『子供靴はこんなに怖い』
副題:0~12歳 おかあさんの靴選び、間違っています!
今回ご紹介する本は、靴ジャーナリスト・大谷知子さんの『子供靴はこんなに怖い』(宙出版社)という本です。3か所折り目が付きました。
大きめの靴が子供の足をダメにする(19ページ)
大きい靴をはくと、歩くたびにつま先が前へ滑って、つま先の爪が靴にぶつかり、爪が横にのびてしまうそうです。(「陥入爪」という病気)
足は生まれてからつくられる(40ページ)
大人の足根骨は7個ですが、歩く前の赤ちゃんは1個、1歳半で4個しかないそうです。これは赤ちゃんの足の骨は軟骨のままで、骨になるには時間がかかるからだそうです。骨のかみ合いが進むのが「4歳~13歳の頃」で、完全に完成するのが18歳とあります。このこともフィットした靴が大切な理由です。
指が、未熟なかかとを助けている(43ページ)
赤ちゃんは、かかとが未熟なまま生まれ、成長するにつれて「かかと」が伸びていく(3歳くらいまでが著しく一年に15~20mm)。そのため、それまでの間は未熟な「かかと」を補うために「指」が歩行を助けるために活躍しているというわけで、これもフィットした子供靴が大切な理由になっています。