講座268 学校のここを変えたい!②
昨日の動画に反響がありました。
2020年から主体的で対話的な学びを大切にすると聞いていました。学級支援員になり、まだ数日ですが、自分たちの子供時代の授業とあまり変わらず、みんな同じことをさせていてビックリしました!! できない子はついていけずに飽きる、できる子はつまらなくて飽きる。そんな子に、席に付かせて、授業に集中するよう促すのが、ちょっと苦痛です(苦笑)。授業がつまらないんだよね、あきるよね~と思ってしまう。 学校生活は、秩序を守る練習をする場だと捉えたらいいのでしょうか?🤔一部を表示
はい。残念ながら学校は変わっていません。
できない子はついていけずに飽きる
できる子はつまらなくて飽きる
参観日はイベントなのでわかりませんが、
現場を直視できる立場にいる人なら知っているはずです。
日本中の小学校がこんな状態だと推測します。
中学、高校の授業だともっと悲惨でしょうね。
授業が始まった途端に机に突っ伏す生徒は普通に見られるでしょう。
授業開始の挨拶だけは立つんですよね。
不思議ですね。あれは何なのでしょう。
「みんな同じことをさせる」「秩序を守る練習」ということなんでしょうね。そこだけは。
私はTOSSという研究団体で研修していましたので、
かろうじて、こういう授業だけはしなくて済みました。
なぜなら、TOSSの授業の鉄則は、
ただただ「できない子」をできるようにさせて、
それと同時に「できる子も同じ時間に熱中して取り組む授業をする」(向山洋一)
ということだからです。
A:「できない子」ができるようになって、「できる子」も熱中して取り組む授業
B:「できない子」はできるようになるけど、「できる子」は退屈する授業
C:「できない子」はついていけずに飽きるけど、「できる子」は熱中して取り組む授業
D:「できない子」はついていけずに飽きて、「できる子」はつまらなくて飽きる授業
もちろん理想はAです。
理想というより、公教育はそうでなければならないものです。
最悪はDです。
現実は最悪に偏っているということですね。
では、BとCではどちらが望ましいでしょう?
私はどちらにもならないように授業をしてきましたが、
どちらかを選べと言われたら「B」をするでしょう。
「できない子」をできるようにするのが学校教育の最低限の務めだと思います。
だって、「できる子」はすでにできているんですから。
塾で勉強していたりする場合もありますしね。
それが「ただただ」の意味だと思うのです。
さて、今回は前回の動画の続きです。
今回の私の主張はこれです!
授業は外注化しちゃえばいい!
これについては、社会派ブロガーの「ちきりん」さんと全く同じ考えです。
各地の学校でそれぞれの授業が同じ内容の授業をしているわけですから、
その授業のスペシャリストが日本トップクラスの授業をして、
オンライン配信なり、YouTubeで非同期再生なりすれば、
子どもたちにもメリットが大きいですし、
先生方も負担が少なるなるでしょう。
実際の教室では、それぞれの先生がその授業を使って子どもたちに対応すればいいのです。
指名したり、発表したり、目の前の子どもの実態に合わせて楽しく進められるはずです。
ちきりんさんの放送の中で印象に残った言葉があります。
私が小学生だった40年前と何も変わっていない。
こんだけ何も変わらない業界って他にあるのか?
【コラボ】学校教育ここを変えたい!
2.授業は外注化しちゃえばいい!
3.特別な部屋をもうひとつ作ろう!