講座76 「三歳児神話」の謎を解く!

「三歳児神話」って何?

意見が分かれています。

【A】3歳になるまでは母親は子育てに専念すべきであり、そうしないと成長に悪影響を及ぼします!

【B】母親だって仕事をしたいし、家庭のために稼がなきゃならないのよ!それに悪影響があるっていう証拠なんてありません!

どちらの意見も正しいように思いますが、

でも、ちょっと「過激」というか、「争い口調」ですよね。

「専念」というのは「一つのことに集中する」という意味です。

【A】の人は、3歳までは仕事をしないで育児に集中しなさいと言っているわけです。これ、強制です。

そうしないと悪い影響が出ます!って、これ、脅しです。

「強制」や「脅し」はダメですね。

働きたいお母さんだっているわけですから。

反対に、人に言われなくても育児に専念したいお母さんだっています。

子どもが小学校低学年までは家にいて「お帰りなさい」を言ってあげたいわ!

っていうようなことを考えているお母さんだっています。

他人がどうこう決める問題ではないと思います。

そもそも「神話」というのは、

ウソかホントとかは別として、メッセージだけを伝えるものです。

子どもが小さいわけですから、お母さんが子育てに集中するのは大切なことですよね。「3歳くらい」までは子どものそばにいて面倒をみてあげましょう。まわりの人たちはそのために協力しましょう。

っていうくらいの「メッセージ」として、

冷静に受け止めれば終了です!

人によって「考え方」や「事情」が違うことは多くの人が分かっています。

押し付けたり、もめたりするのは、望ましいことではありません。

【A】か【B】かの話については、以上、終了!です。

「仕事復帰」のタイミング

神話や理想論とは別に具体的な話をしましょう。

「他人がどうこう決める問題ではない」ということは、

「自分で考えて決める」ということです。

自分で決めるためには情報が必要です。

その情報をこれから整理してみましょう。

母親が子どもから離れて働き出す時期はいつがいいか知っていますか?

それは子どもの発達の仕組みを知れば自然に答えが出て来ます。

 目 次
1.【0~2ヵ月】一心同体期
2.2.【3~6ヵ月】愛着形成・前期
3.【7~12ヵ月】愛着形成・後期
4.まとめ
5.世界各国の育児休暇

1.【0~2ヵ月】一心同体期

生まれたばかりの赤ちゃんはまだ「自分」を認識できません。
自分とお母さんの区別がつかない時期です。

だってそうですよね。
ちょっと前まではお母さんのお腹の中にいたわけですから。
まさに「一体」です。

この時期の赤ちゃんにとって重要な行動は次の2つです。

(1)一体感を感じること(お母さんに抱かれる、お母さんの匂いを嗅ぐ、お母さんのぬくもりを感じる、お母さんの声を聴くなど)

全部「お母さん」ですね。
お母さんにしかできないことばかりです。

(2)不快や不安に対して適切に対応してもらえること

おむつが濡れたらすぐに取り替えてもらえるとか、お腹がすいたらおっぱいをもらえるだと、泣いたら駆け付けてもらえるとか、そういった対応です。ちなみに「不適切な対応」とは、無視や拒否や放置などです。

(1)と(2)を行うことによって、赤ちゃんの不快や不安は「安心や安全」に変換されます。このとき、脳の中ではセロトニンが分泌され、脳神経、呼吸、内臓、血管などが順調に発達し始めます。(澁井展子『乳児期の親と子の絆をめぐって』p.139)

また、(1)と(2)を行うことで、お母さん自身の脳内にオキシトシンが分泌され、「母親としての幸せ」「赤ちゃんとの絆」が強まります。

ここまでのことを考えると、一心同体期に赤ちゃんと離れて仕事に復帰するのは余程の決断が必要だと思います。

特に(1)はお母さん自身にしか出来ないことなので何らかのリスクはありそうです。

しかし、このことについて統計的に実証された例はありません。

「置き去り」や「逮捕」「覚醒剤使用」などで、母子分離が実施された例ならありますが、そうしたケースはかなり特別ですよね。

でも、そうした「特別なケース」を使って追跡調査をした報告もあります。

その場合、赤ちゃんは乳児院などで育てられますが、その後の追跡調査では「分離」が原因なのか、里子などの「そのあとの養育環境」が原因なのかを特定できずにいます(「3歳児神話を巡る発達臨床」札幌市児童福祉総合センター)。

ですから私としては断言できません。

しかし、各自が判断するための材料として、

0~2ヵ月は「一心同体期」

というくらいの知識は持っておくべきだと思います。

2.【3~6ヵ月】愛着形成・前期

ここからです!

赤ちゃんは自分とお母さんとが別人物だと気がつきます。

お母さんのほうは、その前の3ヵ月で、すでに自分が母親であることを自覚していますから、今度は赤ちゃんの番です。

これを愛着形成期(母親との絆を作る時期)と言います。

えっ?お父さんはいいの?

っていう疑問も湧きますが、

お父さんはいいのです。

愛着形成は「母性」が先で「父性」は後なのです。(澁井展子『乳児期の親と子の絆をめぐって』p.28)

注)「父性」と書いたのはお父さんがいない場合もあるからです。

だから、

旦那さんは奥様に優しくすることが大切なのです!

さて、赤ちゃんはお母さんの顔を認識できるようになりました。

すると、それと並行して「見えなきゃダメ」「触ってもらえなきゃダメ」という「欲求」が生じます。

これは感情(本能)による欲求です。

考えて泣くようになる前の段階です。

不安や不快が「そうさせる」のです(0~2カ月期と同じ)。

念のために「不安」と「不快」について確認しておきます。

「不快」はわかりますよね。

「お腹すいた」とか、「オムツぬれた」とかです。

「不安」はちょっと不思議です。

空気や雰囲気というものを感じ取ってしまうのです。

よく、お母さんの機嫌が悪くなると赤ちゃんに伝わると言われますが、

赤ちゃんには、そうした「他人の心を感じ取る能力」があると言われます。

これも本能です。

考えて読み取っているわけではありません。

読み取ろうと思って読み取れたら超能力ですね。

ですから、この時期に仕事に復帰するのは望ましくないと思います。

それはさておき、大事なことを確認しておきます。

「不安や不快」は適切な対応によって「安心や安全」に変換される

このことが0カ月の時から続いています。

では、3ヵ月以降では何が違うのか。

お母さんがそれをしてくれている!

赤ちゃんはそのことに気づくのです!

だって、お母さんを認識できるようになったわけですから。

だから「愛着形成(絆の形成)」なのです。

そして、このときに脳の中では「安心の神経伝達物質(セロトニン)」が分泌されます。

するとどうなるかと言いますと、

お・母・さ・ん・が、ぼくを(わたしを)救ってくれた!

という認識が強まります。

確認しておきますが、愛着形成は「一対一」から始まります。

「この人」という一人からなんです。

そして、母性が先。

3~6カ月の時期に働き始めるとしても、このことを理解しておくべきです。

国や時代や家庭の事情によっては、母親ではなく「祖母」や「乳母」や「ベビーシッター」がその代わりを担う場合もあります。

それも「あり」です。

その場合も「この人に」という役割を決めておくことが大切です。

そして、働きたい母親にとって最もうれしい事実は次のことです。

たとえ短時間であっても、実の親が一貫して愛情を傾けて接していれば、「祖母」や「乳母」や「ベビーシッター」や「保育所」などに預けていても、愛着形成は可能である。(リザ・エリオット『赤ちゃんの脳と心で何が起こっているの?』p.403要約・水野

それが「親子の絆」ということですね。

3.【7~12ヵ月】愛着形成・後期

3~6カ月は「お母さんを認識できる時期」でした。

お母さんが絆を作る絶好の機会と言い換えることもできます。

7ヵ月以降は「その次の段階」に進みます。

これです。

お母さんが見えなくても「お母さんはいる」と認識できる時期

この凄さがわかりますか?

0~2ヵ月は、自分とお母さんとの区別もできませんでした。

3~6カ月は、お母さんだと認識できるようになりました。

次の段階は、お母さんが見えなくても「お母さんという人物(ぼくの・私の大好きなお母さん)はリアルの世界に存在している!」と認識できることです。

これは凄いですね。

その前までは、見えなければ認識できなかったのです。

それが今度は、見えなくても「お母さん」を認識できるのです。

ちょっと台所に行っていても「この世界には自分のお母さんというものが存在している」と思えるのです。

見えないものを理解できるのですから前とは全然ちがいます。

しかし、そこで、次のようになるわけです。

お母さんを呼ぶ

前までは「本能」で泣いていました。

それが今度は「考えて」泣くようになります。

要求です。

不安や不快に対して、「ぼくの・わたしのお母さん」を呼ぼうとするわけです。

そして、そのことによって「不安や不快」が取り除かれると、赤ちゃんは自信を手に入れます。

「成功体験」ですね。

この一連の流れが「とても大切なこと」を引き起こしています。

人間脳前頭前野)の発達

成功体験が人間脳を発達させ、コントロールする(考える力)が育ちます。

同時に、お母さんとの絆はさらに強まり、「一生の財産」になります。

そうなると、しばらくの間はお母さんが見えなくても大丈夫という自信がつきます。

見えなくてもお母さんはいる!
  ↓
確かめる!
  ↓
やっぱりいる!
  ↓
だんだん自信がつく!
  ↓
でも時々確かめる!

そのくり返しによって、赤ちゃんは自立へ向けて成長を始めます。

このことを「お母さんは心の安全基地」などとも言いますよね。

また、この「確かめ行動」には個人差がありますから、何度もしつこく確かめる赤ちゃんもいれば、最初から全然平気という赤ちゃんもいます。

性格ですね。

「愛情の壺」「心のコップ」の大きさ・形は様々ということです。

4.まとめ

「三歳児神話」の話から始まって、

母親が子どもから離れて働き出す時期はいつがいいか?

について考えて来ました。

それを決めるのは保護者です。

でも、そのためには基本となる情報が必要です。

今回はそのための情報を提示してみました。

整理しておきましょう。

愛着形成は「12ヵ月」で完璧終了ではありません。

ボウルビィの愛着理論では2~3歳まで続くと言われています。

では、3歳になれば愛着形成は完了するのでしょうか?

違いますよね。

愛着(絆)は形成するものです。

放っておいて完了するものではありません。

「2~3歳まで続く」と言われていても「3歳で完了」とは限りません。

3歳を過ぎても形成できないお子さんだって存在します。

いわゆる「愛着障害」ですね。 愛着障害 – Wikipedia

したがって、12ヵ月以降3歳までは、「愛着形成・完了期」です。

百歩譲って「三歳児神話」の「三歳」がなぜ3歳なのかを定義するなら、

それまでに「愛着形成」を完了させておくべきだからです。

赤ちゃんの発達過程にもとづいて言えば、「3歳までに完了しましょう」です。「3歳までは離れるな」という意味ではありません。

それが今回の「まとめ」です。

その上で、保護者一人一人が、

家庭環境や自分の子育てスキルと照らし合わせて決める、

私はそのスキルを多くの方々と共有する、

それがこの記事の目的です。

5.世界各国の育児休暇

これは参考資料です。

子育ての仕方には文化が影響します。

社会制度も影響します。

関連情報として載せておきます。

日本:「育児休暇」1歳まで
フランス:「養育休暇」3歳まで
スウェーデン:「両親休暇」1歳半まで
イギリス:「育児休暇」5歳まで
ドイツ:「両親休暇」3歳まで
アメリカ:「家族休暇」12週間

(澁井展子『乳児期の親と子の絆をめぐって』p.36)

この中で私が注目したのはスウェーデンです。

数字の上では「1歳半まで」となっていますが、考え方が戦略的です。

明治大学の鈴木賢志教授によると次の特徴があります。(「日本の”三歳児神話”はなぜなくならないか」PRESIDENT WOMAN 2019.06.12)

①0歳児保育が存在しない
②1歳半以降になると9割以上の家庭が保育所に預ける
③「預けるのはかわいそう」というマイナスイメージがない
④「保育は教育」「教育はプロに任せる」という考え方がある

「1歳半までは親が愛着形成を図るべき」という考え方があるそうです。

これは「スウェーデンの1歳児神話」と呼ばれています。

そして、1歳半になると、きっぱりとプロに任せる。

「かわいそうだけど仕方ない」という発想がないと言います。

国は国で、「就業前教育は国家の競争力を高めるためにある」と宣言しているというのです。

乳幼児期の教育がシステム化されているわけです。

ちょっとうらやましいですね。

脱線しますがこんな特徴もあります。(「スウェーデンから見る日本」日本経済新聞 電子版 2014/5/23)

⑤女性の就業率80%超え
⑥夏休みに宿題なし

余談でした。(^^)/

この記事に投げ銭!

水野 正司

子育て応援クリエイター:「人によし!」「自分によし!」「世の中によし!」の【win-win-win】になる活動を創造しています。

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9件のフィードバック

  1. 山田潮吏 より:

    ものすごく安心しました。
    仕事をしているお母さんたちは、ほっとすると思います。
    今の日本の現状では、金銭面で余裕がある家庭しか3歳児神話は叶えられません。
    後悔したくない。
    この記事はそんなお母さんたちを救うと思います。

  2. 真由子 より:

    なるほどと思いました。
    私自身11ヶ月の時から保育園に預けられていました。小学生の頃は、寂しいと思ったこともありましたが、高校生の頃には母のように働きたいと思っていました。愛着形成がされていたからかなと思いました!

  3. 真希 より:

    「離れていても大丈夫」という安心感を子どもに与えられるように、育休中の今たっぷり子どもに愛情を注ぎたいです。

    また、スウェーデンのように教育のプロに任せるという考え方が日本にも浸透すると良いなと思いました。
    そのためには、幼児教育を含め日本の教育の質の向上が必須ですね。

    いつも学びある記事をありがとうございます。

    • 水野 正司 より:

      コメントありがとう。育休中のポイントを的確に理解してますね!(^^)/
      日本の幼児教育を進化させるぞ!

  4. ヨミイレル より:

    最近書いた文書で面白いかなと送ってみます。  

    モンゴロイドと三歳児神話肯定論

    今回は西洋のコーカソイドと東洋のモンゴロイドの違いです。
    我々東洋の人はモンゴロイドと言うのです。西洋の人はコーカソイドと言うのです。この違いはモンゴロイドの方が幼い顔のまま大人になるケースが多いので、西洋の人と比較すると若く見られます。
    この幼く見えると言うのは頭が良いと言う一つの目印なので、人でも怖そうな人と、優しそうな人。サルではゴリラとチンパンジー、犬ではオオカミと盲導犬など幼く見える方が頭が良いのです。
    しかし一つ問題なのは我々モンゴロイドの幼い顔のまま大人になるのは、幼児期間は長く丁寧に行う必要があるので、日本人の幼児期は8年で、西洋の人はその半分と聞いています。ここで西洋の赤ちゃんと日本の赤ちゃんの違いを書いてますと、
     ネットを見ていたらアメリカの人が日本社会において赤ちゃんがいた場合、川の字のように寝ているのを不思議がっていたのです、しかしこのやり方の方が赤ちゃんにとって安心なのです。例えば急に雷が鳴った時赤ちゃんは泣くと思うのですが、そこでお母さん抱っこされて守られていると安心すると思います。この安心感が大切なのです。
    よく西洋の赤ちゃんは1人で部屋に寝かされても平気だと言われます。日本の赤チャンでは本能的に情緒不安を感じて泣き出すのでまずそう言うことは無理です。日本の赤ちゃんは昔は5才頃まで母乳を求める子供は一杯いるのです。しかも当時のお母さんはその事に答えて母乳を上げていたのです。 
    この話もなかなか聞けない話なので、書いてみますが、昭和30年代頃までは幼稚園も保育園も行かずに、いきなり小学校へ入学する子供はかなりの人数がいたのです。その中の子供で情緒不安を訴えて学校へ行くのは嫌がる子とか、学校へ行っても途中で帰ってしまう子は何人かいたのです。今の不登校と違ってまだお母さんと離れない、まだ幼児なのです。以前江戸時代の寺小制度が良いと言うのは、7才からなのでより良いのです。
    その時の対処法ですが母親がいると安心するので教室の1番後ろに約2カ月位い座って1人で学校へ行けるようになりますが、中には1年半の日々を要したと言う話も聞いています。それだけ日本の赤ちゃんの幼児期は長いのです。当時
    の日本のお母さんは、赤ちゃんはより丁寧に長く幼児体験を取り扱て来たので、赤ちゃん返りがなく不登校の子はいなかったと考えます。
    西洋の育児を基点に論じているのは西洋の赤ちゃんには、そのとうりだと思いますが、日本の赤ちゃんと同列に論じているのは間違っているのです。
    この様に考えると今の日本は幼児期の在り方を間違えたので、不登校、学力低下、ニート、家庭内殺人など日本の子育ての歴史においてあり得ない事を行った結果だと思います。
    参考資料  脳科学澤口俊之先生の文書 
    人は霊長類の故郷としての森林を捨て、サバンナと言う厳しい環境に進出しました。その後も、砂漠とか寒冷地なとの厳しい環境進出し、こうした複雑で厳しい環境に適応するために、ヒトはネオテニー化を進めて来た訳です。ネオテニー化は原生人類でも多少なりとも進行しました。原生人類は大体としてのネグロイドからコーカソイド、ついでモンゴロイドと言う人類集団が分化しましたが、そのつどにネオテニーの度合いは進みました。寒冷地などのより厳しい環境に適応する為です。そのため、私たち日本人を含むモンゴロイドは、ネオテニー度が最も進んでいるのです。つまり幼少期が比較的長く、成人しても脳が未熟である傾向が強いのです。そのため、日本人の子供を育てるには、幼児期は長く,ていねいに行うのが基本です。
    参考資料  ネオテニーについて
    日本人はネオテニー度が高いから脳が成熟する
    子供の状態を保ったまま大人になる、ネオテニー「幼形成熟」と言う生物現象があります。身近な例ではイヌがそうです。オオカミの子供の形と性質を保ったまま、大人に進化した動物はイヌだと言う事です。知育を考える際には、ネオテニーを考慮する必要があります。
    と言うのも私たちヒトも、実はネオテニーによって進化してきたからです。ネオテニーと言うのは、幼少期が長くなり、かつ、大人になっても未熟だと言う事です。未熟化と言うのは一見、退化のように思えかも知れませんが、そんなことはありません。
    特に脳の場合、未熟と言う事は、様ような知識や経験を柔軟に吸収、学習出来る事を意味しますよね。私たち日本人を含むモンゴロイドは、ネオテニー度が最も進んでいます、
    日本人の頭が大きい、顔が平べったい、体毛が薄い、肌
    がすべすべしている、手足が短い点、まさにネオテニーの特徴です。日本人は幼少期が比較的長く成人しても未熟である傾向が強いので、脳としては成長する時間が長くなり、より進化して成熟していると言う事になるわけです。

    • 水野 正司 より:

      ヨミイレルさん、読ませていただきました。
      コーカソイドとモンゴロイドの違いは子育てにも影響があってしかるべきでしょうね。
      この分野の研究結果を再度勉強してみたいと思いました。
      「昭和30年代頃までは幼稚園も保育園も行かずに」の部分は確かにありました。
      私はかろうじて年長の時だけ保育園に行きましたが「いきなり小学校へ入学する子供」もいたと記憶しています。
      現在でも母子分離不安を引きずって不登校になる子はいます。
      いつの時代も子どもは変わらないというのもまた真理ですね。
      何が幸せにつながるのか。
      親も、子も、世の中も幸せになるかどうかという観点で、
      これからも「幸せの子育て」を追究していきたいと思います。
      貴重な情報に感謝致します。
      ありがとうございました。

  1. 2023年9月3日

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