講座341 リビングは子どもの遊び場!
私が所属している研究団体TOSS(トス)には、授業技量検定というシステムがあります。
子ども役になった先生方を相手に授業をして、その授業を上級者が審査します。
こんな感じです。
会場に集まったたくさんの教師を前にして授業をします。
授業時間は5分とか7分です。
審査員(上級者)がいて、それを審査します。
全員が見ている前でコメントが述べられ、点数が発表され、級が付きます。
めちゃくちゃ緊張します。
このシステムが出来る以前の教師の世界には、教師の授業の腕を他人が審査するなんて考えられないことでした。
今でも理解できない先生方が多いかも知れません。
でも、授業には「上手・下手」があるのです。
それは子どもたちの反応を見ればわかります。
上手い先生もいれば、下手な先生もいます。
できれば「上手い先生」が増えた方がいいですよね。
シンプルなことなのですが、学校教育の中には、このようなことでも反対される方がいらっしゃいます。
ですから押し付けは出来ませんが、検定を受ければ受けるほど授業の腕は上がります。
なぜなら、この検定には明確な評価基準があるからです。
たとえばこんな感じです。
①授業の始まり(15秒)のつかみ
②子どもへの目線
③あたたかな表情、対応
④明確な発問、指示
⑤心地よいリズム
(「TOSS授業技量検定」評価項目・認定基準より)
私は自分自身の教職経験から、こうしたことの大切さを心の底から実感しています。
目の前で子どもたちが「楽しそうに」授業を受けてくれます。
そのTOSS授業技量検定には39級~十段までのランクがあります。
十段が最高峰です。
私は先日、その最高峰・十段の先生を訪ねて長崎まで行って来ました。
その教師こそ伴一孝氏です。
まあ、簡単に言いますと、伴先生と飲みたかったので訪ねたわけですが、
私にとっては初めての「ご自宅訪問」でした。
そして、リビングに通され、「おお!」となります。
今回はそのときの場面を動画で解説します。
授業技量検定十段のお宅のリビングはどうなっていたのか!
図鑑におもちゃに生き物に!
工作もいつもできる!
遊びやすい環境ですね。
そう言えばテレビはありませんでした。