講座472 3月4月5月のコメント紹介(2023)

やらなきゃと思っているうちに6月になってしまいました。(^^;

この3ヵ月間にコメントしてくださった方々です。

タミーさん

わかちの母さん

さつきママさん

関口芳弘さん

ゆきさん

浅尾 三吉さん

みやまゆさん

Hikaru Takadaさん

学校法人中標津ひかり学園さん

つむちゃんのお母さんさん

畠山 文さん

まきさん

杉本一恵さん

大北修一さん

みほさん

4月に起業したこともあってたくさんの方々からコメントをいただきました。ありがとうございます。

ちなみに経営状態は予想通りの大赤字です。(^^)

最初ですからいろいろ経費がかかるのですが収入はほとんどありません。

普通、そんなもんでしょう。

いつか黒字にするのを目標に続けてみます!

講座372 ブルーライトについて考える

細かいことで恐縮です。
「紫外線や赤外線は目に見えません。それは角膜や水晶体で吸収されてしまうからです。」とありますが、見えない理由はヒトは紫外線や赤外線に反応する視神経を持っていないからです。
なぜヒトは、紫外線や赤外線を見る視神経を持たないように進化したのかと言えば、そもそも大気が紫外線や赤外線をあまり透過しないからです。これを「大気の窓」といいます。(関口芳弘)★2

2回目の登場、関口さん。

こういうことですね。

可視光線は届きやすいけど、紫外線や赤外線は透過しづらいのですね。

調べてみると、紫外線にも種類があるのですね。

UV-Aは皮膚の奥まで浸透し、シワやシミ、たるみの原因を作ります。
UV-Bは皮膚の表面に影響を及ぼし、皮膚に炎症を与え日焼けや肌の黒化を引き起こします。 また、皮膚がんや白内障の原因にもなります。冬になると、B波は夏の5分の1と弱くなりますが、A波は2分の1ぐらいしか現減少しません。
B波は窓ガラスで止まりますが、A波はそのまま通過します。
「紫外線の人体への影響度」(EKO 英弘精機株式会社)

UV-A:ヤシワやシミ

UV-B:夏の日焼け

このうちUV-Aは窓ガラスを通過して真皮まで到達する。

UV-Aヤバいですね。

そこでUV-Aをカットする車のフロントガラスや家の窓や化粧品などがあるわけですね。

気になって少し調べてみたのですが、「UVカット99%」なんて表示されていても、実はそのUVはUV-BだったりしてUV-Aの方は50%が通過する商品も多いようです(化粧品が特に)。

なんかブルーライトの話じゃなくて、UVカットの話になってしまいましたね。

関口さんからコメントをいただくと、だいたいこんな風にあっちこっち調べたくなってしまうのです。昔から。

で、結論。

夜になってもスマホなどから青い光が目に入る。
すると脳はまだ日中だと誤認し、睡眠を促すホルモンを出さない。(関口芳弘)★3

スマホやタブレットは、注視しますし、視野の広い部分で見るので、影響が大きいです。
家庭学習をタブレットでやらせるのは、よろしくないと思います。せいぜい16時頃までかな。(関口芳弘)★

これ、本当にそうですよ。

夜中に真っ暗な中でスマホを見てください。

めっちゃ強い光です。

ダークモードにしてもかなりの光です。

癒される音楽を聴くとか、Audibleでボーっと読書するくらいならいいと思いますが、

LINEなどで「返信」をすると頭が覚醒してしまいますから眠くなりません。

寝室にスマホを持ち込まないのが一番ですね。

と書いて、私は持ち込んでしまいます!(^^)/

講座354 中学生1000人の進路

「一般の高校において「高卒求人」が来ることがない」のは、普通科高校であり、工業高校、商業高校、農業高校等職業科高校には、たくさん求人が来ます。うちの次男の通う農協高校では求人倍率は10倍を超えています。トヨタでは愛知県内の工業高校から指定校推薦でたくさんの高卒生を採用しています。高卒で働くつもりなら、職業科高校の方が有利です。(関口芳弘)★

はい。その通りです。

実は今、高校の先生方の勉強会に入って勉強しています。

「高校を卒業させる」って子育てのゴールですよね。

今は18歳で成人ですから、法的にも多くの保護者にとって「高卒はゴール」になっています。

そうすると、就職か?大学進学か?というのが最後の大きな選択です。

私は特別支援教育についての関心が高いので、支援が必要なお子さんにどちらを選択すべきかアドバイスができるように勉強しています。支援が必要なお子さんであっても大学進学は「あり」です。

それは特別支援学校に在籍していても可能です。

特別支援学校(高等部)卒業者は高等学校卒業の資格はもらえません。

もらえるのは、「特別支援学校高等部卒業」です。

その資格でも大学入学を申請することが可能です、

また、大学進学を希望するために途中から普通高校に編入できる都道府県もあるようです。一年目は高等支援学校に通い、二年目から普通高校に通って必履修教科を履修し高卒認定試験を受けると普通高校卒業資格がもらえるという仕組みです。

でもですよ。

そこまでして「普通高校」って魅力があるのかな?

と私は思います。

昔は、「普通高校に入って普通科を選んで大学合格を目指す」というのが普通でした。

でもそれはかつての学歴社会の構図です。

今は違うと私は思うのですが、どうなんでしょう?

今は学歴や収入よりも「ウェルビーイング(身体的・精神的・社会的に良好な状態)」に価値がある社会だと思います。

ほどほどに収入があり、身体的にも精神的にも健康で、幸せな状態。

ちょっぴりであっても世の中のためになっていて、自分自身にも誇りが持てる。

そういう仕事に就いて自分の価値を認めている。

そんな人生選択をすべきだと思います。

「進学か就職か」はそういう視点で考えるべきだと思うのです。

高校の先生に聞くと、普通科では生徒個人に求人が来ることはないそうです。

求人募集の張り紙は張ってはいますが、個人に求人は来ません。

そんな普通高校とは違って「工業高校、商業高校、農業高校等職業科高校には、たくさん求人が来ますというのが関口さんからの情報です。

「高卒で働くつもりなら、職業科高校の方が有利です」というのは本当です。

高校の種類は次のようになっています。

就職を考えるならマル印の三箇所が仕事に役立つ勉強ができると思います。

発達障害にバツ印がついているのは、発達障害(ADHD、ASDなど)だけでは特別支援学校に入れないということです。

ですから、発達障害を抱えた生徒たちは普通高校に行くことになります。

普通高校は「高度な普通教育」をする場所です。

図に書いてあるような「各教科」を勉強します。

すると、普通高校ではどんなことが起きるか。

今は倍率1倍を切って定員割れをしている高校がたくさんあります。

学力が低い生徒であっても入学が可能です。

ここに千葉県立姉崎高校の実態が書かれた本があります(白鳥秀幸著『学び直しが学校を変える』)。

この高校では5教科500点満点の入学試験で200点台は数人、半分は100点台、残りの半分は100点未満だと書かれています。

100点未満の生徒は英語も数学もほとんどが0点だったそうです。

どこでつまずいているのかを調べたところ、小学校低学年の読み書き計算からできなかったそうです。

具体的に言うと「小学校1年生のくり上がりのあるたし算・くり下がりのあるひき算」からだとわかりました。

ですから、この高校での「学び直し学習」のプリントは次のような問題です。

  1.次の計算をしなさい。

   (1)1+3

   (2)11+3

      …

   (12)2000-400

そして、このような「学び直し」をする一方で、「高度な普通教育(各教科)」も授業します。

どうなるか想像がつくと思います。

「わかんねぇ」「つまんねぇ」と言って投げ出します。

教科書、ノートなどは机の上に出さなくなります。

机の上は、飲食物、化粧品、マンガなどです。

教師はそれらの「関係ない物」をしまわせることで授業時間の半分を費やします。

でも、教室にいる生徒はマシなほうです。

多くの生徒が廊下でタムロしています。

白鳥校長は次のように書いています。

「廊下にいなくなるまでに毎日5分から15分は必要でした」

いなくなってどこへ行くかというと、保健室、更衣室、プールの裏、校外などの別な場所へ行ってタバコを吸う。

そんな感じです。

すべての普通高校がそうだとは思いませんが、似たような高校は少なくないはずです。

今はタバコを吸う生徒が少なくなっていますので、おとなしく教室で寝ているかも知れませんね。

これが「普通高校」における「高度な普通教育」の姿です。

皆さんも高校時代の授業中に居眠りしていませんでしたか?

テスト前だけ一夜漬けで勉強しませんでしたか?

今の普通高校もほとんど変化していません。

そんな普通高校に我が子を行かせたいですか?苦行ですよね。

でも、その一方で、積極的に勉学に励み大学受験を目指す生徒もいます。

大学に通う目的や大学に行かなければならない明確な目的を持っている生徒たちです。

国際留学なんていうのもいいですよね。

要するに目的です。

昔は、目的なく、とりあえず、みんな行くから、普通高校に行くというケースが一般的でした。

しかし、今は、早期に目的を持ち、ウェルビーイングになる生き方を選択すべきです。

社会での活躍の仕方は多様になり、選択肢が増えています。

生徒も保護者も早めに情報を持ち、自主的に生き方を考えるのがよいと思います。

そのサポートが高卒までの親の役目だと思います。

講座396 子どもの居場所とは何か(前編)

私が小学生の時、休み時間が苦手でした。友だちを見つけ、自由に楽しく遊ぶということが、難しかったです。
自分に合う仲間を作ることも、将来必要な力かもしれないなと拝読して思いました。
(タミー)★9

思い出すのは同期生数人と学校の畑でひたすら穴を掘っていた時期。たぶん期間は数週間程度ですが、楽しかったです。
あとは本を読む、絵やマンガを描く、暇すぎてひたすら廊下を歩ってる時もありましたね…
そういえば、小6ではじめて「このままではマズイのでは?」と自分の意思で一緒に遊ぶ同姓の友達を作る努力をして、そして成功したこともありました。
(わかちの母)★1

この講座で私は「4年生以下に必要な居場所は『三間』」ですということを書きました。

「三間」とは「遊べる時」「遊べる仲」「遊べる空」のことです。

学校の休み時間は大切な「三間」です。

でも、「タミーさん」や「わかちの母」さんのように、休み時間が苦手な子もいます。

人間の性格は「5つの要素」で決まります。

「ビッグ5(ファイブ)」と言います。

EssensStrassenさんが元SVGを製作(wikipedia)

①Openness(開放性)…想像力豊かで革新的な部分
②Conscientiousness(誠実性)…責任感や自制心といった部分
③Extraversion(外向性)…社交的・積極的・活発といった部分
④Agreauleness(協調性)…他者への共感力が高く思いやりなどの部分
⑤Neuroticism(神経症的傾向)…緊張・不安・ストレスなどの環境が苦手な部分

「タミーさん」と「わかちの母」さんは多分⑤の「神経症的傾向」が強いタイプなのだと思います。

しかし、それは欠点ではありません。

「タミーさん」はその代わりに誠実性が高いとか、「わかちの母」さんはその代わりに開放性が高いとか、人の性格には特徴があるものです。全部が全部同じではないのが性格です。個性です。

友だちと遊ぶのは外向性ですから一つのパーツに過ぎません。

多くの小学生は「遊べる時」「遊べる仲」「遊べる空」が好きです。

でも、「全くの自由」が苦手な子もいます。

先生はそういう子も想定して配慮しているはずです。

そういう子にも居場所は必要ですからね。

休み時間になると必ず職員室に来るという子もいました。

先生がグランドに行かないとみんなと遊ばない子もいました。

外向性が低いということです。

①が強い人、②が強い人、③が強い人、④が強い人、⑤が強い人、それぞれが存在して社会が成り立ちます。

それぞれが可能性ですからつぶさないことが大切です。

ましてや子どもはその先どうなるかわかりません。

突然キャラが変わることだってあります。

教師は子どもの個性を守るべきか、伸ばすべきか。

私はその両方だと思います。

職員室に来るという子の相手をすることも対応ですし、グランドに行ってみんなと一緒に遊ばせることも対応です。

また、教室でお絵描きをしていたい子の気持ちを尊重するのも対応です。

小学校の先生はそうやってすべての子の居場所を確認しているのだと思います。

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水野 正司

子育て応援クリエイター:「人によし!」「自分によし!」「世の中によし!」の【win-win-win】になる活動を創造しています。

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