講座167 思春期「いつから」「いつまで」?
思春期は英語で、puberty(ピューバティ)と言います。
語源は「陰毛」です。
保健の授業で習う言葉で言えば「第二次性徴期」ですね。
「体が先に大人に近づいて、心が不安定になる時期」と説明できます。
ところで、この思春期って「いつから」「いつまで」か知っていますか。
始まりは想像できますよね。
女子は10歳前後(小学校4年生くらい)、
男子は12歳前後(6年生くらい)です。
医療界の言葉で「タナ―段階」という指標があって、これがステージⅡになったら思春期です。
簡単に言えば、アソコの毛がうっすらと生えて来た時です。
ところで、終わりはいつなのか知っていますか?
教科書的にはこうなってます。
思春期の終わりは高校卒業後の「いつか」です。
さあ、何歳までだと思いますか?
ヒントはもう出していますよ。
「体が先で、心が後」
ってことは、思春期のうちに体は大人になっちゃうってことですよね。
でも、心はまだ「大人」になっていない。
つまり、思春期が終わるのは、心が大人になった時です。
心ってどこにありますか?
脳ですよね。
脳の中でも「人間らしさ(大人らしさ)」を司るのは前頭前野です。
前頭前野が完成するのは何歳だったか覚えていますか?
発達のピークは1~8歳ですが、20歳前半までは発達し続けます。
ということで、私が用意した答えは「24歳」です。
こんなニュースもありますが、今に限らず脳が発達するのは20代前半までだと思います。
だから私は「子育て」は25歳以降が適齢期だと思います。
25歳になる前に子どもを産むと思春期で子育てをすることになりますから大変だと思います。
イライラするのは必至でしょう。
子育ては「大人」になってからがいいと思っています。