講座59 「発達の心配」と虐待
虐待が減らない。
女性の育児不安も増えている。
札幌市の池田ことりちゃん(当時2歳)が衰弱死し事件。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/478195
(北海道新聞)
22歳の母親は「発達に心配はなかった」と話したそうだ。
私は「発達の心配」という言葉にドキッとした。
22歳のお母さんは「発達の指標」を知っていたのだろうか?
学校では習わないだろう。
母親の母親から教えてもらったのだろうか?
行政のサービスで教えられていたのだろうか?
いずれにしても「発達の心配」は大事なワードだ。
子育てにおいて発達を「心配する」というのも不可欠だろう。
その時に、分かりやすい目安があった方がいいだろう。
そう思って、先日が作成した全体構造図を修正した。
私は「注意点」という言葉を使っていた。
これは、米国小児科学会が標準化している基準をもとに作った。
https://www.cdc.gov/ncbddd/actearly/milestones/index.html
(CDC・疾病対策予防センター「マイルストーン」)
中身はいいと思うのだが「注意点」という私の表現に問題を感じた。
不安や心配は必要だ。
しかし、不安を「煽る」ことはしたくない。
そこで、次のように修正した。
発達を「心配」すべきポイント
と
発達を「喜ぶ」べきポイント
に分けた。
「心配」を裏返せば成長の「喜び」となる。
我が子をほめるべき視点にもなる。
その一方で、最低限の「心配」も必要だ。
その両方がわかるように修正した。
イラストも重視した。
WEBは紙媒体に比べて改善を加えやすい。
これからも進化させていく。
http://win3.work/1000pro/1000pro.htm
(子育ての全体構造図)