講座404 崩壊した学校の立て直し方

みなさんは崩壊した学校の話を見聞きしたことがありますか?
今回は「学校崩壊」の解説です。
2.「保護者説明会」のやり方
3.学校崩壊の改善策
4.補足

1.現場が疲弊するフェーズ
学校が崩壊する原因はいくつかあります。
一番の原因は「授業がつまらないから」なのですが、今回はこれには触れないでおきます。
その他の原因の一つとしてあげられるのは「管理職の対応のマズさ」です。
医療との連携において、校長・教頭の対応があまりにも酷いのでお医者さんがその学校への協力を拒否するといった事例もあります。
「医者に見放された学校」ということですね。
子どもたちへの支援はどうなっちゃうのでしょうか?
「対応のマズさ」は保護者との連携においてもあります。
我が子への対応が悪くて親が立腹されるケースはよくありますよね。
解決すればいいのですが、こじれて尾を引くことがあります。
尾を引くと親は学校を信頼しなくなります。
「学校が悪い」「先生が悪い」と思うようになります。
心の中だけでそう思っているならいいのですが、
それを子どもの前で言ってしっまたらいけません。
子どもも「学校が悪い」「先生が悪い」と思ってしまいます。
これは我が子が犠牲者になります。
子どもは日々学校に通って授業を受けているわけです。
信頼できない先生から授業を受けるという状況を想像してみてください。
こんな悲しいことはありません。
先生にとっても、その子にとっても不幸です。
それが長く続くわけです。
一番の被害者はその子です。
しかも、その先生に指導力がなければ、状況は周りに波及します。
まず、二、三人の子どもたちが「学校が悪い」「先生が悪い」と同調します。
先生に口ごたえしたり、授業中に廊下に出たり、床に寝そべったりします。
注意しても聞きません。
大声で暴言を吐いたりするので無視するしかできなくなります。
二、三人いればグループですから逸脱行為はエスカレートします。
授業中に隣のクラスに行き来したり、窓から飛び出したりします。
逸脱行為は学年全体へと広がり、
先生方は何度も話し合いの場を持ちます。
これが教師を忙殺させるのです。
他の仕事が出来なくなるのです。
そして、よくある対処法が提案されます。
①何かあったら職員室に電話をして職員室にいる先生が駆け付ける
②空き時間の先生方に廊下を歩いてもらう
③体育館に子どもたちを集めて学年集会を開く
こうした対処方法が職員を更に疲れさせます。
そして、学校を休む職員が出て来ます。
精神的に限界になるのです。
そうなると、代わりに誰が入るのか?という話になります。
世間では「働き方改革」とか「長時間労働」とか「教員不足」とかを問題にしていますが、
現場が抱えている問題はそんな短い言葉で括られるほど単純ではありません。
※この記事は実際の子育て講座で実施している内容が含まれているため続きは有料となります。