講座481 足育・ファーストシューズはどう選ぶ?

新学期がスタートして第二週ですね。

一年生はどんな風に過ごしているでしょうか。

最近の子供たちは背筋を伸ばしてシャンと腰かけていられないという話を聞いたことはありませんか?

これは体幹が鍛えられていないためかも知れません。

乳児期に「ずりバイ」や「ハイハイ」を十分に経験せずに「つかまり立ち」をしてしまったのかも知れませんね。

子供の発達には《順序》というものがあるのですが、この《順序》って本当に大事です。

あるお母さんは、こんな解説をしてくれました。

ズリバイ・ハイハイをしなかった子はその前に腹筋の獲得ができてなくて、
腹筋の獲得するには足舐め(フットリガード)が必要で、
フットリガードする為には足の神経を育てる必要があって、
神経を育てるためには腸を育てる必要があって、
腸を育てるためにはお口を育てる必要があって、
お口を育てためには胎児姿勢が重要で…などなど、
本当に赤ちゃん期の過ごし方って大切なんだけど、
そんなこと言ったって小学生になっちゃったんだからもうどうしようも無い…ということもなくて、
発達を抜かしたのならリカバリーをすればいい事なので、
そのリカバリー方法をもっと発信していけたらなぁ。

子育てにおいて《順序》は大切です。

でも、みんながみんな順序よく育てることができるわけではありません。

失敗だってありますし、

「もっと早く知りたかったー!」ってことだってありますよね。

そんな時は「リカバリー」です。

取り戻すことに挑戦しましょう。

リカバリー。いい言葉ですね。

 目 次
1.「足育」の読み方は?
2.「足育」の基本
3.ファーストシューズの選び方
4.踵(かかと)は「靴の命」
5.土踏まずを作るための4つのポイント

1.「足育」の読み方は?

「足育」ってご存知ですか?

そもそも、これ、なんて読むか知ってますか?

「あしいく?」

「そくいく?」

これ、両方あって、「足育先生」として活躍されている山田宏大先生は「あしいく」と言ってます。

その一方で、シューズメーカーの「アキレス」は足育研究会を立ち上げて「そくいく」と言ってます。

私は今まで「あしいく」って読んでいたので「あしいく」ですね。

2.「足育」の基本

①0歳から始められる。
②3~6歳が足の基礎が出来上がる重要時期
③10歳頃までは足骨格全体のバランスが崩れやすくデリケートな時期

出典:【足育先生が教える】足育とは?6歳までに生涯健康な体を育もう

3~6歳が重要時期。

10歳までは気をつける時期ということですね。

3.ファーストシューズの選び方

その、「足育先生」こと山田宏大先生の勉強会に参加されたお母さんが、「ファーストシューズ」の選び方を勉強されて来たそうです。

有料情報ですから、チョットだけ紹介させていただきますね。

①日本は世界一床に座る時間が多い。割り座、横座りになりやすい。

②日本の赤ちゃんは足が柔らかい子が多い。柔らかい足に柔らかい靴を履くと…。

③固定性が高い靴がオススメ。

④かかとが固定できる靴とは、かかとが硬く細いもの。

⑤日本は脱ぎ履きしやすい靴が人気なので、履き口が広くかかとが柔らかいものが店頭に並ぶ。

⑥日本の靴はゆるゆるなのに、さらにマジックテープできつく締めないと、靴の中で足が前滑りするので、指が曲がってしまう。

⑦1~2歳の頃は深い靴が良い。かかとが曲がらないようにするため。

⑧3歳位から運動量が増えてくるため、足首が曲がってるなどの問題がない場合はローカットにして足が自由に動ける状態にした方が良い。

⑨ヨーロッパではファーストシューズから紐靴。

こうして読むと、日本って独特なんですね。

そもそも日本人が靴をはき始めたのは最近のことですからね。

果たして日本の子供靴は、日本の子供向けに作られているのか?

そこからして考えないといけませんね。

4.踵(かかと)は「靴の命」

先ほどのお母さんからの続編です。

⑩子供靴は半年以上もたないように出来ている。はき口が開いてくる。開かないように靴べらを使うと良い。

⑪靴の命が入っていない靴(踵に骨が入っていない靴)は踵がぐにゃぐにゃ。はき口が広がりやすい。

⑫3歳になると足の脂肪がとれてくる。→足首の曲がりがなければローカット靴で足首に多様な動きを経験させる(スポーツは2種類以上させると良い。)

⑬5・6歳で運動神経がほぼ決まってしまう(スキャモンの発育曲線)

⑭日本の靴は幅が広く、横ずれするので歩くのが嫌いになる子が多い。

⑮お下がりはダメ。前の子の足の歪みをもらってしまう。

⑯幼稚園、保育園時期が足の土台を作る上で一番重要な時期→土踏まずが形成される時期。

⑰足指で地面を蹴り出すことで土踏まずが形成される。

⑱靴のマジックテープをしっかりしめない日本人は靴の中ですり足で歩いている。

⑲ドイツでは子どもを幼稚園、保育園から直帰させず、スポーツクラブや遊び場に寄ってから帰るのがあたりまえのように行われている。

⑳土の上では裸足で走り回る(コンクリートはダメ)

㉑どんぐりを敷き詰めた上で足踏み

いやあ~、勉強になりますね!

私にとっての一番の有力情報はどれだと思いますか?

それは⑲番です。

「幼稚園、保育園から直帰させず」という社会環境です。

保育園・幼稚園側は、遅くまで「預かり」をしなくて済みます。

その分、日中の教育に力を入れられます。

子供たちにとっては、年齢に合わせた多様な経験が出来ます。

しかも、プロですからね。

私は小中学生も同様に、放課後は民間の様々な受け入れ場があるべきだと考えています。

学校の勉強は5時間で十分です。

そうすると、それぞれの職業人たちが「プロの力」を発揮できる社会になるでしょう。

ただ一つ問題なのが施設間の移動です。

幼稚園、保育園から直帰しないとなると、移動はどうなっているのか?

親が送迎するのか?

私は「親の送迎」もなくしたいと思っています。

保護者にとって「送り迎え」は大きな負担になっています。

ここにも社会の仕組みを入れるべきです。

話がそれてしまいましたが、⑲番は興味がありますねえ。

5.土踏まずを作るための4つのポイント

それでは今日のまとめです。

3~6歳が足の基礎が出来上がる重要時期でしたよね。

その「基礎」というのが「土踏まず」です。

[土踏まずを作るための4つのポイント]
①正しい靴の履き方「トントン、ギュー」
②正しい靴を選ぶ
③インソールを1年ごとに変える
④年齢×1km歩く

今日は天気がいいので孫と1kmあるこうかな。

投げ銭をする

水野 正司

子育て応援クリエイター:「人によし!」「自分によし!」「世の中によし!」の【win-win-win】になる活動を創造しています。

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