講座553 2025年に読んだ本・ベスト10

今年もたくさん本を読みました。出費大!
月に20冊くらいのペースで読んでます。
多分100冊以上読んだと思います。
その中から今年のベスト10冊を紹介します!

第10位『ターラの夢見た家族生活』パボ
この本は大阪大学の三谷はるよ先生にご紹介していただいて買いました。
フランスには「エデュケーター」という子供支援の役職があって、その人と子供の生活を描いたコミックです。
フランスの支援制度に学びたくて読んだのですが、
読み始めた途端に主人公のターラのキャラクターに魅かれました。
そう!こういう子がいいんですよね!
ターラの〈ものの見方・考え方〉を多くの大人に知ってもらいたいです!


第9位『大規模言語モデルは新たな知能か』岡野原 大輔
なんと言っても今年は〈AI〉の年でした。
ほぼ毎日使っています。
進化も激しかったですね。
超便利になりました。
学校の先生方の中には「AIの答えは正しいとは限らないから騙されるな」みたいな言説があるようですが、
そんなことを言ってる場合ではないと思います。
使いこなす学力がなければ間違いなく格差が生まれます。
〈使いこなす学力〉には、読み書き計算のようなベーシックな学力と
〈新しい要素の学力〉があると思います。
使い「こなす」というのは、その両方の学力を駆使して経験するということだと思います。
AIも子供にとって不可欠な経験になりました。


第8位『教壇上の教師』加藤末吉
今年は明治から昭和初期にかけて存在した「師範学校」について突っ込んで学びました。
お金もかかりました。
ちなみにこの本は15000円でした。
ページをめくると古本臭がしてくるような茶色い紙の本です。
何冊か読みましたが、やっぱり師範学校はすぐれた制度だと思います。


第7位『解決志向ブリーフセラピー』森 俊夫・黒沢 幸子
カウンセラーの吉里恒明先生からご紹介していただいた本です。
今年は「ブリーフセラピー」と「オープンダイアローグ」とか、カウンセリング関係の本もたくさん読みました。
中でもこれは衝撃的でした。
ここから更に「ポジティブデビアンスアプローチ」などにも興味を持ってしまい、
思考の幅がかなり広がった年でした。


第6位『脳はこうして学ぶ』スタニスラス・ドゥアンヌ
私はYouTubeで田方篤志さんのロボマインド・プロジェクトを毎回視聴しているのですが、
今取り上げられているのがこの本です。
赤ちゃんに関する実験も紹介されていて、子育てにも関係します。
簡単に言いますと「意識」とは何かがテーマでしょうか。


第5位『ユマニチュード入門』本田 美和子他
今年は医学書院の本をたくさん読みました。
いい本がいっぱいあったのですが、その中から一つ選んだのがこの本です。
介護に関する本なのですが、帯が凄いですよね。
「魔法?奇跡?いえ技術です。」
介護における身体技能の本です。


第4位『進化心理学から考えるホモサピエンス』アラン・S・ミラー他
一つの分野にハマると、何冊も関係する本を買ってしまいます。
今年は進化心理学にもハマりました。
簡単に言いますと〈オスメスの世界〉です。
人間は「オス」か「メス」かどっちかです。
「男性」か「女性」かは難しい問題ですが、
「オス」か「メス」かはシンプルです。
サブタイトルが「一万年変化しない価値観」です。
読むしかありませんでした。


第3位『ただしさに殺されないために』御田寺圭
今年前半にハマった本です。
あまりにも面白くて、御田寺さんのnote記事「白饅頭日誌」を定期購読しちゃいました。


第2位『死体が教えてくれたこと』上野 正彦
中学2年生の孫に買ってあげた本です。
これを読んだ孫は母親に向かって言ったそうです。
「これ、絶対読んだ方がいいよ!」
ということで、大人が読んでもためになる本です。


第1位『虹とひまわりの娘』本郷 由美子
附属池田小児童殺傷事件で小学校2年生の娘さんを亡くされたお母さんの手記です。
〈我が子をを失う〉というのはこれほどまでに壮絶な出来事なのかと考えさせられました。
そして、それをどのように克服されたのか。
いや、克服な一生出来ないことかも知れません。
本郷さんの生き方に圧倒されました。


同率1位『「ASUKAモデル」の誕生』桐淵 博 ・ 桐田 寿子
この本も、突然我が子を亡くされたお母さんの話です。
そして、このお母さんもその悲しみを〈ある活動〉に変えていきます。
Amazonの解説を抜粋します。
2011年9月29日、駅伝選考会に参加していた小学6年生の桐田明日香さんが突然倒れ、
救命のチャンスを逃したまま帰らぬ人となった。
その原因の一つは、周囲にいた教員が現場で見られたけいれんや“死戦期呼吸”を「呼吸がある」ととらえ、
心肺蘇生やAED(自動体外式除細動器)の使用などの救命処置を行わなかったことだった。
この悲劇を二度と繰り返さないために、遺族と教育委員会、専門家が協力して生み出したのが
「ASUKAモデル」である。
“迷ったらすぐに胸骨圧迫とAED”という明確な指針を示し、
教員だけでなく児童生徒も含め学校全体で命を守る体制をつくりあげた。
AEDを設置しているすべての職場の方々に読んでいただきたい本です。




