
講座178で、「一日何回『ママ』って呼ぶか?」について書きました。
早速、試してくださったお母さんがいました。
こういうアプリを使えばスマホで回数を記録できるわけです。
すると、新たな発見があったのです!

左が月曜日の回数、右が金曜日の回数です。
一日で「ママ」と呼ぶのは、だいたい30回くらいですね。
ところが、
ある特定の日は呼ぶ回数が少ないのです。

「ある特定の日」というのは、どんな日がわかりますか?
私は分かりました。
というか、多分「その日」は少ないはずだと予想を立てて、
その上で「その日」に回数を数えてもらったんです。
そしたら、18回だったのです。
さあ、「その日(ある特定の日)」とは、どんな日だったかわかりますか?
発達心理学を勉強されている方なら予想がつくと思います。
ご自身が「意識的な子育て」をされている方も予想できると思います。
でも、普通はわかりませんよね。ヒントも何もないのですから。
そこでヒントです。
【ヒント】このお母さんは働いています。
これでどうですか?
そうです。このお母さんは月曜日から金曜日までは働いているわけです。
働いている日は家にいる時間が短い。
つまり、我が子と過ごす時間が短い。
そこで、「32回」とか「34回」なんです。
多いのです。
子どもは一生懸命「ママ」と呼ぶわけです。

これで、 「その日(ある特定の日)」 の謎は解けましたか?
「その日」とは、仕事がお休みの日です。
もっと言うと、「仕事が休みで子どもと一日中一緒にいる日」です。
その日は、「ママ」と呼ぶ回数が減るのです。
それが「18回」の秘密です。
わかりましたか?
子どもは、お母さんが一緒にいる日は「安心」なのです。
だから、あまり「ママ」とは呼ばないのです。
逆に言うと、仕事がある日は「不安」とか「回復」の日です。
一生懸命に愛情を集める日。
それが「32回」とか「34回」の秘密です。

これは私の予想通りでした。
私はなぜ予想できたかというと、これと似たような実験を知っていたからです。
エインズワースという発達心理学者がおこなったストレンジシチュエーション法という実験です。
これについては、講座77「わが子はどのタイプ?・子どもとの関係診断テスト」で解説しています。
覚えてますか?
実は、「子どものタイプ」を知る実験ではなくて、「お母さんの普段の接し方」がわかってしまう実験だという話です。
それで言うと、今回のカウント実験も、お母さんのタイプがわかってしまう実験かも知れません。
ちょっと怖いですね。
ちなみに、今回数えてくださったお母さんは「安全基地タイプ」のお母さんです。
よかったですね!(^^)/
最後に、このお子さんが病気で寝込んでしまった時の「ママ」と呼ぶ回数を紹介させていただきます。


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