講座1 子育てにおける「愛」は4つあればいい。

子育てに必要な「愛のスキル」は4つあれば十分です。

この4つで、幼児期から思春期まで乗り越えられます。

今回はその4つを紹介します。

 目 次
1.愛のスキル①
2.愛のスキル②
3.愛のスキル③
4.愛のスキル④
5.まとめ

1.愛のスキル①

公園で子どもが砂遊びをしています。

女の子のお母さんはベンチにいます。

今、このお母さんは「愛のスキル」その①を使っています。

「愛のスキル」その① とは何でしょう?

愛のスキル・その① 見守ってあげる。

これですね。

まあ、スマホも使いたいと思いますので、そこは上手に両立してください。

2.愛のスキル②

楽しそうに遊んでいると思ったら、我が子が泣きながら戻って来ました。

どうやら目に砂が入ったらしいです。

こんな時、お母さんはどうしますか?

愛のスキル・その② 受けとめてあげる。

気持ちを受けとめるには、「の」とか「ね」を付けて言葉を返してあげればOKです。

「あらら、目に砂がはいっちゃったの~

「痛かったね~

「イタイのイタイの飛んでけ~!」でもいいですね。

そういうのが「受けとめてあげる」です。

ハグして体で「受けとめてあげる」という方法もありますね。

3.愛のスキル③

三つ目は泣いて戻って来るのとは逆です。

ニコニコしながら戻って来る場合があります。

「お母さん、あのね。今、あの子とトンネル作ってるの!」

とかって、報告に来ることってありますよね。

これは何かというと、お母さんに「知って欲しい」「認められたい」という気持ちです。

こういう時にはスキルの四つ目を使います。

愛のスキル・その③ 驚いてあげる。

「へえ~!すごいねえ!」

こんな感じですよね。

この「驚いてあげる」というスキルはとっても便利です。

いろんな場面で使えます。

よく、子育てにおいては「ほめることが大切だ」と言われますが、

結局、どんな風にほめていますか?

「すごいねえ!」とか言いませんか?

「すごい」って便利な言葉ですよね。

で、それって結局のところ「驚いてあげる」なんです。

「驚いてあげる」は「ほめる」より便利です。

①使いやすい(とりあえず「すごい」と言えばいい)
②リアクションが大きくなる(驚くわけですから大袈裟なのがいい)
③子どもが喜ぶ(伝わったことがわかりやすいですから)

4.愛のスキル④

②で泣いて戻って来た時には気持ちを受けとめましたよね。

気持ちを受けとめたあとには、

「大丈夫!大丈夫!」

などと言って「励ましてあげる」というスキルを使うのもいいでしょう。

愛のスキル・その④ 励ましてあげる。

そしたらまた自分から遊びに行くと思います。

この「励ましてあげる」というスキルは非常に大切です。

「大丈夫!大丈夫!」という言葉のあとには、次のような思いが隠されているのです。

「大丈夫!大丈夫!お母さんが見ててあげるから!」

「大丈夫!大丈夫!泣いたっていいんだよ!」

「大丈夫!大丈夫!お母さん応援してるよ!」

このような言葉は幼児期だけではなく、小学校に行くようになってからも「子どもの支え」になります。

そして、このような「心の支え」があって、中学高校の思春期を乗り越えて行けるのです。

5.まとめ

子育てにおける「愛のスキル」を4つ紹介しました。

くり返しになりますが、この4つは幼児期~思春期までずうっと使えます。

水野 正司

子育て応援クリエイター:「人によし!」「自分によし!」「世の中によし!」の【win-win-win】になる活動を創造しています。

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5件のフィードバック

  1. 小松成子 より:

    特別支援学級の担任になり、子どもへの対応でこの「愛のスキル」を使えるようになりたいです。この4つ,本当に大切なスキルですが,意識しないと真逆の対応をしてしまうことがあります。

    • 水野 正司 より:

      スキルだから何度か練習する必要があります。
      そうしたら身につくよ!
      身についたら一生ものだよ!

      • 小松成子 より:

        水野先生,返信欄があることに気付かず,今頃コメントいただいたことを知りました。

        何度も練習して身につけたいです。
        やってみます!

  1. 2021年7月5日

    […] の4つです。→詳しくは、 講座11子育てにおける「愛のスキル」 […]

  2. 2025年3月13日

    […] 講座1で「愛のスキル」4つを紹介しました。 […]

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