講座473 「産後ケアGMT」4月実施報告
クラウドファンディングや協賛金などでご支援をいただき「産後ケアGMT」がスタートしました。
4月が終わりますので現在までの実施状況をご報告します。
その前に、この事業についてご存知のない方もいらっしゃると思いますので、簡単にご説明しておきます。
{GMT」とは「地元」のことです。
地元で産後ケア事業を展開しようじゃないか!
そう言って私とアナウンサーの美和さんと助産師の真生さんの三人で取り組み始めたボランティア事業です。
1.きっかけ
「産後ケアホテル」というものが日本に存在することを知ったのは去年の5月のことでした。
調べていくうちに「母子保健法」が改正されていたことを知ります。
簡単に言うと、
各市町村は、出産後一年を経過しない女子及び乳児につき、産後ケア事業を行うよう努めなければならない。
ということなので市町村の「努力義務」です。
さらに実態を調べてみると、B町ではこうです。
①家族などからの十分な家事・育児の援助が受けられない方
②産後に心身の不調や育児不安等がある方
N町ではこうです。
・体調不良や育児・授乳に不安を感じている
・ご家族などからの援助が得られにくい
これだとまるで「問題のある家庭」「産後うつのお母さん」が利用する仕組ですよね。
きっと日本中の市町村が同じ状況なのではないかと思いました。
何しろおおもとの厚生労働省のガイドラインがこうなっているのですから。
①産後に心身の不調又は育児不安等がある者
②その他、特に支援が必要と認められる者
(産後ケア事業ガイドライン 令和2年8月PDF)
しかも多くの自治体が使っているのは「病院」です。
私が理想としていた「産後ホテル」とはイメージが全然ちがっていました。
2.理想は「癒しの空間」
産後ケアホテルと言えば神奈川県の葉山にある「マームガーデン葉山」だと思います。
でも高級です。
私たち三人にこんな施設は造れません。
でも何かしたい。
「自分たちでできること」で、
「自分たちも無理なく楽しめる活動」でなければ実現は難しいだろう。
そう考えて企画したのが、これです。
どうですか?
整体だったら気軽に利用できますよね。
「癒し」になりますよね。
「でも赤ちゃんがいるから…」とためらわれると考え、託児とセットにしました。
3.ご支援をいただく
補助のためのお金をクラウドファンディングと地域の方々からのご協力で集めました。
クラウドファンディングは初めてです。
協賛金のお願いも緊張しましたが、クラウドファンディングも緊張しました。
お願いしたら後には引けないですからね。
でも、たくさんの方々からご支援をいただき、「助け合い」「志」「縁」といった大切な心を強く強く感じることができました。
ネット上でしたご存知のない方、ずっとずっとお会いしていない方、様々な方が突然ポンとご支援を下さる。
それは私の人生の中における貴重な体験でした。
4.「産後ケアGMT」スタート!
託児スタッフとして邦枝さんとゆいさんが参加して下さり事業はスタートしました。
現在までのアンケート結果です。
「とても有り難かった」が100%!回収率も100%です!
メッセージも届いています。
優しい空間でした。整体もとても気持ちよかったです!
お願いがあるとすれば、料金や時間、持ち物などを教えていただけたらありがたいなと思いました。
こんな素敵な企画をありがとうございました♪
大変有難いサービスでとても嬉しいです。
産後の歪んだからだに授乳でカチコチの肩コリにとっても効きました! 側で子供を見ていてくださるので、安心して整体を受けることができました。 ありがとうございました。
中々自分にかける時間がなく、美容室に行きたいなぁ、ゆっくり食事や美味しいものを食べたいなぁと思っても行けないのが現状です。
自分へのご褒美に美容室やカフェなどのサービスも利用出来るようになったら嬉しいなぁと思いました(^^) 子育てのお力になっていただきありがとうございますm(_ _)m
「やってよかった!」と心から思いました。
これも皆様からのご支援のお蔭です。
本当にありがとうございました。
まだまだ活動は続きますが、今月の様子をご報告させていただきました。
水野先生の思いを形にする力が素晴らしいです。私もそんな退職後の自分を想像して毎日頑張ります。
キッカケを作って頂いて感謝です❣️