講座118 コロナ禍でも「赤ちゃん学」

コロナ禍で休校している学校もあります。

でも今はオンライン授業が可能!

先生方はどのようにオンライン授業をしているのか?

オンラインでの「赤ちゃん学」は可能だったのか?

M先生からの報告です。

 目 次
1.生徒は自宅で授業を受ける
2.まるでいつもの授業
3.「赤ちゃん学」最新状況
4.感想紹介

1.生徒は自宅で授業を受ける

テレワークで旦那が家で仕事をする時代ですから、

子どもが学校に行かないで家で授業を受けても不思議ではありませんよね。

どんな風にやっているのでしょうか?

(1)ネット上に「教室」を作る。

まず、M先生はネット上に「教室」を作りました。

Google Classroom というアプリで仮想クラスを作るわけです。

そして、そこに生徒を招待します。

M先生は高校の家庭科の先生です。

私の「赤ちゃん学」を授業してくださいました。

生徒は家庭科の時間になるとネットにつないで「クラス」に入ってきます。

あらかじめアドレスを送っておくわけです。

自宅にPCがない生徒はスマホで接続します。

(2)時間になったら授業を始める。

考えてみると当然なのですが、時間になったら先生は授業を始めます。

全員そろうまで待ってなどいられませんよね。

生徒は自宅にいるわけです。

そろわない可能性もあるわけですから「時間になったら始める」わけです。

この感覚はオンラインの方が進んでいるかも知れませんね。

リアルだと全員がそろうまで待って、日直さんに号令をかけさせて、

「時間どおり席に着くように!」というお説教から始まったりしますからね。

(3)生徒の人数と名前をざっと見る。

M先生はGoogle Meet というアプリを使いました。

パソコンの前でマイクとカメラをONすると参加人数と名前の一覧を見ることができます。

80人くらいいますから出席など取りません。

(4)生徒はカメラとマイクを切る。

zoomだとお互いに顔を見せ合うのが普通だと思いますが、これは一長一短です。

コロナ禍なので「お互いの顔を見たい」というニーズはあると思いますが、

各教科の授業でそれをやっていたのでは授業に支障をきたす場合もあります。

「服装や部屋の中を見られたくない」という生徒もいるでしょう。

生徒同士がそれを気にして授業に集中できないということも考えられます。

人数も人数ですしね。

M先生は、生徒のカメラOFF、マイクもOFFで授業を進めました。

(5)普段のように授業をおこなう。

あとは教室の授業とあまり変わらないそうです。

私の「赤ちゃん学」の動画流して、M先生がしゃべります。

私の授業動画はYouTube上にあります。

事前にアドレスをM先生に教えていますので、先生がその動画を再生すると、

アプリの共有機能を使って生徒も見ることが可能になります。

画面の中で私が「問題」を出します。

「では問題1デス!」なんて、私がしゃべっているわけです。

(6)予想を出し合う

動画は「問題」と「答え」が分かれています。

ですから私が「問題1」を出し終わると止まります。

余計な広告や再生記録なども出ないようにしてあります。

で、予想を出し合うわけです。

これは「チャット機能」を使います。

マイクもカメラも切っていますが、発言したい生徒はチャットで発言できます。

画面に問題1の予想がどんどん書き込まれていくわけです。

(7)解説と答えの確認

M先生は「じゃあ、答えの動画を見てみましょう」と言って「問題1の答え」を流します。

動画の私が解説します。

アプリには「挙手機能」もあるので、「5個以上あっていた人、挙手してください」などと確認や評価も出来ます。

(8)感想を書いてもらう

授業の最後に感想を書いてもらいます。

生徒はPCやスマホで感想を打ちます。

これはGoogleフォームで作った感想用紙を使います。

感想用紙はネット上にあるのであとからでも好きな時間に記入することが可能です。

この記事の最後に一人の生徒さんの感想を紹介させていただきますのでぜひ読んでみてください。

デジタルですから私は手を入れていません。完全コピペです。

2.まるでいつもの授業

どうですか?

まるで普段の授業みたいですよね。

今はこんな感じでオンライン授業ができる時代なんです。

講座96「私が政治家になったなら!」でも書きましたが、

これからは「授業をつくる人」と「授業をする人」に分業化されると思います。

「赤ちゃん学」では、私が「つくる人」で、この家庭科のM先生が「する人」です。

便利ですよね。

リアルの教室でも同じようにできます。

労働時間の短縮につながります。

3.「赤ちゃん学」最新状況

おかげさまで授業「赤ちゃん学」を受けた小中高校生に数は900にもなりました。(一覧

来月は地元の高校でも実施する予定です。

「1000人突破」が見えてきました!(^^)/

ご要望がございましたら、ブログの「授業『赤ちゃん学』」、「おうちで赤ちゃん学」をクリックして下さい。

4.感想紹介

最後に感想を一つだけ紹介させていただきます。

今回の生徒さんの中に、びっくりするような感想がありました。

「え!?ホントに高校生?」

私は目を疑いました。

でも、これが日本の高校生なんですね。頼もしい! 日本の未来は明るい!

前回に引き続き今回の授業で取り上げた動画を、
全国の小・中・高で教材として用いるべきだと強く感じた。
教育方針は家庭によって違いが生じながらも、
赤ちゃんへの正しい接し方というのはただ一通りに定まるから、
子育てする為の環境を調える一環として、
学生のうちに学校で正しい知識を身に付けることが必要だと強く感じた。
男は仕事、女は家事育児という古い固定概念を崩壊させるためにも、
男女問わずそれらを身に付けることで、
より夫婦で助けあい協力しながら子育てが出来ると思う。
人間の心は反復不可能性と不可逆性を有している。
簡潔に言うと、「知ってしまったらもう、知らなかった頃には戻れない」というもの。
愛されることを知ってしまったら、愛さないことなど出来ないし、
優しさに触れてしまったら、優しくなかった頃には戻れない。
産んだら親になれる訳でもないし、食事さえ与えれば親になれる訳でもない。
それを勘違いするから、虐待が生まれると思う。
生育環境は人格形成に多大な影響を及ぼすから、
尚更正しい知識を身につける必要があると思ったし、
それこそが赤ちゃんを幸せにする為に我々に出来る最も有力なことなのだと思った。

この記事に投げ銭!

水野 正司

子育て応援クリエイター:「人によし!」「自分によし!」「世の中によし!」の【win-win-win】になる活動を創造しています。

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