講座30「よい子」「悪い子」「普通の子」まとめ
子どもらしく育ってくれれば、それでいい。
それを私は「普通の子」と呼びました。
大河原先生の視点をお借りして、
泣きたいときに泣ける子
とも表現しました。
要するに、
「悪い子」過ぎないこと
「よい子」過ぎないこと
それ以外を「普通」と呼ぶ(呼びたい)。
そう思いました。
しかし、世間には次ような考え方があります。
「普通」じゃツマラナイ!子どもの個性を大事にしましょう!
皆さんはどう思われますか?
「普通」じゃダメですか?
個性的な子を育てたいですか?
私の考え方はちょっと違います。
私は次のように考えます。
個性があるのが「普通」。
私は、どんな子でも個性があると思っています。
個性があるのが「普通」だと思っているので「普通」でいいと思っています。
「悪い子」「よい子」というのは個性ではなく抑圧された状態です。
「普通の子」は抑圧されていません。
そのことを「のびのび」とか、「子どもらしい」と表現するわけです。
どんな子にも個性はあります。
大事なのは、その個性を、
「のびのび」、「子どもらしく」、発揮させてあげることです。
子どもですからトラブルも起きます。
親の思い通りに行かないこともあるでしょう。
ここで、もうひとつの大切な考え方が必要になります。
個性は理解し合うもの!
比べるのではなく、
つぶすのでもなく、
誰にでもあるのですから、理解し合うもの!
この「理解のし合い」がなければ、子どもらしくは育ちません。
それは親子の間でも必要です。
子ども同士の間でも必要になります。
以上が私の「普通でいい!」という理由です。
そして、子育てにおいても同じです。
親も「普通」がいいですよね!
悪過ぎる親はダメですよね。
よい親過ぎるのも問題です(親自身が抑圧されているケースがあります)。
不安を抱えないのが「普通の親」です!
誰でも不安は感じます。
でも、「感じる」だけで、「抱えない」ことにしましょう。
抱えてしまうと子どもに染ります。
不安を抱えないのが「普通の親」!
不安は感じるだけ!抱えない!
最後に、私の師匠である向山洋一先生が娘の恵理子さんへ書いた手紙の一部を紹介させていただきます。
自分でね、
心の底から「そうだ」と思えることを求めていらっしゃい。
人にどう思われようと関係ないことです。
お父さんはそうでした。
いろんなことをやってらっしゃい。
失敗も成功もいろいろ経験しなさい。
恵理子なら必ずできます。
恵理子はたった一人のお父さんとお母さんの娘です。
いつでも、どんな時でも味方です。
恵理子へ
父より
この手紙を講座21~30のまとめとします。
講座30「よい子」「悪い子」「普通の子」のまとめ
YouTubeラジオ「子育てwin3」でした。
※次の著書から引用しました。
向山恵理子『夢をつかむ法則』