講座227 学校教育の近未来・その3
その3です。今回で終わりにします。
2.海外の大学に行くには?
3.人材育成の全体構造図(近未来編)
1.大学って必要?
成田さんの主張はシンプルです。
大学は次の2種類があればいいという考えです。
(1)研究開発型の大学
(2)スキル修得型の大学
(1)は最先端の科学技術を研究する大学ですね。
新薬とかをつくり出す研究もありますね。
このタイプの大学は国によって絶対必要なものだと思いますが、
このタイプで世界と競えるレベルのが大学が日本にいくつあるか?
「片手で足りるくらいしかない」(成田)
日本の大学のほとんどは、
「ただのグダグダのモラトリアム」(成田)
趣味とバイトと恋愛を許された自由期間ですね。
(2)はどうか?
卒業までに一定のスキルを習得させて卒業させているか?
私は教員養成大学を卒業しましたが、教育技術を一つも習得せずに卒業しました。
大学の先生で授業を見せてくれた先生はいません(できないんですね)。
そりゃあ教えられませんよね。
というわけで、ほとんどの新卒教師は「丸腰」で教壇に立つことになります。
「提供すべき実学を提供できていないのではないか」(成田)
はい。その通りです。
結論を言いますと、
大学は必要。(1)と(2)の意味で。
しかし、日本の多くの大学は「ただのグダグダのモラトリアム」ということですね。
2.海外の大学に行くには?
次は乙武さんの主張です。
「日本の高校生はもっと海外の大学に留学すべきじゃないか」(乙武)
この疑問に成田さんはこう答えます。
「地方の人が東京の私大に行って仕送りをもらうより海外の大学に行ってフルで奨学金をもらった方が安いと思う」(成田)
そんなにお金がかかる選択肢ではないという事実に乙武さんもびっくりしていました。
あと、そういう希望者が簡単に情報を手に入れる仕組み・環境を整える必要がありそうです。
3.人材育成の全体構造図(近未来編)
というわけで3回に分けて成田さんと乙武さんの動画を紹介させていただきました。
かなり自分本位に紹介させていただきましたので、詳しく知りたい方は動画をご覧ください。
最後に、せっかく大学教育にまで話が及んだところで、
「子育て」から拡張して、
乳児から大学生までの全体構造図を作ってみました。
題して「人材育成の全体構造図(近未来編)」です。
よろしかったらご活用ください。
見通しのある全体構造図。すごいです。
低中学年の履修制度と修得制度の点が、特に興味深かったです。
調べたら相反する言葉なのだと分かりました。
現在の学校制度で実現できないところは家庭や社会で補えばかなり近づけるんじゃないかな。
こんな未来がきてほしいです!
政治の力が必要ですね。。
ホントですね。
ただ数年前の昔と違って個人が様々な形で発信できるようになったので、みんなで力を合わせれば何かできると思っています!(^^)/