講座487 どの子も伸びる《ちょうどいい》叱り方

副題は「適切な叱り方の三原則」と言います。

お世話になっている学芸みらい社から出版させていただきました。

教師向けの本ですが、保護者の皆様にも役立つと思います。

目次は次のようになっております。

序 章:脳は「叱られ方」を記憶する
第1章:不適切な叱り方ワースト10
第2章:適切な叱り方
第3章:配慮を必要とする子への叱り方
第4章:発達障害のマトリックス
第5章:タイプ別「こんな子」への対応法
第6章:荒れたクラスを立て直した教師がつかんだ40の実感

たとえば、第5章の中身は次のようになっています。

(1)タイプ1 できるのに「デキナイ!」「ムリ!」と叫んでしまう子 
(2)タイプ2 イケナイことを知っていてやってしまう子 
(3)タイプ3 すぐに「だって……」と言い訳を始める子 
(4)タイプ4 「そんなの簡単だ!」と馬鹿にする子 
(5)タイプ5 ウソをつく子 
(6)タイプ6 叱るとクレームが来る子 
(7)タイプ7 崩壊学級での叱り方 

私はこれまでに「叱り方」に関する本を2冊出してきました。

1冊目は『集団統率・叱り方の原則』という本です。(2000年)

2冊目は『叱り方大全』です。(2021年)

時代が変わり、新しく書き直さなければならない情報も含まれていましたので、

今回はこの2冊の中身を一新させ、これまでの集大成として(最後のつもりで)書きました。

子育ての世界には「グッド・イナフ・マザー(Good Enough Mother)」という言葉があります。

小児科医であり精神分析医であったD.W.ウィニコットの概念です。

日本語に訳すと「ほどほどに良い母親」という意味です。

過干渉や過保護ではなく、その反対の放置でもなく、ちょうどいい関わり方が親子関係にとって一番いい、という考え方です。

《ちょうどいい》という言葉はここから取りました。

教師に当てはめると「グッド・イナフ・ティーチャー(Good Enough Teacher)」です。

この本は全4巻のシリーズで、「叱り方」はその3巻目です。

4巻すべてを、この《ちょうどいい》という考え方で編集しています。

もし、興味がございましたら他の巻も読んでみてください。

私から若い先生方へのメッセージです。

【第1巻】「一人」と「全員」を両立させる《ちょうどいい》指導法:向山洋一の実践と思想を読み解く32の挑戦!

【第2巻】子供たちの未来を拓く《ちょうどいい》授業:「学びの本質」に迫る!

【第3巻】どの子も伸びる《ちょうどいい》叱り方:「適切な叱り方」の三原則

【第4巻】10代の子供たちに《ちょうどいい》生徒指導:「自主性」と「価値づけ」が中学生に響く!

Amazonにて予約開始!(2024/7/18発売)

投げ銭をする

水野 正司

子育て応援クリエイター:「人によし!」「自分によし!」「世の中によし!」の【win-win-win】になる活動を創造しています。

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です