講座282 離乳食:なぜ泣くの?
私が主宰しているサークルは「TOSS子育ての部屋」といいます。
TOSSという教育研究団体があるのですが、
その中で「子育て中の教師」が集まって交流しています。
今回は、私のサークルメンバーからの貴重な報告を紹介します。
2.タオル1枚で姿勢がよくなる
1.離乳食:なぜ泣くの?
7ヵ月の我が家の3番目の子ども(女の子)。
離乳食を始めて2週間ほどたった時、
食べ始めて10分ほどたつと、泣き始める・・・
数日続いた。
食べたくないわけではなさそう。
「食べたいのに、なんで上手に食べさせてくれないのよ!」
とでも言いたげな泣き方。
離乳食の柔らかさかな・・・
スプーンの角度やタイミングかな・・・
試してみるが、改善されず・・・
2.タオル1枚で姿勢がよくなる
「歯育て」の歯科医師、中村はるかさんに相談した。
オンラインで見てもらう。
①背中とイスの間にタオルを1枚入れる
②お尻の下にタオルを1枚おく
①の「背中とイスの間のタオル」の意味を解説していただいた。
まだまだ座るとグラグラする。
今は、姿勢をたもつのは、すごく頑張ってる状態。
だから、後半になると疲れてきて、泣いちゃうんだと思うとのこと。
タオルを1枚を入れてあげると、タオルが支えとなって、頑張らなくても姿勢が保てる。
だから、食べることに集中できる!
なるほどぉ!
私は
(1)姿勢を保つ
(2)食べ物を口に取り込んで食べる
この2つを同時にさせていたのか!
②の「お尻の下にタオルを1枚おく」も解説していただいた。
こちらも姿勢。
机が高くて、ひじをついて、体を支えている。
これだと、両手が使いにくい。
お尻の下にタオルを1枚敷くことで、
ひじをつかずに、両手が自由に使える。
手づかみ食べがしやすい。
さっそくタオルを2枚使った。
これだけで、泣かずに最後まで食べられた。
「そうそう、これよ。お母さん!私は集中して食べたかったのよ。」
と声が聞こえるように、食べることに夢中になっていた。
「姿勢が大切」
ということは知っていた。
でも、具体的にどうするのかは、ぜんっぜん分かってなかった。
私は、食べることに集中できない環境をつくっていた。
専門家にみてもらうって、大切だなぁと痛感した。(岡山県・Mさん)
3.「歯育」とは
ネットで「歯育」を検索するといくつかの情報が手に入りますが、
私が一番心を奪われたのは今回の報告に出て来た「中村はるか先生」のご主張です。
0歳からお母さんの知識でお口も心も健康に育てる✨
食べない、磨けない、お口ポカンを解決!「おうちでかんたん魔法の歯育て」
これです!
この「食べない」「磨けない」「お口ポカン」を解決するのが中村先生の「歯育」です。
今回のサークルメンバーの報告は「食べない」の事例ですよね。
離乳食の時になぜか泣いてしまう。
どうして泣くのか?
まさかそれがタオル1枚で解決するとは!
プロの視点です。
すごいですよね。
中村先生はオンラインで個別相談をされていらっしゃいます。
「食べない」「磨けない」「お口ポカン」で困っている方は相談されてみてはいかがでしょうか。
私も中村先生の歯育て講座を受けている1人ですが、多くのおうちの方に知ってもらいたい内容です!小学校の教師からの視点でも役に立つことだらけです。
保育園、小学校、教育の中でも生かせることがたくさんありました!
中村先生の本があったら絶対買います!
長男や次男の食事場面の姿勢も見ていただいたのですが、そちらも学びだらけでした。
私は
「肘つかないで」
「いい姿勢で」
と注意ばかりしていた気がします。
注意が増えて、食事場面が楽しくない雰囲気になっていました。
注意されるこどもも、
注意する自分も、嫌な気持ちになっていました。
姿勢を保てる環境をつくる
これが、全くできていませんでした。
学校でであう子どもたちにも、姿勢の保持が難しい子どもたちがたくさんいます。
注意をする前に、椅子の高さを変えたり、椅子に何かを敷いたり、足が床につくように何か置いたり、環境を整える工夫を考えるようにしたいです。
みほさんのその姿勢が優しいです!