講座326 向山家の子育て【法則㉑】手紙を大切に

法則㉑ 手紙を大切に

向山洋一氏の娘・向山恵理子さんは「Anyango(アニャンゴ)」というミュージシャンです。

アフリカの音楽に魅了され、単身ケニア奥地の村で修業し、「ニャティティ」という楽器の世界初の女性奏者となりました。

この「ニャティティ」という楽器は現地でも限られた男性だけに演奏が許されている伝統楽器です。

アニャンゴはその楽器を使って日本国内だけでなく、アフリカ、ヨーロッパなどでも広く演奏活動を行っています。

先日、9枚目となるアルバム「AOKO」をリリースされました。

私は目覚めの音楽として毎朝聴いています。

高校生だった向山恵理子さんは、毎日、髪の毛の色を染め変えて学校に行き、夜な夜なライブハウスに通うという派手な女の子でした。

そんなある日、偶然、父親が書いた一冊の本を目にします。

 向山洋一『教師修業十年』

恵理子さんはその場に立ち尽くしてむさぼるように読みました。

初めて知った「教師としての父の姿」だったと言います。

翌日、恵理子さんは父親に手紙を書きます。

感動しました。お父さん、すごいね。私もがんばって立派な大人になるからね。恵理子

父親である向山洋一氏はすぐに返事を書きました。

自分でね、心の底から「そうだ」と思えることを求めていらっしゃい。
人にどう思われようと関係のないことです。
お父さんはそうでした。
いろんなことをやってらっしゃい。
失敗も成功もいろいろ経験しなさい。
恵理子なら必ずできます。
恵理子はたった一人のお父さんとお母さんの娘です。
いつでも、どんな時でも味方です。
恵理子へ 父より
  出典:『夢をつかむ法則』(角川学芸出版)

恵理子さんが17歳の時の出来事です。

恵理子さんには二人のお子さんがいます。

先日、ご長男が5歳の誕生日を迎えました。

神社で七五三の奉納をしたあと、「じいじ(向山洋一氏)」と将棋をしたそうです。

そのころが恵理子さんのFacebookに綴られていました。

次の文章とともに。

すくすく育ってくれて、ありがとう。
いろんなところにでかけておいで。
いろんなことをみつけておいで。

「いろんなことをやってらっしゃい。
 心の底から『そうだ』と思えることを求めていらっしゃい。」

「じいじ」の言葉が受け継がれていました。

アニャンゴの最新MV『AOKO』です。

癒されます。

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水野 正司

子育て応援クリエイター:「人によし!」「自分によし!」「世の中によし!」の【win-win-win】になる活動を創造しています。

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