H 幼児教育「黄金の5年間」

講座235 「年齢確認」のやり方

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 目 次
1.「何歳ですか?」
2.「いくつですか?」
3.指だけで答える子
4.正対する力

1.「何歳ですか?」

我が子が話せるようにかったら聞きませんか?

「何歳ですか?」とか「何歳になりましたか?」って。

で、子どもが指を出して「三歳!」とかっていうパターンです。

早い子は二歳からできるかも知れません。

これ、何気なくやっていると思いますが、重要な意味があるんです。

極端な話、大学入試や就職試験にまで影響するかも知れません。

問いに正対する

これは論文試験や面接指導の超重要ポイントなんです。

「何歳ですか?」って聞かれて、「三歳です」って答えたら正対できてますよね。

これが、

「何歳ですか?」って聞かれて、「みっつ!」って答えたら違和感が残ります。

その感覚が言語感覚です。

そして、論理的には不適格です。

「何歳ですか?」って聞かれたら、「~歳」と答えるのが正解(正対)です。

逆に、

「いくつですか?」って聞かれたら、「いくつ」で答えるのが正解(正対)です。

でも、これを使い分けられる幼児はまずいないでしょう。

できるとしたら、かなり頭のいい子です。天才かも知れません。

2.「いくつですか?」

ところで、みなさんは大人として、どちらの聞き方をしますか?

A:「何歳ですか?」
B:「いくつですか?」

これ、どちらでもいいのですが、

お年を召した方はBが多いような気がします。

あるいは、「まだ小さいから『いくつ』の方が易しいかな?」と考えて、

配慮する方はBを選ぶかも知れませんね。

こんな感じで、大人はどちらを使おうと大人の勝手です。

でも、子どもは言い方が固定されている場合が多いでしょう。

「三つ」って答えるのに慣れている子もいれば、

「三歳」で答えるのに慣れている子もいます。

あるいは、無言で指だけを出す子もいますよね。

どれでもいいのです。

どれでもいいのですが、私は長年教師をやっていたので、

どうしても「正対」にこだわってしまうんです。

こんな感じです。

《パターン1》
私:「何歳ですか?」
子ども:「三歳!」
私:「三歳ですか!すごいね!上手に答えられるんだね!」

こうやって正対して答えられたことをほめます。

多分、本人にも、周りの大人にも伝わっていないと思いますが、

これが正しい対応の仕方です。

では、正対していなかった場合はどうでしょう。

《パターン2》
私:「何歳ですか?」
子ども:「みっつ!」
私:「みっつ!『三歳』か!」

本当に言いたいのは「『みっつ』って『三歳』のことだよね」ということなんですが、

幼児に対して、そんな長ったらしい説明をするのは不自然です。

言葉を削る。

最初に「みっつ!」で受容し、

「(そっか!)『三歳』か!」で、正しい答え方をインプットさせてあげる。

こうしていれば、いずれは頭の中で「三つ=三歳」だとつながるようになるでしょう。

①無理をしない(一度に教えなくていい)

②まず受けとめる(受容が先)

③説明しない(言葉を削る)

授業の原則とまったく同じです。

3.指だけで答える子

指だけで答える子への対応も同じです。

《パターン3》
私:「何歳ですか?」
子ども:(指を三本出す)
私:「そっか!三歳か!」

これで問題ありません。

原則①②③を満たしていますよね。

「ちゃんと口で答えなさい!」なんて叱る必要はまったくありません。

叱ったら逆効果です。しゃべるのが怖くなってしまいます。

4.正対する力

いま、三つのパターンを示しました。

どれも基本にあるのは「正対する・正対させる」ということです。

「正対」は勉強の基本ですので、大人自身が「姿勢」として理解していればよいと思います。

念のために、これが将来どんな場面で役に立つのかを例にあげておきます。

【論文課題】
わが社のこの方針を読んで、あなたならどのように自分の仕事に活かしていくかを志望する部署とあなたの特技に即して具体例を挙げて理由とともにそれぞれ10行程度で述べなさい。

みなさんはこの課題に正対できますか?

その前に、論文には「正解がある」って知ってましたか?

あるんです。「正解」が。

だから採点できるんです。

採点者が最初に見るのは「問いに正対しているかどうか」です。

正対していなければ、それでペケです。

どんなにカッコイイことを書いていても、

「この人は能力ないな」で終わってしまいます。

自分の個性を発揮する前にチャンスを失ってしまうのです。

ちなみに、この課題に正対するためには、

①社の方針を引用し
②自分の志望部署と対応させた具体例と
③自分の特技と対応させた具体例とを
④それぞれの理由とともに
⑤それぞれ10行程度で書く

という条件をクリアさせなければなりません。

これが「正対する力」なんです。

今は敢えて難しい例をあげましたが、

こうしたことは「日常生活」や「学校のテスト」や「職場の仕事」など、

人生の様々な場面で要求されています。

学校の先生なら当然意識しておかなければなりません。

でも、親だって育てることはできます。

せめて、崩すことをしなければいいのです。

なお、AS(自閉圏)の子は「正対」が得意です。

もともと持っている能力ですから大事に育ててあげてください。

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