講座257 スマホで子守唄

スマホ育児と言っても「ながら授乳」ではありません。

赤ちゃんにスマホを渡してアプリで遊ばせるわけでもありません。

まだスマホを持てるくらい大きくなっていませんし、愛着形成の途中です。

「ながら授乳」や「アプリ育児」の問題点は母親とのコミュニケーションが途絶えるところにあります。

その結果として、愛着形成の不全につながるわけです。

今、学校現場では愛着形成不全のお子さん(愛着障害)が増えているように感じられます。

今年度もまだ数日しか経っていないにもかかわらず、全国各地から報告が出ています。

今回は「愛着不全にならないスマホ育児の方法」を紹介します、

と言いたいところですが、誰でもやっているような普通の方法の紹介です。

 目 次
1.おばあちゃんの子守唄
2.おじいちゃんの子守唄
3.まとめ

1.おばあちゃんの子守唄

おばあちゃん=娘の母=私の妻はダブルワークで働いています。
(院内保育所と放課後児童デイ)

日中はほとんど家にいません。

ですから、家にいるのは私(おじいちゃん)と娘と赤ちゃんだけになります。

でも、おばあちゃんは時間があるときは嬉しそうに赤ちゃんを抱っこします。

抱っこして、揺らしながら、「持ち歌」を歌います。

持ち歌は2つのグループに分けられます。

(1)娘たちを育てた時に歌って聞かせていた童謡

(2)若い頃によく聴いた歌

具体的に言うと(1)は『うたの絵本』(くもん出版)です。

長女から四女まで、セロハンテープを貼ってボロボロになるまで使いました。

この本は今でも『くもんのうた200えほん』となって出版されています。

子どもたちもマスターしましたが、四人を育てた母親はもっとマスターしています。

もう頭の中に定着しているのです。

ですから赤ちゃん(孫)を抱いてもすぐに歌が出て来ます。

いまどき、たくさんの童謡を覚えている大人は少ないんじゃないでしょうか。

それが娘から孫へと三代に渡って受け継がれている姿を私は間近で見ています。

(2)の「若い頃によく聴いた歌」は、妻の場合、ユーミンが多いですね。

松任谷由実の「真夏の世の夢」は鉄板曲です。

娘も孫も、みんなこの曲で眠ります。
(反町隆文の「POISON」に勝てます!)

童謡とは全く違うわけですが、

抱っこ+視線+揺れ+歌

という点で同じです。

スキンシップ+アイコンタクト+動きの刺激+耳への刺激

ということですね。

これは赤ちゃんがお腹の中で過ごしていた環境に近くなります。

包まれている感覚+羊水の揺れ+血流や母親の音声などの音環境

お腹の中というのは無音ではありませんからね。

静か過ぎると不安(不快)なのかも知れませんね。

視線が要らないのは真っ暗で見えないからです。

生まれたあとは目を使って「一番大切なもの」を見て安心します。

その「一番大切なもの」というのが母親です。

2.おじいちゃんの子守唄

さて私です。

私はおばあちゃんのように歌が上手ではありません。

もっぱら聴いて楽しむほうです。

(1)の童謡は失格!

(2)の持ち歌も失格!

しかし、日中におばあちゃんはいません。

私が子守りをする出番があります。

そこで実行したのはスマホで音楽を流す作戦です。

私はAmazonミュージックを使って普段から好きな曲をシャッフル再生して料理を作っています。

それを子守りに使ってみることにしました。

昨日、そのチャンスが訪れました。

赤ちゃんが泣いています。

娘は睡眠不足で横になりたいと言っています。

よし、ここはおじいちゃんの出番です。

赤ちゃんを抱っこして別室へ。

スマホ再生!シャッフル!

1曲目にかかったのは、あいみょんの「双葉」です。

抱っこ+視線+揺れ+歌(あいみょん)

あっという間に泣きやみました。

2曲目は、ファンモンの「Lovin’ Life」。

ラップ調の曲ですが、まぶたが半分閉じかかりました。

そして、3曲目の「それでは、」(藤井風)でオヤスミ。

3曲で眠りました。

しばらく添い寝をして、起きたらまた抱っこして揺らします。

BGMは流れたままです。

自分の好きな曲+アイコンタクト+抱っこ+揺れ

これって結構楽しいのです。たまには歌いますよ。

10曲やってもいいくらいです。

筋トレに近い感覚にもなります。(^^)/

3.まとめ

というわけで、

「おばあちゃんの子守り」と「おじいちゃんの子守り」を紹介しました。

私はスマホを使ったわけですが、

抱っこ+②視線+③揺れ+④歌

は確保していましたよね。

この四つがそろっているところが「子守唄」の威力だと認識できました。

この記事に投げ銭!

水野 正司

子育て応援クリエイター:「人によし!」「自分によし!」「世の中によし!」の【win-win-win】になる活動を創造しています。

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