講座575 我が子が「AIと相談をする」時代

 目 次
1.なぜAIに相談するのか
2.私たちはどうすべきか?
3.教師ならどう教えるか?
4.生成AIが作った文章は「第三の文章」
5.「第三の文章」を読む時の構え
6.生成AIを味方につけよう!

1.なぜAIに相談するのか

2.私たちはどうすべきか

3.教師ならどう教えるか?

ですから、

これも何気ない説明のように見えますが、使う言葉を慎重に選んでいます。

「質問された言葉」とは、高学年になると「プロンプト」という名称で教えたいと思います。

生成AIを使うための超重要キーワードです。

「多くの人が納得する答え」という言い方も重要です。

〈世の中の常識〉と近いかも知れませんが、その常識は人間が持っている(考えて出す)常識とは少し違うような気がします。

単に世界中の本やインターネットの知識を集めて」計算した常識ですから、飽くまでも機械的な常識です。

しかし、その常識であっても(それだからこそ)多くの人に納得してもらいやすいということになります。

〈この質問には、こう返すのが自然だ〉というパターンやルールを、何千億・何兆という単位で記憶して、「質問された言葉」に対応する形で、統計的に最も正解っぽく見える、確率の高い言葉の組み合わせ、を作っているに過ぎません。

「みんなが納得する答え」を出してくれるのは、「統計的に最も正解っぽく見える確率が高い」からです。

もちろん正解も出しますが、〈正解っぽく見える答え〉を自動的に出してしまうシステムだということです。

これを「ハルシネーション(誤情報生成)」と言います。

次は、答えの出し方についてです。

その〈出し方(答え方)〉が見事です。

相手が喜ぶような答え方も計算しています。

同じチャットの中で対話を重ねたり、同じアカウントを使い続けたりすると、生成AIは利用者の情報を学習・記憶して、〈相手に合わせる能力〉を持ちます。

これを「パーソナライズ」と言います。

また、生成AIは、開発の段階で人間に高評価をもらえるように訓練されているので、〈ユーザーに嫌われない・喜ばせる〉という方針で答えを出します。

これを「シコファンシー」と言います。

日本語だと「お世辞」や「忖度」です。

これも生成AIが利用者の情報を学習・記憶して行くので、ユーザーに合わせた〈相手を喜ばせる答え方〉ができるわけです。

したがって、文章生成AIと対話を重ねれば重ねるほど、まるで人間と対話しているような感覚に陥ることは珍しくありません。

これを「イライザ効果(ELIZA効果)」と言います。

また、「世界中の本やインターネットの知識を全部集めて」という説明は、〈AIは情報を集めている〉という理解につながります。

生成AIはユーザーから質問された瞬間に、最新の情報を探しに行くので、利用すればするほど情報は蓄積されていきます。

これは「RAG(ラグ / 検索拡張生成)」という機能で、AIが外のデータベースやインターネットから最新の情報を検索して、それを元に文章を生成するという仕組み全体のことを指します。

この〈AIは常に情報を集めている〉という理解は、私たちの利用自体がAIの情報に影響することや個人情報を打ち込くことの危険性などへの理解につながります。

以上をまとめます。

「文章生成AI」という言葉をきっかけにして、このような理解に導くことができるわけです。

4.生成AIが作った文章は「第三の文章」

書き手には著作権という権利もありますが、書き手としての社会的な責任もあるのです。

5.「第三の文章」を読む時の構え

6.生成AIを味方につけよう!

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水野 正司

子育て応援クリエイター:「人によし!」「自分によし!」「世の中によし!」の【win-win-win】になる活動を創造しています。

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