講座273 地元の「産後ケア事業」を調べた!
地元に「産後ケアホテル」があればいいな!
そう思って地元を調べました。
まあ、わかってはいたのですが行政の残念な部分が見えちゃいました。
でも、調べたおかげで素敵な文章にも出会えました(いずれ紹介させていただきます)。
今回は「産後ケアホテル」の続編です。
2.「ガイドライン」と比べてみる
1.大切なのは「地元」だ!
私が住んでいる市町村は「別海町」なので、
別海町 産後ケア事業
で検索しました。
すぐに出てきました。
予想通りPDFでしたね。
行政って文科省レベルでもPDFにしちゃいますよね(愚痴)。
さあ、読むときのポイントを解説しますよ。
市町村によっては「4か月未満」だったり「1歳未満」だったりするようです。
国の努力義務では「1年」なんですけどね。
母親の中には「首が座ったのでお出かけしたい!」と考える方もいるでしょうからね。
しかし、それよりも重要な問題は次の①と②です。
①家族などからの十分な家事・育児の援助が受けられない方
②産後に心身の不調や育児不安等がある方
※医療行為を必要とするものは除く
これ、どう思いますか?
利用したいと思いますか?
これを見たら行きたくなくなりますよね。
利用者を減らすためにわざとこうしてるんでしょうか?
これだとまるで「問題のある家庭」「産後うつのお母さん」という感じですよね。
自分で自分にそういうレッテルを貼りたくはないですよね。
そうじゃなくて、もっと気楽に利用できる仕組みが必要なんです!
では、お隣の町はどうなんでしょう?
車で30分先の中標津町を調べてみました。
こちらは「1年未満」ですね!いいですね!(PDFですけど)
でもまた出ましたね。
・体調不良や育児・授乳に不安を感じている
・ご家族などからの援助が得られにくい
別海町より表現が柔らかいので「よし」としましょう。
「実家からちょっと離れているから」とか
「育児に疲れて睡眠不足なんです」とか
そういう動機でも「利用してみようかな」となる可能性が少し高まります。
皆さんの住んでいる市町村の「産後ケア事業」はどうですか?
興味があったら調べてみてください。
もし、素敵な市町村があったら教えてくださいね!
2.「ガイドライン」と比べてみる
予想ですけど、多くの市町村で大差はないと思います。
なぜなら、法律が決まって国から「ガイドライン」が示されると、
その下の自治体は「右へ倣え」で、あるいは「手っ取り早いから」、
ほとんどそのまま真似しておろします。
では、厚生労働省のガイドラインを見てみましょう。
①産後に心身の不調又は育児不安等がある者
②その他、特に支援が必要と認められる者
(産後ケア事業ガイドライン 令和2年8月PDF)
やっぱりそっくりですね。
でもどうですか?
微妙に違いませんか?
並べてみますよ。
【別海町】
①家族などからの十分な家事・育児の援助が受けられない方
②産後に心身の不調や育児不安等がある方
※医療行為を必要とするものは除く
【中標津町】
・体調不良や育児・授乳に不安を感じている
・ご家族などからの援助が得られにくい
【厚生労働省】
①産後に心身の不調又は育児不安等がある者
②その他、特に支援が必要と認められる者
(産後ケア事業ガイドライン 令和2年8月PDF)
次回はこのあたりを更に深掘りしていきたいと思います。
(このシリーズをしばらく続けたいと思います)
私の町の文章もちょっと利用しにくいなと感じました。
問題がないと利用すら出来ないということで……やっぱり求めるのは産後ケアホテルの内容なのですよね。
そうそう!
追究は続く!