0~1歳半(乳児期) 1歳半~6歳(幼児期)

講座298 子育てはシステマティックに!

投稿日:2022年9月12日 更新日:

 目 次
1.公文式幼児教育の2つの標語
2.読み聞かせ1万冊を達成させる方法
3.財産化には時間がかかる

1.公文式幼児教育の2つの標語

みなさん公文式の「KUMON」はご存知ですよね。

創業者は公文公(くもん とおる)です。

この公文式には幼児教育における2つの標語があります。

ご存知ですか?

生まれてすぐから歌を聞かせていると、生後1か月でほとんどの子は反応する。

この事実にもとづいて公文氏が自ら作った標語だそうです。

実はうちの子どもたちも新生児の時から歌で育ちました。

妻が得意だったのです。

多分、妻自身も歌で育ったのだと思います。

伝統ですね。

三女が生まれた時は私が教材を買って本格的に歌で育てました。

この教材です。

30年くらい前に購入したのですが、今も現役です。

今は三女が自分の子ども(私の孫)に使っています。

実際に「二百曲」達成できたかどうかは数えていないのですが、

当時、三女は2歳の時点で百曲はマスターしていました。

そして、標語の通りに「賢い子」に育ちました。

今も現役の童謡カード

2.読み聞かせ1万冊を達成させる方法

読み聞かせも毎晩やっていました。

どうして「毎晩」かと言いますと、毎晩必ず布団に入るからです。

母親が布団を敷く → 子どもは本を選んで持って来る → 布団に入る

この流れが自動化されていましたから毎晩読むことになるのです。

妻は秒で眠るタイプですから、読んでる途中で子どもたちにつつかれることはよくありました。

長女と次女が小学校三、四年生くらいまで続いていましたから、そのころ三女は4歳くらいだったでしょうか。

それまで三人そろっての読み聞かせが続いていました。

「一万冊」を読んだかどうかは定かではありません。

そもそも当時は「読んだ冊数を数える」という意識がありませんでした。

ところが世の中には数えていた人がいるんですね。

ご存知ですか?

我が子に読み聞かせ一万冊を成し遂げたお母さんを!

子育て界では「佐藤ママ」と呼ばれている佐藤亮子さんです。

佐藤ママは目標を立てて臨みました。

長男が三歳の誕生日を迎える前日までに一万冊読む

そして計算したそうです。

そしたら「一日15冊」で達成できることがわかりました。

それを実行してカレンダーに累計冊数を記録し始めます。

ただ、続けるのは大変ですよね。

そこで佐藤ママはシステムを作りました。

読む本は前の晩に15冊選んでおいて食卓の上に置いておく

食卓の上に置いておくのがポイントです。

日常生活は動き始めると慌ただしく過ぎます。

「さて、読み聞かせをするか…」などと考えるだけでは続きません。

食卓の上に置いてあるからこそ、読めるタイミングがあれば、上からサッと取って読む。

そうやって続けたそうです。

そして、本当に達成しちゃったわけです。

さて、この長男さんはその後「賢い子」になったのでしょうか?

本人が書いた文章を紹介します。

両親は進路に対して、一切何も言わず、任せてくれました。理系科目が得意だったこと、弁護士の父のような資格職につきたいと思っていたこと、医師を目指す同級生が多かったことなどから、医学部に進学しました。これから診療科を決めますが、中学、高校、大学とサッカーをやってきたこともあり、今のところは整形外科に進みたいと考えています。医師は一生学び続ける職業です。子どものころから勉強の習慣がついていますので、謙虚に学び続け、活躍できる医師になりたいですね。(『佐藤ママの子育てバイブル』)

誰から見ても「賢い子」ですよね。

この長男さんの文章の中には子育てにおける大事な視点がいくつか含まれています。

・一切何も言わず、任せてくれました。(自分で決めさせる)

・理系科目が得意だった(得意の自覚)

・父のような資格職(親の背中)

・医師を目指す同級生が多かった(小さい頃の学力が友達環境を規定する)

・中学、高校、大学とサッカー(社会性を身につける活動)

・医師は一生学び続ける職業(職業選択の確かな目)

・子どものころから勉強の習慣がついています(勉強を嫌わないという財産)

こういう文章を読むと、多くの人は「弁護士」とか「医者」といったワードに目を奪われがちになると思いますが、本質はそこじゃないんですね。

ちゃんと「幸せになる子育ての原則」に基いているところが凄いのです。

親として子どもに残すべきなのは物やお金などではなく、こういった財産なのだと思います。

その後、長男さんは医師になりました。

謙虚に学び続け、活躍されていると思います。

3.財産化には時間がかかる

ご存知の方も多いと思いますが、佐藤ママには4人のお子さんがいます。

そして、その4人が4人とも東大に合格しています。

そりゃ有名になりますよね。メディアが食いつくでしょう。

でも、私が食いついたのはそこじゃありません。

ここです。

読む本は前の晩に15冊選んでおいて食卓の上に置いておく

この「食卓の上に置いておく」という所に食いつきました。

ここなんです。

いろんな子育てがあっていいと思いますが、子どもにとって財産となる部分って時間がかかるんです。

でも日常は忙しい。慌ただしい。

だから、自動化=日常化させちゃうと強いのです。

頑張らなくても自然に出来ちゃいますから。

佐藤ママは読み聞かせを頑張ってやったわけではありません。

楽しんでやっていました。

絵本の読み聞かせを義務感から行うと、子どもは親のそのような様子を敏感に察知します(『わが子の知能と心を育てる読み聞かせ!』)

義務感からやらない。

これも大事です。

そうならないためには生活の一部(日常行事)にしちゃうことです。

そして、日常行事にするためには「食卓の上に置いておく」ということなんです。

最後に、このブログの愛読者の「みほ」さんからの報告を紹介させていただきます。

■我が家も、寝る前に読み聞かせを毎日しています。

入浴後、歯磨きをして、早くお布団にいければ、たくさん本を読めて、遅ければ少しだけとしています。

3歳の次男は、毎日、

「今日は、何冊?」と聞いてきます。

「今日は早いから、5冊!」

と言うと、

「やったあ」と、絵本を選びにいきます。

その姿がとてもかわいらしいのです。

お気に入りの本は、何日も連続で持ってきます。

時々、次男が読んでくれるのですが、抑揚、スピードが私そっくりなのです!!

面白い場面は、ちらっと私を見て、ニヤリとして読んでくれます。

二人で笑いながら絵本を読む。

なんてことないこの時間が、幸せだなあと思います。(みほ)

我が家で使っていた『うたの絵本』

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-0~1歳半(乳児期), 1歳半~6歳(幼児期)

執筆者:


  1. タミー より:

    水野先生から教わり、私も歌カードで歌を歌いました。
    娘は0歳の時、口に入れていました。
    歌が聞こえる不思議なカードだったのでしょう。
    知らない歌もあり、車内でCDを聴いて私自身、練習しました。
    あれから、歌好きの娘になりました。毎日歌を歌っています。もうすぐ3歳になります。

  2. つむちゃんのお母さん より:

    読み聞かせにはならないかもしれませんが、お風呂にひらがな表を買って毎日一緒に読んでいます。

    お風呂に入る→30まで数える→あいうえお表→あいうべ体操

    が我が家の習慣です!

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