところがありますよね。
数値が正しいかどうかはわかりませんが、大切なのは、
子どもと大人では時間感覚が違う。
というところではないでしょうか。
私が感じた「5秒間」と孫が感じた「5秒間」は、同じではないという実感はあります。
反比例というと難しいので単純計算する方法があります。
子どもの時間感覚は大人の約6倍
これを使うと、私の「5秒間」は孫にとっての「30秒間」です。
私は5秒休んだつもりでも、孫にとっては30秒間もシーンとした時間が続いたことになります。
そりゃあ、「退屈だあー!」ってなりますよね。
子どもに対して「10分待って」というのは「1時間待って」と同じです。
大人が子どもに「ちょっと待っててね」と軽く言っても、その「ちょっと」は本当に「ちょっと」なのか怪しいですよね。
学校で授業が1分間延びるのは子どもにとってつらいものです。
休み時間を5分も削られたら、たまったものではありません。
昔の学校は、休み時間の終わりを告げる前に「予鈴」というチャイムを鳴らしました。大抵は「5分前」です。
でも、子どもにとっての5分は30分と「同じ」です。
「30分も前に鳴らさないでよ!」といった感覚なのでしょうね。
もしかすると「1分前」で戻れるのかも知れませんね。(笑)
いやいや。それよりも、
コロナによる休校はもっとつらいでしょうね。
子どもには「退屈」という言葉が似合いません。
何かに没頭している方が「子どもらしい」と思います。
子どもが子どもらしく生活できる環境を工夫するのが、社会の役目、私たち大人の役目かもしれません。
関連ブログを一つ紹介して終わります。
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新しいことに挑戦することで脳が活性化する
子供の時間感覚。たいへん参考になりました。かつては自分も同じ感覚だったはずですね。特に授業時間を延長することは死活問題ですね。現場の先生に教えてあげたい。予鈴の感覚もなるほどと思いました。今後も楽しみにしています。
ありがとうございます!
年寄りこそ「時間を大切に!」かもしれませんね!(^^)/