1歳半~6歳(幼児期)

講座206 三つ子の魂百まで

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「三つ子の魂百まで」というコトワザがありますが、その意味を知ってますか?

「小さいうちに習っておけば一生の財産になる」と思っている人も多いようですが、

それは間違っています。

正しくは、「小さい時の性格は歳をとっても変わらない」という意味です。

「魂」って、性格や気質のことなんです。

いい意味でも悪い意味でも使います。

ま、それは置いといて。

今回はこの雑誌について、私の目に留まった箇所を抜粋して紹介します。

1.すっぽんぽんのメリット

「おむつは歩く時の邪魔になるし、裸で歩く場合に比べてより大股で歩幅が小さくなる」(15ページ)

2.遅れよりも心配なのは後退

「どの時期に、どのスキルに集中して取り組むかは子供によって違う。

重要なのは目安とされる時期より何らかのスキルの習得が継続されているという事実。

一度獲得した能力を失ったなら、大きな警告サインと捉えるべきだ。」(15ページ)

3.繰り返しや畳語が効果的

「赤ちゃん言葉では大事な単語が文の最後に出て来ることが多い。

たとえば、『ワンちゃんが骨を食べている』よりも『見えるかな?あのワンちゃん』の方が好ましい。

文の最後になると赤ちゃんが『ワンちゃん』という単語を覚えやすくなるからだ。」(16ページ)

4.良いことも悪いこともお手本になる

「努力すれば成し遂げられることに挑戦させたいのならば、まずは子供に努力と成功の手本を見せるといいかもしれない。」

「頑張って成功した人を見たら幼児も一層努力する。」(19ページ)

5.愛着は断絶と修復を繰り返すほど強くなる

「子供が離乳食をぐちゃぐちゃにして遊んでいたら、『そんなことしちゃ駄目』と叱り、断絶が起こる。

けれどその後、抱っこしたり、一緒に遊んだりすることが修復になる。

こうした繰り返しで、親子の絆は深まり、子供自身は逆境の中でもしなやかに生きるすべを身につけていく。」(29ページ)

6.赤ちゃんの「予測不可能な泣き声」

「緊急度が高いほど、声の高さと大きさが増し、声と声の間隔は短くなる。

さらに音波のエネルギーは高周波に集中する。

大人の聴覚にとって、最も敏感で、環境中における音の減衰が最も少ない周波数帯域だ。

これらの音響特性から、文化の違いを超えて、赤ちゃんが苦痛を感じていることを誰でも正確に把握できる。

これが周囲の大人の素早い反応を促す。」(35ページ)

「予測が不可能なことによって、聞き手が泣き声に慣れたり、泣き声を無視したりするのが難しくなることを示している。」(35ページ)

7.事故を防ぐのは見守ることではない

「見守ることが事故の予防になるというのは誤解で、迷信のようなもの。

目を離してもよい状態にする環境づくりが、事故の予防効果を上げる。」(51ページ)

8.スクリーンは2歳以下には無意味

「たとえ教育用コンテンツであっても、2歳以下の場合にはスクリーンから学ぶことはほとんどないことが研究で示唆されている。」(68ページ)

9.乳幼児は能力と努力が区別できない

「乳幼児は『能力』と『努力』の概念がまだ区別できないため、

できた・できない=能力が高い・低いと捉えず、

自分が一生懸命やったからできたのだと捉える。

この時に周囲から『頑張ったね』『よくできたね』など肯定悌な言葉を掛けられることで、

次も頑張ろうという意欲や粘り強さも育める。」(83ページ)

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