講座248 育児日記(第1週)
今回は「育児日記」について考えてみました。
男性必見です!
これは今月生まれた「あつくん」の育児日記です。
3月9日生まれ!サンキュー!の日ですね。感謝の心を持った子ですね。
手帳の項目を見てみましょう。
ちょっと見づらいですが左から、
「時刻」「睡眠」「おしっこ」「うんち」「授乳・離乳食など」となっています。
全部を埋める必要はないでしょう。
気楽に続ける。
書ける日にあとから思い出して書くのもいいと思います。
でも、これが後から役に立つことは多いはずです。
無料の手帳もあるようですが、ネットでも様々な手帳が売られています。
一般的な項目は次のようになっています。
・授乳(ミルク)回数
・ウンチの回数・時間
・睡眠時間
・機嫌
・体温
・症状
・予防接種の記録
・はじめての○○
あつくんの日記を見ても「授乳」が目を引きますね。
生まれたのが午前1時40分で、最初の授乳が午前4時です。
がんばって出産したばかりですが2時間後には授乳しているんですね。
その後も、
9時、10時、11時、12時、15時、16時、18時、19時、20時、22時と、
生まれた日(0日目)に11回も授乳をしています。
お母さんはゆっくり眠る時間がないのですね。
お父さんになる人は必読ですね。
最初の一週間を見ても、いろんな情報が詰まっています。
1日目の午後。3回に分けてうんち。
綿棒でくりくりして硬いうんちが出て来る。
2日目。体重減りが大きいのでミルク追加。
オシッコが出ない。
2日目と3日目が逆だったのかな?
ミルクが3回に授乳が11回で計14回。大変ですね。ずうっと1~2時間おきです。
オシッコが少ないのもひと目で分かります。
3日目。相変わらずオシッコが少ない。
黄疸数値が高いため血液検査。
【黄疸(おうだん)】
血液中のビリルビンが沈着して体が黄色くなる症状。
生後2~3日後に出現。顔や白目の部分が黄色くなる。通常の赤ちゃんに見られる。
進行にともない胸、腹、もも、足と広がる。
足の裏まで黄色くなった場合は病的進行なので治療が必要。
生まれたばかりの赤ちゃんは、出生と同時に口呼吸を始めます。
初めての口呼吸によって、初めての新しい赤血球が使われます。
この時、胎児の時に使用していた古い赤血球が壊され一時的にビリルビンが増加するそうです。
大人は過剰なビリルビンは便として排泄しますが、
生れて間もない赤ちゃんは消化器系が未熟なためビリルビンの排泄が追い付かず、黄疸になりやすいというわけです。
言わば、がんばって口呼吸をやり始めた証拠ですね。
育児日記の事実は「誕生」や「命の大切さ」という現実を私たちに示してくれています。
私自身、こんなにじっくりと育児日記を読んだのは初めてです。
また機会があれば紹介させていただきたいと思いました。
出産してからの入院は、眠れなかった辛かった思い出が色濃く残っています。
もちろん我が子は可愛いのですが、初産の時は理想と現実の違いにショックを受けました。
世のお母さんたちは、こんなに大変なのかと思いました。
入院生活はこのようになりますよという心づもりがあるかないかでも随分違うなと思いました。
そうですよね。キツイですよね。
それを一番リアルに表現できるのがこの育児日記だと痛感しました。
世の旦那さんたちにも知ってもらわなきゃ。