1歳半~6歳(幼児期)

講座13 日本一「見守ってあげる」お母さん(中編)

投稿日:2021年7月6日 更新日:

前回の講座の感想をいただきました!

マサミさん、ご自身の忍耐力,集中力,子育てへの思いの大きさがすさまじくて驚きました。
今日もまた勉強になりました。
私は特別支援級の児童と接していて「なぜしないの?」「なぜこんなことを言うの?」
「なぜ?」「なぜ?」と思うことがたくさんあります。
子どもへの見方を「愛のスキル」に変えることで「なぜ?」を解決していきたいです。

コメントありがとうございます!励みになります!

せっかくですので、いただいた感想をもとに「マサミさんの子育ての秘訣」を突っ込んで考えてみます。

多分ですね、マサミさん本人に向かって「すごいですね!」と言っても、

「えっ?どこがすごいのかな?当たり前だと思うけどなあ~」

そんな返事が返って来ると思います。

本人は子育てを「苦行」としてやっているのではないのです。

「当然のこと」としてやっているんですね。

そして、この「当然のこと」のバックには「子育てについての知識」があるのです。

知識があると、子育ては苦行じゃなくなるのです。

「知」があるから自然に「愛」を発揮できるのです。

「無駄なく」というか、

「コスパのいい子育て」というか、

「お母さんが頑張り過ぎずに済む」というか、

そんな感じです。

①見守ってあげる
②受けとめてあげる
③励ましてあげる
④驚いてあげる

ですから、これらの「あげる」は自然に出て来る行為なのです。

変な言い方になりますけど、がんばってやっていることじゃないんです。

頑張ったら長続きしませんよね。

マサミさんにとって「8時間付き合う」は当然のことなんです。

そして、そこが「凄い」というわけです。

では、インタビューの後編にいきます!

4.子どもを見守るコツは?

我が子が好きなことをする時に親も好きなことをする。
それが私にとってはスマホで検索であり記録に残すこと。
無理に関わろうしなくてOK。
集中している時に話しかけるから集中力のない子になる。
あとは、親のやってほしいことを言うのもやってない。
子どもの世界を邪魔しない。

いきなり来ましたね!マサミワールド!

やっぱり無理していませんでしたね。

自然体です。

回答の後半に「知」が表れていますね。

集中している時に話しかけるから集中力のない子になる。

「見守ってあげる」が当然である理由のひとつです。

逆のお母さんがいますよね。手出し・口出しするお母さん!

子どもの発達の邪魔をしているわけです。

そして、その行為が「発達を阻害している」ということを知らないわけです。

今までそういう知識に出会って来なかったのでしょう。

誰も教えてくれなかったのです。

「集中力は最初から備わっているものだ」とか、

「集中力は勉強で培うものだ」とか、

そういう間違った知識を信じてしまったのかも知れません。

「幼児期の遊びの大切さ」を知っている。

そこがマサミさんとは大きく異なるわけです。

この「知っている」というのが「知」なんです。

あとは、親のやってほしいことを言うのもやってない。

「干渉し過ぎない」「心配し過ぎない」ということです。

過干渉・過心配は、いわゆる「よい子」に育ちますが、それは「挫折に弱い子」です。

自分自身の「強さ」を身につけなまま育ってしまいます。

「親のやって欲しいこと」をやらせる時は注意が必要です。

その子がはっきりとその意味を理解しているならばよいのですが、

ちょっとでも無理をしていれば脳の中に無意識下で「モヤモヤ」が残ります。

本当はやりたくないんだけど仕方なく従う

こういう気持ちをちょっとでも残すと脳の中で「毒素」となって溜まります。

それが思春期に爆発するんですね。

だから、「親のやってほしいことを言うのもやってない」というわけです。

子どもの世界を邪魔しない。

「子どもの世界」ってどんな世界か知ってますか?

よく使われる便利な言葉ですけど、いざ説明して!と言われると困りませんか?

でも答えはシンプルなんです。

「子どもの世界」というのは「本能」や「感情」のことです。

子どもって直観的に動くものです。

「何でそんなことするの?」と言われてもうまく説明できません。

そんなこと言われても「やりたかったからやった」とか、

「楽しいからやった」としか言いようがありません。

それが「本能」や「感情」です。

そして、その「本能」や「感情」のおもむくままに行動する中で人間脳を発達させます。

言葉や考え方と結び付けていくわけです。自分なりに。

それが「子どもの世界」です。

そして、それを邪魔しないのが「子どもの世界を邪魔しない」ということです。

ま、「発達の邪魔をしない」ということですね。

これが「知」です。

インタビューの質問はあと2つあるのですが、長くなったので残りは次回にしますね。

最後に私の講座の中で使っている「子育ての順序」というスライドを貼り付けておきます。

これは「全体像」でもあり「順序」でもあります。

こういう大枠を知っておくと「コスパのいい子育て」ができます。

マサミさんの子育てが自然なのは、この発達の順序を知っているからだと思います。

参考図書

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-1歳半~6歳(幼児期)

執筆者:


  1. 小松成子 より:

    「知」があるから自然に「愛」を発揮できる。
    この言葉,ノートに書きました。

    特別支援学級の初めて担任になり,いろんな本を読んだり,勉強会に参加したりしていますが、私には,このチャンネルの子育てのお母さん目線の話がとてもストンときます。

    「あれをさせよう」「これを頑張らせたい」
    と,いろいろなことを提示するのですが,ことごとく空振りをしています。

    前回の「愛のスキル」を意識しながら子どもたちと接すると,なぜかほんわか優しい教室の空気が生まれました。

    「知っている」ことが前提です。その通りですね。
    たくさんの知識をインプットしていきながら,
    これから、苦行じゃなく仕事をしていけたらいいな、と思っています。

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