講座237 0歳児・指人形をつかむ(解説)
このブログを読んでいらっしゃる方は、
きっと「子育て」に関心がある方だと思います。
その中には、かなり前から読んでくださっている方もいらっしゃいますよね。
そこで今回は「力だめし」をします。
次の動画をご覧になって、どんなことに気がつくか挑戦してみてください。
①こんなこと
②あんなこと
③ああなってる
④こうなってる…
もちろん内容は「子育てに関すること」です。
①、②…と、番号も付けてください。
3つ以上見つけられたら合格です!
行きますよ!
動画を見て気づいたことです!
簡単なことで結構です。
動画は短いですよ。15秒くらいです。
それではご覧ください。
何度見てもかまいません。
一度見て「3つ以上」気づいた方はレベルが高いです。
子育てに関する知識が豊富な方だと思います。
よかったらこの記事のコメント欄に書き込んでみてください。
と書いたところ…
「さつきママ」さんからコメントをいただきました!(^^)/
①子供が頭を上げた高さに人形を置いている
ひっじょうに!重要なところに気づかれましたね!
確かに手が届いています。
しかも、よく見るとこれは、わざとこの高さにされてますね。
ダイソーで売っていそうな格子状のパネルをぶら下げてます。
そこにお人形を取りやすい形ではさむ!
なんという工夫でしょう!
さつきママさんはそれを「頭を上げた高さ」と表現しました。
ズバリですね。
②遊びを通して背筋や体幹を鍛えている
確かにのけぞってます。
手指の運動だけじゃないのですね。
③遊びを通してつまむ力を鍛えている
確かに指でつまんでいるように見えますね。
でも完全に指だけではないので、「握る」と「つまむ」の間くらいでしょうか。
「たまひよ」によると、
自分の前にあるおもちゃに手を伸ばしてつかみますが、手のひら全体でわしづかみにします。(5~6ヵ月頃)
おすわりが安定してくると、親指と残りの4本、または3本の指でボーロなどをつまめるようになったり、片手で持ったおもちゃをもう片方の手に持ち替えることもできるようになったります。(7~8ヵ月頃)
だそうです。
この辺の発達なのでしょうか。
いずれにしても、その発達をうながす環境を工夫しているというわけですね。
④痛くないように下に座布団が敷いてある
ホントですね。フワフワの何かを敷いています。
⑤網にはさまっているところから取ることで「取れた!」という感触があり達成感がある
この発見、凄くないですか!
確かにこのおもちゃだと、「取れた!」という実感が湧きますよね。
動画をよく見ると、取る前は、少し悪戦苦闘的に取り組んでいます。
それが、取ったあとには表情が変わります。
少し遅れて「ん?取ったかな?」みたいな感じで取ったことを感じています。
そして、このタイミングで、
⑥名前をつけてほめている
「やったね!ななちゃん!」と、ほめました。
すると、ななちゃんは笑ったのです!
⑦ほめたことが子供に伝わっている(ななちゃんが喜んでいる)
喜んでいましたね。
つまり、⑤⑥⑦という一連の流れが成功体験をつくり出しているんですね。
《人形をつかみ取る環境》→《つかんだ時の対応》→《子どもの成功体験》
この流れがよくわかると思います。
こんな動画はめったに見られません。
⑧声が強すぎず弱すぎず丁度いい声
はい。優しい声でしたね。
⑨人形を1つではなく複数セットしておくことで次々と連続して取り組める
なるほど!
取ったのは天丼マンでしたけど、アンパンマンが残っていましたね。
つまり、《挑戦する環境を用意している》ということですね。
こうやって「意欲(やる気)」を育てているわけだ!
中学生になってから「勉強やりなさい」というのではなく、
赤ちゃんの時に挑戦する意欲を育てている。
これこそ「お互いが幸せになるwin-win」の子育てですね。
さつきママからのコメントは以上の9個でした。
いや、すごい分析ですね。
私から解説する必要がなくなってしまいました。
というか、私が勉強になりました!
①子供が頭を上げた高さに人形を置いている
②遊びを通して背筋や体幹を鍛えている
③遊びを通してつまむ力を鍛えている
④痛くないように下に座布団が敷いてある
⑤網にはさまっているところから取ることで「取れた!」という感触があり達成感がある
⑥名前をつけてほめている
⑦ほめたことが子供に伝わっている(ななちゃんが喜んでいる)
⑧声が強すぎず弱すぎず丁度いい声
⑨人形を1つではなく複数セットしておくことで次々と連続して取り組める
③
さつきママ、ありがとうございます!