講座93 わかりあえない不幸「発達障害」

 目 次
1.参観日「親の心配」
2.参観日「教師の心配」
3.参観日という非日常
4.我が子の日常を知ることができない
5.「親の自信」が壁になる
6.学校側の選択肢
7.本当の「子育て支援」

1.参観日「親の心配」

参観日 行きましたか? 行ったことありますか?

こんなことを思ったことありませんか?

我が子は「ちゃんと」してるだろうか?

「ちゃんと」というのは、

ちゃんと席に着いているだろうか? とか、

ちゃんと先生の話を聞いているだろうか? とか、

いろいろありますよね。

要するに、「変に目立っていないか」とか、「恥ずかしいことをしていないか」とか、

そういう「マイナスの行動」をしていないか!

ということですよね。

2.参観日「教師の心配」

先生には先生の心配があります。

ちゃんと授業できるだろうか。子どもたち、言うことを聞いてくれるだろうか…。

「ちゃんとやれていますよ」というところをアピールしたいわけです。

アピールと言ったら言葉は悪いですけど、「信頼を得ておきたい」ということですよね。

四月の参観日は特にそうですよね。

「ちゃんとしたところを見てもらいたい」

「それで信頼を持っていただきたい」

だから「マイナスの行動」は見せたくない。

子どもが床に寝っ転がっているところや、

子どもが勝手に立ち歩いて黒板の前までやって来るところなんかは見せたくないですよね。

「マイナスの行動」は見せたくない・見られたくないという点で、親と教師の願いは一致しています。

でも、これってどうなんでしょう。

子どもにとっていいことなのでしょうか。

※この記事は実際の子育て講座で実施している内容を含むため続きは有料となります。

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水野 正司

子育て応援クリエイター:「人によし!」「自分によし!」「世の中によし!」の【win-win-win】になる活動を創造しています。

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6件のフィードバック

  1. はばたん より:

    こんなにリアリティのある学校側・担任の思いを知れるメルマガはそうないと思います。
    参観日ってなんなのでしょうね。良くも悪くも、先生・子どもにとって発表会みたいな感覚ですよね。

    第三者の存在、繋がり、とても大切だと思います。

    • 水野 正司 より:

      はばたんさん、コメントありがとうございます。このような感想をいただけて本当に嬉しいです。今日はがんばって書ききってよかった!と心から思いました。今後ともよろしくお願いします。

  2. Hikaru Takada より:

    いつも勉強させていただいております。学校や先生側からの視点、ご家庭や私どものような立場からの思いなど、なかなか言葉で伝えられない事柄をうまく表現してくださっていることに感謝です!特に今回の記事では様々な事例やお子さんの顔が思い浮かびました。子どもを取り巻く大人たちの、多様な立場がありつつも、むしろその立場や立ち位置の違いを生かして、子どもたちが抱える葛藤や困難を少しでも解消してあげたいなと思いますよね。

    • 水野 正司 より:

      コメントありがとうございます。
      こうした課題は一組織では難しいので、様々な立場の人との連携が大切だと思っています。個人的には「保護者同士」や「高等学校教育段階」からの連携が必要だと思っています。これからもご指導ください。

  3. まき より:

    本当の意味での連携をするために、外部の協力が必要なのですね。
    目の前の子どもの対応に目が行きがちですが、広い視野で子どもと保護者両方に必要な支援を考えていきたいです。
    いつも思考が整理される記事をありがとうございます。
    勉強になります。

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