講座550 言うことを聞かないと腹が立つ理由

講座546「【解説】第一次反抗期」で、お風呂に入りたがらない子について解説しました。

第一次反抗期の中の「心理的抵抗」の解説(なぜ無視や反発をするのか)です。

その後、「3歳の母」さんから「理想はわかっていても現実は難しいものです」というコメントをいただきました。

まったくその通りです。

世の中の多くのお母さん方も同じ意見だと思います。

そこで、講座547「【第一次反抗期】現実は難しい」で、「優しい一貫性」という対応方法を解説しました。

文さんからのコメント。

共感の嵐でした!分かっていても怒りが湧くこと、怒ってしまい、後悔することばかりです。
今日も、お願いしていた手伝いをせず、無断で外出し、おばあちゃんの家に行ってしまった娘に、怒り心頭!でした。
今の家は造りが古く、トイレの直ぐ側に玄関があります。トイレが長くて、心配で見に行ったら、もぬけの殻でした。しかし、時間が経ち、何か閃いたことがあり、私への外出の報告や、お手伝いをすること、みんな忘れてばあちゃん家に行ったんだなと、そう思えました。
出かける時は声をかける、お手伝いがどうしてもできなければ相談する、など、良い対応を伝えつつ、できるようになると応援して信じて発達を待つしかないなぁ、改めてそう感じました。
いつもブログでの発信ありがとうございます。

「分かっていても怒りが湧く」

「怒ってしまい、後悔する」

「3歳の母」さんからの続報。

そんなコメントをした翌日に怒って泣かせてしまいました。
記憶にないなんて言いましたが、泣かせてますね。
最近は少なくなりましたが、2歳になりたてぐらいの時はしょっちゅう泣かせてました。
何かとイライラして、泣かせてやらないと気が済まないという状態でした。
3歳くらいの子が「しつけのつもり」の虐待で亡くなるのはこんな状態がエスカレートして起こるんだろうなと考えてました。
我が家は幸い、近所に子どもと遊んでくれる人がいるので、毎日のように遊びに行ってストレス解消して乗り越えてきました。その遊んでくれる人というのが「優しい一貫性」を実行できる人でいつもすごいなぁと思っています。
日々、反省と感謝の繰り返しです。

「優しい一貫性」を紹介して納得してもらえた翌日の出来事です。

やっぱり現実はそうなのですね。

記事を書いた者として、言葉で伝えることの限界にぶち当たった感じです。

頭ではわかっていても、いざ我が子が言うことを聞かない場面がやって来ると怒ってしまう。

この問題は文字や言葉の範疇を超えた領域の《どうしようもないこと》なのでしょうか。

 目 次
1.「イライラ」スイッチ
2.自然淘汰の仕組み
3.「身体的痛み」と「社会的痛み」
4.ドーパミンの二段階放出モデル
5.報酬系回路
6.子どもを泣かせてしまうリスク
7.子どもを泣かせてしまわない対応
8.まとめ

1.「イライラ」スイッチ

これまでは、《子どもの脳内で何が起こっているのか》ということばかり解説して、《母親の脳内》のことはなおざりにして来たように思います。

今回は《母親の脳内》にもスポットを当ててみます。

子どもが言うことを聞かないとイライラするのはなぜか?

これは、イライラした時点で扁桃体(感情脳)にスイッチが入っているということになります。

そして、叱り方の本でも解説していますが、感情脳と人間脳(前頭前野)は同時に働きません。

ですから、「イライラ」を感じた時点で、理性や共感の働きは抑制されてしまいます。

そこから気持ちを切り替えるのは至難の業です。

第三者が介入したとしても、一度スイッチが入ってしまうと、その気持ちは急には収まらないものです。

これが「イライラ」スイッチの怖いところです。

2.自然淘汰の仕組み

では、どうして子どもが言うことを聞かないと「イライラ」スイッチが入るのでしょうか?

それは次のメカニズムがあるからです。

子どもの反抗や無視は親の脳にとって《脅威》として処理される

扁桃体は《生命の危険》を検知する部位です。

そして、社会的な動物である人間は、《拒絶・侮辱・無視など》といった行動を危険として認識します。

したがってほぼ自動的に(本能的に)、《怒り・不安・焦りなど》の防衛反応を引き起こします。

つまり、私たち人間の脳は、否定された時に、《攻撃された》と認識してしまうようになっているわけです。

では、どうして《否定された=攻撃された》と認識してしまうのでしょう?

理由は二つあります。

まず人類学の視点から説明しましょう。

これは私が作った《ホモサピエンスの歴史》を見るためのスライドです。

茶色い線の下に濃紺の線が入った部分が狩猟採集時代です。

農業革命が起きる前までの18万8000年間が森やサバンナで暮らす狩猟採集の生活でした。

つまり、私たちの脳の歴史の94%は狩猟採集時代なのです。

狩猟採集時代は小集団による移動生活をしていました。

生きるために協力は不可欠です。

集団から拒絶・排除されることは「死」を意味しました。

したがって脳は《物理的な攻撃》も《社会的な否定や拒絶》も生存を脅かす脅威として扱うように進化しました。

今、「進化しました」と書きましたが、その意味は《この仕組みが生存確率を高めるために自然選択で残った》ということです。

つまり、《集団から拒絶・排除されることに敏感な人が生き残った》ということです。

ですから、今、この時代に生きている私たち全員が、その《生き残り》です。

20万年間かけて作られた脳です。

これが自然淘汰(natural selection)の仕組みです。

分かりやすく言いますと、《否定された=攻撃された》と認識する人間が生き残っているということですね。

でも、現在の生活にこの仕組みは合わなくなって来ています。

何しろ狩猟採集時代に便利だった仕組みですかね。

当時は、群れの中での《拒絶》を早く察知して、うまく対応するためのシステムでした。

しかし現代では、SNSや家庭、職場での些細な言葉、子どもの反抗や無視といった《命に関わらない状況》でも昔と同じ神経回路が働いてしまいます。

それが《否定された=攻撃された》という防衛反応です。

しかし、現代の生活では、《否定された=攻撃された》と認識すると、逆によくない状況も生まれます。

ですから、現代においては《これは脳の誤認である》という考え方もあります。

この現実にどう対応するかは、今を生きる私たちのバトンにかかっているというわけです。

3.「身体的痛み」と「社会的痛み」

どうして《否定された=攻撃された》と認識してしまうのか。

二つ目の理由は神経学から説明できます。

拒絶されたり、無視されたり、批判されたときに活動する脳部位は、まず偏桃体が起動スイッチとして働き、次に視床下部でコルチゾールが分泌され、その信号が前帯状皮質と島皮質という部位に送られます。

そしてなんと、このルートは身体的な痛みを感じるときと同じ領域であることがわかっています。出典:Eisenberger & Lieberman,「拒絶は痛みを伴うのか?社会的排除に関するfMRI研究」(2003)

否定された時に《攻撃された》と認識してしまうのは「痛み」を感じるからなのです。

この痛みは怪我をした時などの「身体的痛み」とは別で「社会的痛み」と言われています。

つまり、私たちは、実際に怪我をしていなくても脳の中で《痛みのつらさ》を発生させているわけです。

また、その「社会的痛み」の時には、次のような身体反応も見られます。

  • アドレナリンやノルアドレナリンが分泌され興奮や緊張状態を引き起こす
  • 心拍数上昇または変動低下(心臓がキュッと締まるような感覚)
  • 胃腸運動の抑制(“お腹が痛い”“気持ち悪い”)
  • 皮膚血流の変化(“ゾワッとする”“顔が熱くなる”)

脳が「社会的痛み」を認識すると自律神経を介して本当に身体反応が起こるわけです。

これも20万年間かけて作られた脳のメカニズムです。

私たちの脳は、否定された時に、「身体的痛み」と同じ回路で自分を防衛する仕組みになっているわけです。

4.ドーパミンの二段階放出モデル

この時代まで生き残っている人には《拒絶・侮辱・無視など》といった行動を危険として認識する仕組みが備わっています。

したがって、ほぼ自動的に《イラっ》とします。

子どもの反抗や無視は親の脳にとって《脅威》として処理される

このことを人類学と神経学の知見から説明しました。

実はここまでは《イラっ》だけの仕組みです。

この後、脳は次の行動に出ます。

それは《脅威を打ち消す》という行動です。

「イライラ」スイッチが入った後の動きですね。

脳は《この不快をどうやって解消できるか》を模索し始めます。

これは《なんとかしたい!》という感情ですよね。

この《なんとかしたい!》という感情は《目標に向かう意欲》です。

この《目標に向かう意欲》はドーパミンという神経伝達物質の働きによります。

この時、脳の中では腹側被蓋野から側坐核へドーパミンが放出されています。

すると、不安や混乱を解消するための行動エネルギーが湧き出て来て、この場合だと、《声を荒げる》《説得する》《威圧する》などという状況を取り戻そうとする行動を始めるわけです。

でも、この図をよく見てください。

ドーパミンがもう一度放出されていますよね。

この二度目の放出は《子どもが泣いた時》や《従わせることが出来た時》に出るドーパミンです。

「3歳の母」さんのコメントに「泣かせてやらないと気が済まないという状態でした」とありました。

この「泣かせた時」に二度目のドーパミンが出ます。

一度目のドーパミンは《なんとかしたい!》という意欲でしたが、二度目のドーパミンは《泣かせてやったぜ!》という快・安心・優越感を感じさせる働きをします。

それが前頭前野に伝わって、一時的であれ《状況を取り戻した》という“支配による安心”が報酬として感じられるのです。

これが「ドーパミンの二段階放出モデル」です。参考:ガブリエル・ヘイマンら「行動強化における異なるドーパミン投射集団の相乗効果」(2019)

このことによって前頭前野はようやく落ち着きを取り戻し、平常運転を始めます。

つまり、人間脳にスイッチが戻ります。

泣かせてしまったことを後悔するのはこの瞬間です。

5.報酬系回路

ここで大事なことがあります。

泣かせてやらないと気が済まないという状態でした

《泣かせてしまう仕組み》については解説した通りですが、《泣かせてやらないと気が済まない》という状態になる仕組みについてはまだ解説していません。

このドーパミンという神経伝達物質は別名「快楽ホルモン」とも呼ばれる通り、依存性があります。

アルコール、薬物、ギャンブル、ゲームなどが依存症を引き起こすのもドーパミンのせいです。

一時的であれ、子どもを泣かせたことで脳は《支配による安心》を学習してしまい、その次も同じ行動をとろうとします(報酬系回路)。

ですから、《泣かせてやらないと気が済まない》という状態になるわけです。

これが、扁桃体・VTA・側坐核・前頭前野が連結した強化学習経路です。

そして、この現象は《しつけ》や《人格》などの問題ではなく、人間の脳に備わってしまった自己防衛のシステムなのです。

以前にも書きましたが、近代民主主義国家では核家族が一般的となり、子育てのストレスは母親一人に重くのしかかるようになってしまいました。

この現状を改善する社会システムはまだ成熟していません。

しかも、脳は昔のままです。

現在は、人類20万年の歴史の中で、子育てをする母親にとって最も過酷な時代だと思います。

家電製品の発明だけでは対応し切れないのです。

6.子どもを泣かせてしまうリスク

しかし、親の言うことを聞かないからと言って、我が子を泣かせてしまうのは忍びないものです。

子どもの発達にも影響する可能性があります。

泣かせてしまう子育てのリスクをまとめました。

(1)ストレス神経系の過剰活性化

怒鳴られたり、力で抑えられたりする経験は、子どもの《恐怖条件づけ回路》を強化します。

結果、親の表情や声色、足音などに対しても《脅威》として反応しやすくなります。

この経験が繰り返さることで、コルチゾール(ストレスホルモン)の分泌が増加し、海馬の萎縮や扁桃体の肥大などを招くことも報告されています。参考:Gunnar & Quevedo「ストレスと発達の神経生物学」(2007)

(2)安全基地の喪失

泣かせて従わせる関わりは《親は自分の感情を理解してくれない》という関係の不安定性化をもたらします。

この状態が続くと、 不安型(C型)または無秩序型(D型)の愛着行動が出やすくなります。

つまり、講座548で解説した「(広)愛着障害」です。

母親が、気分次第で《ある時は怒鳴り、ある時は優しい》という行動を繰り返すと、C型(アンビエント型)の愛着が形成されると言われています。

親の対応が予測できないために、不安や怒りをコントロールできず、《癇癪》や《試し行動》を多く取るのが特徴です。

また、分離に対して非常に敏感で、親が離れると強く泣いたり取り乱するなど不安の程度が強いです。

怒鳴られたり泣かされたりする経験を通じて、《怒られるから従う》という外発的コントロールの学習が強化されます。

これはよくあることですね。

(4)相互ストレスの連鎖

泣かせることで一時的に親の不安(扁桃体の興奮)は鎮まりますが、これは《支配による安心》ですので、「怒らないと通じないのか…」とか、「自分はダメな親だ…」などと感じやすくなります。

また、この行動は、子ども側の恐怖学習と親側の怒り依存が同時に強化される悪循環なので、長期にわたると親子で疲弊します。

7.子どもを泣かせてしまわない対応

じゃあどうすればいいの? ということですよね。

解決策はあるのでしょうか?

あります。

だって《泣かせてしまわない対応》が出来る人がいるからです。

その人の脳の中はどうなっているのかを知ることで、同じ対応をとることが出来るはずです。

そのためには基礎知識が必要ですが、その基礎知識はこの講座で既に解説しました。

あとは復習をするだけです。

子どもが言うことを聞かないと「イライラ」スイッチがONになり、もうそこから先は自動的に《痛み》への対処メカニズムが起動し始めました。

それは《勝つ(泣かす)まで》続きます。

しかも、その回路には依存性までありました。

ということは、この「イライラ」スイッチをONにしなければいいということです。

つまり、子どもが目の前で言うことを聞かない状態になってもイライラしないことです。

そんなことはできるでしょうか?

私たちの「イライラ」スイッチというのは非常に繊細に反応します。

相手が《不快な顔》や《軽蔑的な表情》をチラッと見ただけで扁桃体が即座にスイッチをONにします。

脅威から自分を守る本能の仕組みです。

つまり、《ONにしない》というのは極めて難しいことなのです。

では、なぜ、同じような行動を見ても《ONにならない人》がいるのでしょうか?

個々の解答はその人に聞いてみなければわかりませんが、《ONにしない方法》は脳科学で明らかになっています。

その方法は「予測符号化理論」で説明されます。

私たちの脳は、常に過去の経験に基づいて外界の状況変化を予測しています。

「言えば動くはず」

「もうこのくらいの年齢なら理解できる」

「昨日はできたから今日もできる」

というのが予測です。

そして、人間の脳は、この予測と異なった状況に出会った時にそれを「予測違反」と捉えて、扁桃体が《=脅威》と誤認し、闘争反応を起こします。

「イラっ」となるのはこの「予測違反」が生じた時です。

逆に言うと、「イラっ」とならない人の脳では、この「予測違反」が生じていないということになります。

つまり、

「言っても動かないかも知れないな」

「この年齢でも理解できないかも知れない」

「昨日出来たから今日も出来るとは限らない」

そういうような予測を持っていれば「予測違反」は生じないということです。

どうですか?

納得できましたか?

理論的にはそうかも知れないけど、実際にやるのはムリだと思った方もいるでしょう。

でも、この理論の大事なところは次のことです。

100%予測出来なかったとしても、自分の予測と子どもの反応の「予測誤差」を最小化することで、自己の内部モデルを常に更新しながら学習し、精度を高めることが出来る。

「イラっ」とならない人も最初から「イラっ」としない人だったわけではありません。

きっと初めは「イラっ」としていたと思います(かくいう私がそうでした)。

しかし、何度かの経験を通して「予測誤差」を最小化することが出来始め、そのうちの自分の中で《予測モデル》を持てるようになりました。

そうなったらほとんど「イラっ」とすることはなくなりました。

私は34年間の教職経験がありますが、中堅と言われる頃にはほとんど叱ることがなくなりました。

「ほとんど」というのは《叱るのは年に一回くらい》という感じです。

子どもに無視されたからといって《なめられている!》とは思いませんし、《教師の立場が脅かされた》とか《尊厳が揺らぐ》などとは考えません。

《そういうものだ》と思っているので「予測違反」が起きないのです。

この「予測違反」を作らないコツはすでに明らかにされています。出典:Friston「自由エネルギー原理は脳の統一理論となりうるか?」(2010)

予測モデルをたくさん作る

「今この子は別のことに集中しているかも」

「前はできたけど、今日は疲れているだけかも」

「理解しているけど、気持ちがついていかないのかも」

このように《予測》をいくつか持っておくのがコツです。

もう一つ別な方法もあります。

予測の共有化

子どもと一緒に予測しちゃう方法です。

「お母さん、これから『お風呂だよー』って言うけど、そしたら、Aちゃんはどうなると思う?」

そんな風に子どもに予測させちゃいます。

これがうまく行くと、親子ともに予測誤差が最小化され、葛藤が減ります。

その他にも《イラっ》をONにさせない工夫はいくつかあります。

・日常のお風呂の流れや就寝の順序を視覚化する。

・「ブロック頑張ってるね!」(観察)→「まだ遊びたいんだね」(共感)→「この車片づけたらお風呂に行こうか」(提案)の3ステップで声をかける

・「一緒にお湯を出そう!」「温度チェック係お願いね!」などの共同行動を促す

・「お風呂に行く前に、車のおもちゃを片づける?それともお風呂の中に持っていく?」と選択肢を提示する

・「今日はお風呂でブロックしようか!」と非日常の提案をする

私はよくこの最後の方法を使いました。

子どもは「エッ!そんなことしていいの?」となるような提案です。

子どもの目がキラッとなります。

私自身も楽しくなります。

これは「双方向性(楽しそうに子育てする)」ですね。

8.まとめ

子どもが言うことを聞かないと腹が立つのは人類に備わっている脳のメカニズムです。

しかし、その仕組みを知っていなければ繰り返してしまいます。

繰り返すのも脳の仕組みです。

また、繰り返すことによって子どもの発達に影響を及ぼす可能性もあります。

しかし、その連鎖を止める方法はあります。

偏桃体は「マッチ」のようなものです。

嫌な状況に対してすぐに発火します。

ですから「イライラ」のスイッチをONにしないことが第一です。

そのためには予測のモデルをたくさん作ることです。

予測を子供と共有することも有効です。

また、できれば一緒に子育てを楽しめるようになれたらいいですね。

その余裕を世のお母さん方が持てる世の中にすることが私の目標です。

水野 正司

子育て応援クリエイター:「人によし!」「自分によし!」「世の中によし!」の【win-win-win】になる活動を創造しています。

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2件のフィードバック

  1. 畠山 文 より:

    面白く読ませてもらいました。暴力は依存性があるということは知っていましたが、改めてその仕組みを知ることができて良かったです。今度イライラしたら、自分の頭の中の実況中継をしてみようかなと思いました。

    心理的には、人は人と繋がりたい生き物で、怒りは必ず人との繋がりを切ってしまうため、それで嫌な感情をもたらすと。なので、短気は損気なんて自分に言い聞かせていましたが、ドーパミンが出ちゃうとならば、抗うのも大変だなと思いました。

    • 水野 正司 より:

      ライラしたら実況中継。
      いいかも知れませんね。
      声に出して言うことで自分の興奮も収まるかも。

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