正しい叱り方 本の紹介

祝・発刊『叱り方大全・怒らずに済む正しい叱り方』

投稿日:2021年6月15日 更新日:

Amazon から新しい本を出版いたしました!

今回はこの本の簡単な紹介と私の過去について書きます!(^^)/

 目 次
1.20年前の叱り方
2.年に何回叱るか
3.新著『叱り方大全』について

実は私は2000年3月に『集団統率・叱り方の原則』という本を出しています。

調子に乗っていた30代の時です。

この本で「叱り方の原則」は5つだと書いたんです。

(1)集団の秩序を優先する
(2)集団の中で叱る
(3)短くあっという間に叱り終わる
(4)理由は問わず、行動を問題にする
(5)問題が起きるのが普通、できなくて当たり前と思う

結構売れたんです。12回くらい再販されました。

当時は精神科医のドクターにも推薦されて調子に乗っていました。

でも、20年前の本です。

時代は変わってしまいました。

今思えば「これはダメ」という部分があります。

そのことについて書きますね。

1.20年前の叱り方

(2)集団の中で叱る

当時はこれがスタンダードでした。

私が教室の前の事務机に座っていて、「A君とBさん来なさい」と一言だけ言うんです。

すると、呼ばれた本人は叱られるをわかっているわけです。

悪い事をしている自覚があるわけです。

教師はそれを無視できませんよね。

無視をしたら、「先生に気づかれなかった」ということで行動がエスカレートしますから。

周りの子も気づいています。

集団の中には、教師より情報を持っている子もいれば、

何があったんだろう?と全く知らなかった子もいます。

集団の前提情報はバラバラなんです。

私はこの「バラバラ」が教育の機会均衡を奪っていると考えていました。

だから敢えて、みんなの前で叱っていました。

呼ばれたA君は神妙な顔つきです。

にぎやかだった教室のシーンとなります。

私「何があったのか言ってごらん」

A君は泣きそうな声で言います。

「Bさんを叩いて泣かせました」

私「Bさん本当ですか?」

Bさんは、コクンとうなずきます。

私「他ににありりませんか?」

他に訴えはなかったので、謝罪に移ります。

私「Bさんに謝りなさい」

A君「ごめんなさい」

私「いいですか?Bさん」(うなずく)

私「Bさんにもダメだった所はなかったかな?」

一応聞きます。

すると、「私もバカっていたのゴメンナサイ」と出て来ます。

今度はA君が「いいよ」と言います。

最後に私が決裁します。

「でも女の子を叩いて泣かせたのはA君の方がよくない」

「A君はもう一回分Bさんに謝りなさい」

A君がもう一回謝って、本件終了の宣言を私が出して終わりです。

多分、5分もかかっていないと思います。

周りの子はその一部始終を見ているわけですから学習します。

「暴力を奮ったら1回余計に謝るのか」とか、

「ああいう風にすれば怒られずに済むのか」とか、

明確にわかるので、嘘で誤魔化そうとする子が減ります。

毎回同じですから「叱られ方」も学習するわけです。

これが私の「集団の中で叱る」という型でした。

しかし、今だったら別な方法を使うと思います。

クレームが来る可能性が高いからです。

「みんなの見ている前で叱るなんてヒドイ!」

そう考える保護者の方がいるのではないでしょうか?

そこが20年前とは違うところだと思うのです。

でも、個別個別で指導していたのでは「モグラ叩き」になります。

学習する機会が減るので、問題行動の数が減りません。

そこをどうするかですね。

きっとうまい方法はあると思うのですが、それはまた別な機会に書きます。

2.年に何回叱るか

先日、私の師匠である向山洋一先生のお話を聴く機会があったのですが、

向山先生は「叱るなんていらない」と何度もおっしゃっていました。

数年前からおっしゃっていましたね。

「叱ったとしても一年に1回くらいだな。1回もない年もある」

私も40代、50代はそんな感じでした。

ないんです。叱ることが。

必要がないんです。

多分、普段の授業がうまくいっていれば、叱る必要はなくなるんじゃないかなと思います。

でも、さっきの本を書いていた時は年に100回以上は叱っていました。

毎日がトラブルの連続でしたから…。

でもこの叱り方を果たして「叱る」というのかという問題もあります。

これ、全然「叱る」じゃないでしょ!

そういう捉え方もありますよね。

ベテランの域になれば、「子どもを叱る」という意識を必要としなくなるような気もします。

3.新著『叱り方大全』について

そんな私が20年ぶりに「叱り方」について書きました。

ここ数年、育児書の分野で「叱り方」について書かれた本が結構あります。

それらはほとんど読みました。でも物足りないんです。

ですから心理学や脳科学の論文にも当たって、自分の経験から納得のいく情報とだけ重ね合わせました。

そういう作業がこの20年間の中心でした。

その結果、「叱り方の原則」は大幅改定することになりました。

大幅どころか、まったく別物になりました。

前回のは「原則」とは言えないということが判明しました。

「大全」とあるようにすべてを網羅できるように書きました。

学校の先生だけでなく、育児書として力を入れました。

どうしてかというと、小学校1年生の段階ではもう遅いんです。

1年生を担任したことがある先生ならわかると思いますが、

もうその時点では、「叱られて育った子」と「叱られずに育った子」に分かれています。

そして、手がかかるのは「叱られて育った子」の方なんです。

勉強でつまずいたり、集団生活でつまずいたり、いろんなリスクを背負って入学します。

ですから学校の先生方としては、その前に、なんとかして欲しかったというのが本音でしょう。

私はその気持ちがわかるので、退職したら「その前の教育」に力を注ぎたいと思いました。

それで「子育て」に関する活動をしているわけです。

幼児期「黄金の5年間」をどう過ごすか

ここが、その子の人生を決定づける重要な期間です。

0歳の赤ちゃんを叱る親はいないと思います。

ですから、1、2,3,4、5歳。

この5年間ですね。

叱られることがあるはずです。

その時に「正しい叱り方」をしていれば、脳は健康に発達します。

動物脳を刺激しない
人間脳に働きかける

これが今回の新しい「叱り方の原則」です。

幼児期から思春期までの叱り方について書きました。

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