『義男の空』(コミック)
「子どもの魔術師」と呼ばれる小児神経外科医のドキュメンタリーです。
治療適応外(もう助からない!)と言われた子どもに対して、
不可能と言われても子どもは生きたがっている!
そこに賭けて手術を請け負う。
そして、不可能を可能にしてしまう。
そんなブラックジャックのような医師が髙橋義男ドクターである。
破天荒という言葉がぴったりくる。
周囲の医師と意見が合わず、病院を追い出されてしまう。
勤めていた病院を去る時に、かつての患者たちが200名近くが集まり、
「頑張れ義男!」激励の横断幕を掲げたという。
年間350件近い手術を施し、
様々な難病の子どもたちを救って来たドクター高橋。
その高橋先生の「生い立ち」と「医療現場」とを並行させたドキュメント。
一年に一巻ずつ出版されて来たコミックが全12巻で完結した。
『致知』2020年10月号で高橋ドクターはインタビューに応じている。
まだ僕を必要としている人がいる限り、子どもたちの未来を拓く手伝いをしていきたいですね。
私は第1巻から読んで、読み終わった本を地元の病院に寄付しています。