講座509 『みんなの子育てスキル』感想集➂

産前産後専門 理学療法士 今渕孝平さん

僕は男性なのでパパ目線で読んだ感想をお伝えしたいと思います!

まず率直な感想としてこの本を全ての男性・パパに読んでほしいと思いました!

特にはじめてパパになる方になるべく早いうちに読んでほしいです!

男性の育児参加は一昔前に比べて上昇傾向にあるといわれますが、育児や赤ちゃんとの関わり方をパパが学ぶ機会はほとんどありません。

僕自身、一人目の時はオムツ替えや抱っこの仕方さえ分からずに一から十まで妻に教わりました。

僕は幸運な部類で(妻が助産師なので)育児や赤ちゃんの発達などを全て教えてもらえましたがそれでも苦しい事は多かったです。

他のパパはどうやって情報を得て生活しているのだろう…と思います。

あまりフォーカスされませんが産後の男性には男性の苦しさがあると思います。

もちろん実際に妊娠生活を経て出産をする女性の方が大変であるのは間違いありません。

しかし、急に大きく変わった生活や環境、大切な妻の心身の変化、忙しい仕事、誰にも相談できない状況…

わけもわからない状況で急に「パパ」になり慣れない状況を受け止め続けなければいけない辛さは男性にもあると思います。

女性も同じですが男性も「はじめて」パパになるのですから不安なことだらけです(一般的に女性よりも心の準備期間が少ないのでより適応し難いかもしれません。男性は弱い生き物ですし…笑)

実際、男性の産後うつも社会問題になりつつあります。

そんな右も左もわからない中、この本を読んだ男性は赤ちゃんとの関わり方・育児の土台が出来て大きな安心に繋がると思います。

特に泣いている赤ちゃんに何をすればいいかわからない男性は多いと思うので、

なぜ赤ちゃんが泣いているのか? 泣いている時に何を考えてどう行動すればよいのか? という情報は

現場(赤ちゃんが泣き止まない状況)で本当に有意義だと思いました。選択肢があることは心の余裕にも繋がります。

また、背中スイッチは有名ですが「おなかスイッチ」ははじめて聞く情報でした。実感としてもとても納得できます。

一般的に男性は論理的に物事を捉える傾向があるので、根拠や研究結果を示してくれるこの本は腑に落ちやすいとも思います。

僕は家庭ではまず何より「ママが元気でいること」が一番大切だと考えています。

そのためには痛みのない健康な心身を作ること。自分自身をみつめて気付き、整えることが最優先事項だと思って活動してきました。

しかし、この本を読んでパパの悩みや苦しさに注目することも大事なのではないかと改めて感じました。それも早い時期に。

大きく変化した環境と赤ちゃんとの生活で苦しんでいるパパ達がいるならまずこの本を薦めたいです。

きっとパパの心身の健康に役立つと思います。

いただいた本はママだけでなくパパ達にも積極的に渡ししていきたいです。きっと心が軽くなると思います。

素晴らしい本をいただきありがとうございました。

簡単ではありますが感想とさせていただきます。

また他の方から感想を聞く事が出来たら連絡させていただきます。

■今渕さん、感想ありがとうございます。
この本で言いたかったことをズバリ指摘していただき、感激しました。
「ママが元気でいること」
本当にこれが一番だと思います。
男性は《そのために何ができるか》を考える。
これに尽きます。
いただいた感想の中に「なるべく早いうちに読んでほしい」が2箇所書いてありました。
そうなんです。
その究極が「中高生」でした。
でも、中高生を過ぎた方々にも読んでいただきたいです!「みんなの子育てスキル」ですから!

今渕さんは来年春に横浜で助産院を開業されるそうです。ご主人が理学療法士の助産院だなんて日本初!?

竹下 諒さん(男性)

泣く理由について、僕は少し4つくらいしか出てきませんでしたが、本書では15個紹介されています。

しかし、それらを暗記するだけではなく、「実践」や「理解」に繋げることが大切だと伝えられています。

まずは、まさに子育てに向き合おうとするパパママや、将来子育てがしたいと願う若者たちが「実践」できること。

はじめは誰でも子育て一年生。目の前でなく赤ちゃんに、泣くものだと分かっていても、つい慌ててしまうかもしれません。

でも、あらかじめ学んでおけば、動揺しにくくなったり、理由を考えながら少し冷静になれたり、いくつか対処を考えることができる。

もう一つは学びによって、パパママ以外の周りによる「理解」を育むこと。

赤ちゃんが大声で泣く理由や、そもそも赤ちゃん自体に想いを馳せることで、あたたかい眼差しを向けることができる。

終始、Q&A方式で進んでいく本書は、楽しい授業を聴いているように、するすると読むことができる。

問いかけによって、赤ちゃんを想像する癖づけも自然に促されていく。

「子育て」を学ぶにあたって、優しくてあたたかい入門書です。

■竹下さん、感想ありがとうございます。
竹下さんは、神奈川県で唯一の過疎地域と言われる「真鶴」で地域活性化活動をされていらっしゃる方だとお聞きしております。
私も地域活性化に興味がありますので、近々zoomで初めてお会いする予定です。楽しみです。
「将来子育てがしたいと願う若者たち」
大切にしたいですね。そして、幸せになって欲しいですね。
今後ともよろしくお願いします。

せっかくですので、私が竹下さんにオススメした本を紹介させていただきます。

徳島県上勝町『そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生』

鹿児島県鹿屋市柳谷集落『奇跡の集落やねだんを取材した日々』

徳島県海部町(現海陽町) 『生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由(わけ)がある』

こちらかダウンロードできます。→『みんなの子育てスキル』フライヤー

『未来のために知っておきたい みんなの子育てスキル』水野正司著・間宮彩智イラスト(マイクロマガジン)

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水野 正司

子育て応援クリエイター:「人によし!」「自分によし!」「世の中によし!」の【win-win-win】になる活動を創造しています。

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