講座385 小学校で一番大切な教科
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小学校で一番大切な教科は算数です。
その中でも小学校一年生の算数です。
その理由を解説します。
2.低学年で決定的になる
3.日常の生活の中で
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1.「積み上げ」が必要
算数というのは、前の学年の学習が身に付いていないと次の学年で苦労します。
つまり、毎年毎年の「積み上げ」が重要な教科です。
算数の中でも学習内容は大きく二つに分かれます。
【A】計算
【B】それ以外の学習
【A】の計算というのは四則計算です。
たし算、引き算、かけ算、割り算のことです。
高学年になると小数や分数の計算も入ります。
【B】の「それ以外」というのは図形などの学習です。
こちらは計算に比べると、前の学年の学力の影響は少なく済みます。
むしろここでも【A】の計算力が必要になります。
計算学力は重要
ということです。
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2.低学年で決定的になる
しかも、その計算学力は低学年で決定的になります。
次の資料を見て下さい。
これは教育出版という教科書会社が公開している計算学力の系統表です。
計算に関する学習が低学年を中心に出て来ることがわかります。
5・6年では小数や分数の計算くらいしか出て来ません。
つまり、
四則計算の基礎は小学校4年生で終了する。
その中でも、重点は1年生、2年生の二年間です。
その学習は一年生の一学期に始まっています。
5の補数・10の補数
「2と3で5」「1と4で5」などの関係が5の補数です。
「1と9で10」「2と8で10」などの関係が10の補数です。
数の合成と分解として一年生の一学期に習います。
お子さんの計算学力が心配な場合はまずここをチェックしてください。
「これは?」
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「よん!」
と言わせてはいけません。
正しくは「し」です。
二年生でかけ算九九を習いますよね。
その時は「よんの段」ではなく「しの段」です。
「四」は「し」と読みます。
これが定着していないと「し」と「しち」で混乱します。
「これは?」
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「し!」
で正解です。
そして、こう言います。
「隠れているのはいくつ?」
「いち!」
で正解です。
これが補数の考え方です。
こうした経験を積んだ上で次のように言います。
「じゃあ、隠れている数だけ言えるかな?」
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と言って「し」を出します。
このときに「いち!」と言えたら合格です。
補数の考え方がわかったことになります。
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3.日常の生活の中で
こうした経験を日常生活の中でしてきた子は算数が得意になります。
「指」は最も身近な算数教具です。
そのほかにも「そろばん」や「積み木」や「ブロック」など、
数の勉強ができるモノが身近にあると、
子どもは自然に数の性質を見つけるものです。
これは「20玉そろばん」と言います。
小学校低学年で習う計算に役立つ教具です。
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